Monday, February 25, 2008

海外ブログに学ぶ「ブログの始め方、ブログの書き方」

前回のエントリからの続きです。 

写真をつかったブログの書き方 AMNブロガーMTG

Lifehacking.jpの堀さんの発表では
どのようにブログを始めるといいのか、どのようにブログを書くか
について多くのヒントを得ることができました。

Lifehacking.jp
lifehackingjp.jpg 

講演のスライドが下記に公開されています。
AMN ブロガー勉強会に参加しました (スライド公開)


海外のアルファブロガーに学ぶ

ブログを始めるときに最初に3つのミッションを設定した。
・海外のライフハックをわかりやすく紹介
・自分が実践しているProcutivity Tipsを紹介
・仕事に役立つツールを紹介

裏テーマとして、
能率が10倍上がるではなく人生を10倍楽しくするためのライフハック
を設定

ハックネタがはやっていたが、海外ネタの紹介が少なかったので、まだ機会は十分にあるとスタート時点で考えていた。

3カ年計画でブログをスタート
予定では1年めでRSS登録者が100人いけばと思っていたが
→大成功。月に12万PVくらい

海外ではブログで生活が成り立っている、プロブロガーも存在する
ブログをはじめ、続けていくうえで3つの海外ブログを参考にした

problogger-Blog Tips to Help You Make Money Blogging
problogger.jpg
どういうふうにコンテンツをつくるか?の参考にした

Copywriting tips for online marketing success from Copyblogger
copyblogger.jpg
どのようにプレゼンを行うと良いのかを学んだ

43 Folders
43folders.jpg

ブログを書く姿勢を学んだ

problogger
ブログで生活がなりたっている
どういうふうにコンテンツをつくるか?
  
  Forget Pagerank, Build a Better Blog
  良いブログを作る=大事なのはコンテンツ

日本のブログで多いのは日記的なもの
→しかし情報の付加がないと、元のソースに勝てない
 そのためにつ次の5つを追加
Techingique
みための見やすさ/記事の長さ/効果的なタイトル
Workflow
更新頻度/記事は多すぎないか?少なすぎないか?
アイディアから記事まで/素材としての情報から「記事」として完結するまでの調理方法
Motivation
やる気がなくなってしまったときの脱出プランは?
記事の広がり/自分のブログが扱う話題はどこからどこまで?
記事の種類の多様化/箇条書き、レビュー記事、翻訳、リンク集、Q&A
 記事を書くためのテンプレート
RSS
固定読者づくり/最も忠実な読者層
ブックマーク誘導/購読者を見方につけて集客する

How to Choose a Niche Topic for your Blog
   あなたはそのトピックに興味があるか?
 そのトピックは人気があるか?
 競争はどれだけ激しいか?

copyblogger
どういうふうにプレゼンテーションすればいいか?
コピーライターと同じような技術
同じ内容の主張でも、
他の記事を補完/情報を追加する/自分の考えを示す/反論を加える/レビュー記事にするなど様々な方法が。
ひきのつよいタイトルをつくってみる

43 Folders
サンフランシスコでフリーランスをやっている
グルじゃないけどライフハックが好きな人のブログ

中身がよかれ、悪かれ。
趣味であっても、Go Pro
 趣味だからこそプロ精神で取り組んでみる大切さ
(こちらの詳細は堀さんが下記記事で補足されています)
仕事をするように趣味に生きる、”Go Pro” のマインドセット

まとめ

他人の記事を紹介するときは+αを
自分は専門化ではない。でもその恐れにまけない
最後のGo Proの精神が非常に耳に残りました。
またブログに限らず、何かを始め、続けるにあたっては、
・いつまでに何を達成するか、どこまで到達するかというゴールの設定
・その取組みを続けていくための指針、アドバイザーをみつけること

がひとつのコツかもしれないと感じました。

やりたいことが多いけれど、何ひとつ手についていないという私のような人は、そういったゴールと身近な指針を見つけるとよいのかもしれないですね。いろいろと得るものが多かった勉強会でした。

写真をつかったブログの書き方 : AMNブロガーMTG

先日AMNのブロガーMTGに参加してきました。途中からの参加でしたが、ブログをどのように書いていくか、続けていくかについてのよいヒントとなりました。

2月22日(金)ブロガー勉強会の開催について

私が話をきいたのはみたいもん!のいしたにさんの発表からでした。
[mi]みたいもん!
mitaimon.jpg

ブログと写真とFlickr
いしたにさんからは、写真を使ってどのように効果的にブログを書かれているかの発表でした。

文章だけではまず伝わらない

写真があれば、
・リンクと写真でエントリーの構成はできてしまう
・写真にもパーソナリティはある
・写真があれば思い出すことができる
・なにげに写真を見ることは大事
  
うまい写真とは
「光」「構図」「シャッター」

Eye-fi
自動アップロードが可能となるWi-fi機能付きのSDカードを使用

eyefisdmmc.jpg
家の無線ネットワーク経由でiPhotoとFlickrに自動的にアップされる
(NikonのCoolpix S50Cのように無線LAN機能がなくても、このカードが有れば同様のことができるとのこと。iPhotoとFlickrにアップできるというのはいいですね。)

フォトストレージ
Flickrをずっと使い続けている
 以前は1ヶ月にアップロード2Gの制限があったが、現在は無制限に
26000枚の写真
海外からもユーザーからメッセージがきたりする
anywhere, anytime ブログを更新できる

TypepadだとFlickrに表示をしている画像をコピペで、Typepadのエディタにもってくることができる。
ブログのエディタ上でリサイズもできる

いしたにさんのブログの書き方についての結論
『とにかく楽しく手抜きをしたい』

Flickrはなんとなくめんどくさくて、私は画像は全てiPhotoで管理していたのですが、いしたにさん流のFlickr利用術&ブログ執筆術もちょッと真似してみたいな、と思いました。

続いてはLifehacking.jpの堀さんの発表でした。
海外ブログに学ぶ「ブログの始め方、ブログの書き方」
 

Thursday, February 21, 2008

東京-上海はニューヨーク-LAよりも近い

今日、ウェブで読んだ記事の中で一番頭に残ったのが、この一文。

東京-上海は、ニューヨーク-ロスアンジェルスよりも近い

下記の記事の中で出てきた言葉です。
ハゲタカでも浪花節でもない、 ファンドビジネス第3の道【後編】
diamond.jpg 


現在の日本と中国の関係はこれに非常に似ている。ただ、情報量、スピード、モノ、人の動きが全然違う。しかも、東京-上海は、ニューヨーク-ロスアンジェルスよりも近い。したがって、日本企業の経営者は、上海は国内市場ぐらいに考えて対応していかないといけないだろう。

 上海は国内市場ぐらいに考えないといけない、という言葉がいろいろと考えさせられますね。ミクシィの上海進出がニュースになりましたが、俯瞰して見れば同じアジアですぐお隣の国ということになるわけです。

上記のように、ひとつのモノサシで別のものと対比させるのが面白いなと思い、今なにかと話題の京都と東京の距離を調べてみました。

京都 - 東京が約500キロ。新幹線の営業距離ですので、実際にはもう少し短いかと思います。

シリコンバレーの中心地かは離れますが、シリコンバレーの外れのサンフランシスコからロサンゼルスまでが600キロ弱。

ヤフーがあるシリコンバレーと、マイクロソフトがあるレドモンドが大体どのくらい離れているかというと、サンフランシスコからシアトルまでが約1100キロくらいです。

上海はまだ行ったことがないので、一度行ってみたいですね。以前こんな記事をかきましたが、今年のF1GP、中国での観戦に挑戦してみようかな・・・。

F1日本GP大混雑。中国GPを観戦した方がお得か比較してみました。

Tuesday, February 19, 2008

一年に10回以上会う人はどれだけいますか?ブログを続けていく未来

先日、大学卒業10周年の同窓会にいってきました。

結構みんな変わっていないなと思ったり、お互いそれぞれの道を着々と進んでいるなと思ったり。

そんな中でふと思ったのが、
1年に10回以上会う人がどれくらいいるかな?
ということ。

おそらく同級生で年に10回以上会う人がいる、という人は社会人では稀なほうではないでしょうか。

一月に一度位は会う、というのは中々の頻度です。

さらに10年ぶりに再会する友人も多くいて、私の人生の中であとこれから10回以上会う人もそれほどは多くないのかも、とも感じました。

ですがSNSやブログなどでは、年に何度もその人の動き、生活を確認することができます。私がブログを書き続けていられるのも、そうやって他の方のブログを読まさせて頂いているように、自分からもコミュニケーションを行っていきたいと考えているからなのかもしれません。

あすなろブログは初めてから1年半程ですが、さらにこれを10年間続けたらどうなるか?とも思いました。

アルファブロガーと呼ばれる方でも、長い人でブロガー歴5年くらいですよね。(もっと長い方もいますが)

ブログを10年続けることでどうなっているのか。
それをとても知りたい、そうなった時を見てみたいとふと思いました。

ブログを何のために書くかについては、良くAMNの徳力さんが論じられていますが、自分の日々の気づきを積み重ねていくために、10年後に10年前の自分を振り返ることができるように続けてみたいと思います。 

投資は長く続けることがレバレッジをきかせるための秘訣のひとつのようですが、ブログというツールは、コミュニケーションという観点からも時間軸という観点からも人生にレバレッジをきかせるために使えるツールなのかもしれません。

さらに10年ではなく、何十年と積み重ねられた記憶は、他人との交流もわかる過去を追体験できるタイムマシンのような存在になるような気もします。

そんな先の未来を、ブログを続けいつか振り返ってみたいと思います。

Listening "Timemachine" by TM Network

TMN/final live LAST GROOVE 5.19(DVD) ◆20%OFF!

FPNでの人気記事:Blu-rayとHD-DVDのマーケティングの違いについて

先月、あすなろブログに掲載しFPNにも投稿させて頂いた下記の記事ですが2008年1月に注目されたFPNニュースに選ばれました。

次世代DVDはブルーレイで決定?HD DVDのマーケティング上の失敗 

2008年1月に注目されたFPNニュース
fpn.jpg

次世代ディスクに関する注目度が高かったみたいですね。1位になっているとは思っていませんでした。

同じ記事でもあすなろブログと、FPNで記事への注目が違ったりします。
そこでFPNではてブの多かった記事を調べてみました。(あすなろブログで記事があるものは、あすなろブログのほうを紹介しています。はてブ数はFPNの記事のものです)

第10位
Steve Jobsも参加:今、注目のTwitterはmixiの進化系。

twitterというサービスは独特ですね。SNSと違い、類似サービスで有名になっているものがあまりないような。

第9位
次世代DVDはブルーレイで決定?HD DVDのマーケティング上の失敗
思ったよりも速く結論がでてびっくりしました。ビジネスのスピード感がますます速まっていますね。

第8位
クチコミマーケティングの3つの主な手法。

WOMマーケティングともてはやされましたが、少し落ち着いてきたのかも。 

第7位
少ないリソースでの、シンプルなサービスの作り方:Getting Real日本語版第一版がリリースされました。
Getting Realという、サービスづくりのためのHack&バイブル本。アイディアもシンプルなんですが、英語も平易で本当に読みやすいです。日本語、英語両方読んでみるのもいいと思います。 

第6位
どんな仕事でも、やる気をだすための十訓
ネタとして書いてみましたが、時々仕事のやる気を出すために読み返すのも、いいかもと思いました。

第5位
エクセルを使って無料で10分でウェブデータベースが作れるWagby
誰もが使っている身近なアプリで、ウェブサービスがつくれる。そんな動きがもっとあってもいいかも。

第4位 
車が売れなくなったのは当たり前。
少し強い口調で書いてしまった記事です。最近ではタタやテスラ社など海外での今までとは全く違うアプローチでクルマを開発している会社が気になります。

第3位
自分らしく働くために本当に必要な9つのモノ
他のブログ記事を元ネタにして。30にして迷わずとはなかなかいかないですね。

第2位
任天堂の宮本茂氏による基調講演-もっと予算や時間がほしいと言うと、『それは残念だね』と返される。
あすなろブログで2つにわけて書いた記事をまとめてみました。こんな風にさらりと言えるカッコいい大人になりたいものです。

第1位
僕たちには1000のアイディアはいらない-スティーブ・ジョブス
1位はジョブスでした。
この記事では触れていませんが、Jobsの有名なスピーチ、Stay hungry, Stay foolishの精神を忘れずにいたいです。


 


Saturday, February 16, 2008

産経ニュースの「しょこたん似のメイド」の記事に違和感が

産経ニュースに下記の記事が掲載されています。

【サブカル最前線】しょこたん公認! うわさのギザそっくりメイドを直撃
 syokotan.jpg

 

普通の取材記事ではあるのですが、なんというか私はこれを読んでいてとても違和感を感じました。

しょこたんの記事や、青森の美人議員の記事はともかく、しょこたん似のメイドというネタが産経ニュースの記事として扱うべきなのか、と感じたのです。

それがわるいというわけではありませんが、個人的には、産経ニュースはどんなニュースサイトを目指しているのか、と不思議に思いました。

内容云々ではなく、ブランドマーケティングの観点からの違和感です。

例えば、これがCNNやBBCのサイトであれば掲載されないのではないかと思います。ブログヘラルドだと載る可能性は少しあるかもしれないですね。サイゾーやスポーツ新聞のサイトであれば、メディアコンセプトともぶれてはいないと思うのですが。

産経ニュースのポジショニングはどこにあるのか気になっています。

ただニュースサイトではなくポータルサイト、ニュースのアグリゲートサイトと位置づければ不思議なことではないのかも。他の方はどのように感じているのでしょうか。

ネットだと新聞紙とは違い「1面、裏面」というように記事の重要度によって掲載位置の差がつけずらい(ダイレクトにリンクされてしまう)というのも関係しているかもしれませんね。

追記:
メディアコンセプトという考え方が古いのかも。もう少しつっこんで考えてみたいです。 

UEIの清水さんの社内コミュニケーションの記事が面白い。

前回のエントリを、UEI社長の清水さんに読んでいただいたみたいなのですが、その後で清水さんが書かれた記事がめちゃくちゃ面白いです。

はてなとマッキンゼーとUEIとマイクロソフト、社内コミュニケーションについて
shi3z.png

清水さんが体験されたいろいろなドラマがつまった力作です。
(この記事を書くのに4時間くらいかかったみたいです)

途中でとあるプロジェクトが難航していたときに社長が睨みをきかせていなきゃダメだと判断して清水さんを強引に呼び戻すプロジェクト・マネージャーの話もでてくるのですが、その人の判断力&行動力もすごいな、と思いました。

こういったエントリが生まれてくるのがブログの面白いところですよね。

ブログを書いていて良かったと思いましたし、いろいろな方のブログを読んだり、はてブやnewsingでピックアップされた記事やコメントを読むことで触発されるのは本当に楽しいことだと改めて感じました。

追記:
newsingでピックアップしようとしたのですが、「このURLは存在しません」とエラーが出てしまいました。Livedoor clipではクリップできたのですが他のSo-netブログもダメっぽいので、問い合わせをしてみます。So-netブログのURLが少し独特で、英字ではなく数字で終わっているのが原因かも。
newsingでピックアップできるに対応して頂いたため、ピックアップしてみました。

はてなの京都移転でコミュニケーションについて考えてみた。

前回のエントリで、newsing内で上原さんから頂いたコメント


採用も広報も営業も組織も、プラス面マイナス面いずれも「近さ」は効果を増幅する。同じ場所にいる方がコミュニケーションを取りやすいが、よいコミュニ
ケーションが取れる戦略・施策を採っていないと逆効果にもなる。それは対外コミュニケーションでも同じ  

確かにそういうことも言えるし今回のはてなの決断は私も概ね正しかったと思います。

一方で複数の拠点で分かれて開発することが難しいことは否定しませんが、一緒にすごす時間の長さや、物理的な距離の近さがコミュニケーションの質に比例するとは限らないのでは、と思っています。

オープンソースソフトウェアの開発や、オフショアでの開発などネットを活かすことで物理的な距離による制約が無視できるとまでは言いませんが、克服することは可能になっているような気がします。もしかしたら、そこには多少日本人と外国人のコミュニケーションに対する姿勢や考え方の違いがあるのかもしれません。

ニコニコ動画を開発された戀塚さんはSOHOで開発されたときいてますし、アメリカの小規模ベンチャーの37signalsのメンバは半数がシカゴですが、下記のようにニューヨークや、カリフォルニア州、バージニア州、アイダホ州、カナダのオンタリオ在住のメンバーもいます。

Who are 37signals?

Jason Fried, David Heinemeier Hansson, Ryan Singer and Sam Stephenson in Chicago, Matt Linderman in NYC, Mark Imbriaco in Chesapeake, Virginia, Jeremy Kemper in Pasadena, California, Jeffrey Hardy in Ontario, Canada, and Mr. Jamis Buck in Caldwell, Idaho.

ロスからニューヨークまで行くには飛行機で6時間ほどかかります。ロスからシカゴも4時間ほどかかります。アメリカ国内で他の都市に出張にいこうとすると半日から1日が移動でつぶれ、日帰り出張は到底無理です。

京都から東京までは新幹線で2時間半。日帰り出張も可能です。日本国内での移動は他国に比べてかなり恵まれていると思います。

海外の人は、
・そもそもコミュニケーションが100%通じるとは思っていない
・コミュニケーションが普段とれないからこそ、コミュニケーションの重要性を認識し、限られた機会に濃いコミュニケーションをとる

といった意識を持っている人が多いように思います。

対して日本人は(あまり一般論で語りたくはないのですが)
・日本語同士なら、コミュニケーションは伝わるものだと思っている
・口にしなくても、場を共にすれば相手に伝わるものがある

と考えている人が多いのではないでしょうか。

以前、イギリスのVodafoneに対してフランスの子会社を通じて、仕事の話をしていたことがあります。

フランス側からは
「大丈夫。ちゃんと話を通しておいたから。」といわれ、実際に訪問してみるとまったく話が伝わっておらず驚かされたということがありました。

同じヨーロッパでも、イギリス人とフランス人というふうに国も言葉が違えば、話も正確には伝わっていなかったりします。

シリコンバレーでもオフショアでの開発もあれば、人種の違う人も多く存在します。お互いの意思疎通が100%とれるということもなく、そこそこ伝わればそれOK。
そんな風にコミュニケーションに対しての割切りがあるようにも思います。

日本人が不幸なのが、同じ日本人だから話せば通じる、一緒にいれば通じると思っていることではないかと。

話したとしても相手に伝わるとは限りませんし、場を共にしていても伝わるとは限らないのが一般的な家族を例にとってもわかることです。

むしろ距離が離れているからこそコミュニケーションをすることの重要性を認識し、限られた機会にコミュニケーションをとろうと心がけるのではないか。

オープンソースのコミュニティーに参加している人が、普段他者とコミュニケーションがとれないからこそ、みんなが一同に会するカンファレンスに積極的に出席し、限られた時間を濃い有意義であるものにしようとしているのだと思います。また離れてはいてもネットでは絶えずコミュニティの動向を把握しようとし、自分の考えていることを伝えていこうとしているのではないでしょうか。

このようにして離れていても仕事を成立させ、コミュニケーションをとるための術をおのずと身につけている気がします。

一緒にすごした時間の長さや、物理的な距離の近さがコミュニケーションの質に比例するとは限らない。海外で離れた場所にいながらも仕事をこなしていく人をみてそんな風に思うのです。

一方で、そうではない近くにいることによってしか成立しないコミュニケーションの質もあるわけで、それがはてならしい新たなサービスに繋がれば、と思います。

 

余談ですが、楽天ではこんな動きが。
楽天、システム開発拠点を国内主要5都市に分散化

楽天は7月19日、事業の開発拠点を国内主要5都市に分散すると発表した。開発生産能力を増強し、多様化する開発ニーズに対応するため。第一拠点として宮城県仙台市に開発体制を構築する。
いまは仙台のほか、大阪、福岡で人材を募集しているようです。あと残りはどこなんだろ?

追記:
UEIの清水さんの社内コミュニケーションの記事が面白い。
 

Thursday, February 14, 2008

はてなが京都に移転:ドリコムが京都オフィスを閉鎖したときに思ったこと

変な会社で有名だったはてなが本社を再び京都に移転するとのこと。

株式会社はてな、本社を京都に移転、ものづくりの拠点を結集
hatena.jpg

理由は様々あるのでしょうが、とてもはてならしいと思いました。

前職で働いていたドリコムかつて京都が本社で、上場後の夏までにオフィスがありました。その時に私は京都のオフィスを引き払って、東京に拠点を統合することに対して反対したことがあります。(と言っても、そんなに強く反対したわけではなく、社長の内藤さん、当時取締役であった廣瀬さんに止めたほうがいいのでは、と意見を述べただけでしたが・・・)

理由は、京都にオフィスがあることこそが強みだと思ったからです。

ドリコムの創業期を支えた優秀なエンジニアの多くが、京大、立命館、同志社の出身でした。正直、関東だったらこれだけの人たちが集まらなかっただろうと思います。

また京都という東京に比べて機会が限られている場所だったからこそ、そのような人たちが一カ所にとどまり続けたのでしょう。(東京にくることで他社に転職してしまうということを心配したりもしましたが、それはあまりなくスタッフの愛社精神に驚かされました。)

kyoto2.jpg

関西から優秀な学生が採用できていたのもそのような土台があったからこそで、このような環境は後から得ようとしてもなかなか得られるものではありません

ドリコムのその頃は、東京と京都がオフィスが分かれていたためコミュニケーションが営業と開発の間で十分にとれないという問題が生じていました。

そしてそのことが主な理由で本社が京都から東京に移されました。 

しかし、同じ場所にいるからそれが解消されるのか?というとそうとは限らないですし、また場所が離れているということが唯一の原因ではないような気がします。

dan kogaiさんが以前、暇を作れぬ奴に金はつくれないというエントリにてこのようなことを書かれていました。


「忙」というのは、「時間がない」のではない。文字通り「心が亡い」、すなわち配るだけの心がない、ということなのだ。(中略)
渋滞した道路のキャパシティは、全く同じ道路でも渋滞していない状態よりも低い。忙殺とは、そのような状態なことである。生産性を向上するというのは、倍
の時間をかけて倍生産することではない。これでは生産は拡大しても生産性は向上していない。生産性を上げるというのは、実は心の渋滞をなくすことなのだ

コミュニケーションがとれないという問題は、同じ場を共有していないからということだけではなく、この心を配るだけの余裕が持てないということが根本的な問題なのではないでしょうか。

もちろん、場を共有することによってこそ心を配る余裕が持ちやすくなるかもしれません。しかし例え同じ場所にいても、果たして本当の意味でコミュニケーションをとっていることになるのか

場所の問題よりも、そこには根深い問題が存在しているように思います。

次に働いている人の幸せ・満足度という問題があります。

東京で働くことで幸せになるのか?

もちろんそれを望む人もいるでしょう。東京ではイベントや勉強会などに参加する機会が圧倒的に増えます。一方で、
・家賃を含めた生活費が高い
・満員電車で通勤環境が悪い

・休日にくつろぐときは場所を選ぶ(人気スポットは人が多い)
・街がコンパクトじゃない(ムダも増える?)
などなど、といった問題も。

おそらくそういったことも認識した上での苦渋の選択だったのでしょうが、最近はやりの「しないことリスト」のように、あえてしないことを選ぶというのも勇気ある選択だと思うのです。

少し長々と書いてしまいましたが、はてなの移転という話をきいてそんなことを思い出したりしました。

個人的にはどんな僻地や、地の果てと言われるような国にいっても働くトラベルワーカーを目指していますので、その場でしか得られないことを大事にするという動きがもっと見直されてくるといいな、と思います。

それが東京やシリコンバレーのような人が集まる場所もあれば、京都、フィンランド、インドといった特徴のある場所でも起こってくることで、よりネット社会が豊穣なものになっていくのでしょう。
 

改めて近藤さんの「へんな会社」づくりに期待してみたいと思います。

「へんな会社」のつくり方

追記:いただいたコメントから考えてみたことを下記エントリで書いてみました。
はてなの京都移転でコミュニケーションについて考えてみた。
 

遅延ならぬ遅縁が診断できるサービス:チェーンソー診断

最近、診断系コンテンツがはやりですが、遅延ならぬ遅縁が診断ができるというチェーンソー診断というサービスがあったので試してみました。

モバイル向けのサービスですが、PCからでもアクセスができます。

遅縁そう?! 診断(チェーンソー診断)
gocco.png

さっそく私の名前で試してみたところ驚愕の結果が・・


空気の読み方が独特 51分
ブログが愚痴っぽい 88分
親のDNA        17分
寝相が悪い     76分

あなたの遅延時間 232

 

寝相は確かに悪いほうです。

空気の読み方が独特・・も百歩譲ってあっているとしましょう。

ブログが愚痴っぽい・・これはこたえますね orz.....
おもわず笑ってしまいました。 (こうやって記事を書くのも計算の上で結果が設計されているとしたらすごいですね。)

 

なかなか面白い結果がでますのでぜひお試しください。

ネットを使っての確定申告

昨年、仕事が変わったこともあり、今年は確定申告が必要になりました。

少し調べてみたところネットで確定申告が申請できるe-Taxという仕組みがあるんですね。

領収書や源泉徴収票の書類提出が不要で、内容を記載して送信するだけでOKとかなり手軽にできそうです。

e-Tax
etax.jpg

e-Taxを行うにあたって必要となるのが、
・パソコン(まっ、当たり前ですね)
・市役所で配布しているe-Tax使用の手引き資料(e-Tax用のクライアントソフトが同梱)
・住民基本台帳カード(市役所で即日発行:500円必要)
・住民基本台帳カードに対応したICカードリーダーライター

ICカードリーダーライターは3000円くらいで売っています。

WinとMac両方に対応しているということで私は下記の商品を買いました。

e-Tax対応!NTT-ME SCR3310-NTTCom

上記のものが揃ったら、
1.e-Taxのサイトで開始届出書の作成&登録
2.利用者認識番号と暗唱番号が発行されます
3.確定申告用ページにアクセスし書面をオンラインで作成し、送信

ということで、確定申告完了

メリットとしては、上記であげた
・領収書と源泉徴収票の提出が不要
のほか
・休日など時間があるときにいつでも申告ができる
 ・e-Tax初回利用に限り、5000円の税額控除が受けられる
があります。

どうせやるんだったら、新しいことに取り組んでみようということでe-Taxに挑戦することにしました。

ICカードリーダーライターは入手したので、今度市役所にいって、住基カードの発行とクライアントソフトを入手したいと思います。

 

申告の様子はまた後ほどご紹介できれば・・。もしかして直前になって慌てて徹夜ですることになっているかもしれません(苦笑)

確定申告は3月17日までです野で,お早めに。

Wednesday, February 13, 2008

しないことリスト。

 

日経ビジネスアソシエで特集となった「しないことリスト

最近はやっているみたいですね。

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 2/19号 [雑誌]
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 2/19号 [雑誌]

大橋さんや、梅田望夫さんもエントリを書かれています。


「しないことリスト」の効用-シゴタノ

「しないことリスト」で考えてほしいこと-My Life between Silicon Valley and Japan

残念ながら私は基本的にはしたいことばかりな人間なので、しないことリストというのは難しいです。

とりあえず据え置きゲームはしないことにしてます。家にいると本当に何もしなくなります。ですが、友人の家に置いてあったりするとここぞとばかりに遊びます・・。


テレビは映画、フランス語会話、英語ドラマ(副音声)、ビジネス番組、アート番組、歴史番組、F1に絞っています。(これだけ多いととても絞っているとは言いがたいですね。以前はこれにツール・ド・フランスも入っていたのですが地上波では放送しなくなってしまいまた。)

ポータブルゲームはクリアするまで廃人になるので2ヶ月か3ヶ月に一本。

間違って『ギレンの野望』に手をだしたらひどいことになりそうです。

ほどほどに、というのが一番難しいかもしれないですね。

機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威
機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威

Monday, February 11, 2008

ロートレック展@ミッドタウンに行ってきました。

今日はミッドタウンで行われているロートレック展に行ってきました。

rotoleck.jpg

休日ということもあってかなりの人手。

出てきたときには入場規制がかかっていて行列もできていました。

混んでいたので、これはと思う絵に的をしぼって鑑賞することに。青と緑の色使いを気になったので、この2つの色使いが素晴らしい絵を選んで鑑賞してきたのですが、そういった絵はオルセー美術館所蔵のものばかりなんですね。

他の美術館からも多くの作品が展示されていたのですが、複数作品が存在するリトグラフではなく絵画などの一点ものであり、色が塗り込まれているなど手がかかっていて、さらにロートレックの一番脂ののった時期の作品となるとほとんどがオルセー美術館所蔵のものでした。やはり地元の一番の美術館のところに、良い作品がとどめられているのでしょうか。

残念なのが写真撮影ができないところ。日本の美術館ではほとんどそうななのですが、海外ではフラッシュをたかなければ撮影できる所もわりとあったりします。

ロートレック展、来月の9日まで開催中です。

ロートレック展
lautrec.jpg 

Sunday, February 10, 2008

XMLが生まれて10周年

今日、twitterにアクセスしたところSunのTim Bray氏が気になるメッセージをtwitしていました。


As it's now past midnight, this is XML's tenth birthday. Seems like yesterday, or a lifetime. 

XMLは今日で10周年なんですね。つい最近のような気がしていたのですが、もうそんなにたっていたとは思いませんでした。

いまやXMLはRSSやAPIなどインターネットには欠かせない規格となっています。XMLがなければWeb2.0現象が起こるのがもう少し遅れたかもしれませんね。XMLによって、RSSやAPIが生まれてくるとは全く想像していませんでした。

コンピューターテクノロジーの世界はドッグ・イヤーなどと言いますが、一方でXMLのような新しい技術が社会に浸透し、実際に影響を及ぼすようになるまでには5年〜10年という数字がひとつの目安となる数字のような気がしています。

Linuxしかり、Javaしかり、USBしかり、Rubyしかり。

Linuxが開発されたのは1991年のことで、本格的に騒がれだしたのが、2000年前後のことでした。

Javaは94年頃に話題になり、大学にいた私もその熱に飛びついていじってみましたが、実際に使われだすようになったのが2000年頃だったように思います。

USBは96年に登場し、98年にiMacで採用され本格的に広がるのが2000年を過ぎてから。

Rubyも、2004年頃に注目が集まるようになるまで誕生から10年たっています。

今生まれている技術、動きが10年後の世界にどんな影響を及ぼすか。遠すぎもせず、近すぎもしないそんな未来を考えることが大事かもしれないですね。

Saturday, February 9, 2008

トラベルワーカーという生き方

ベストセラーとなった金持ち父さん貧乏父さんなどで紹介されているお金の稼ぎ方による4つの分類:従業員、自営業、ビジネスオーナー、投資家。

金持ち父さん貧乏父さん
金持ち父さん貧乏父さん

この中で、ビジネスオーナーや投資家が不労所得が得られ、自由度が高くお金持ちに繋がりやすい働き方として紹介されていました。

とはいえ、現実的にはビジネスオーナーや投資家へという道はそれほど優しくはありません。本当に時間と場所から自由になって生活していけるようになる前に、まずは場所という制約から自由になって働くということを試してみると良いかもしれません。

ノートパソコンと通信環境が発達したことにより、場所を選ばずに仕事ができる範囲が増えてきました。会社でなくても出先や自宅で仕事を行うことができたり、あるいはブログを書くなど自分への投資に繋がるようなことや勉強はすでにかなり場所を選ばずにも行えるようになってきています。

従業員・自営業と、ビジネスオーナー・投資家という二つの大きなグループの間に場所という制約からあるい程度自由に働くひとたちが増えていくのではないかと思っています。

まだSOHOで働いている人はそれ程多くありませんが、自分のできる範囲でSOHO的に働いてみることが、このような働き方のきっかけとなるかもしれません。

Thursday, February 7, 2008

グーグルとヤフーユーザーの違い:Alexa以上に楽しめるQuantcast

ウェブサイトを調べるサービスとして特に有名なのがAlexですが、秋元さんが自身のブログや、Markezineの記事で紹介していたQuantcastが高機能でとても面白いです。Alexa同様、無料で会員登録無しで利用することができます。

Alexa.com
alexa.jpg 

Quantcast.com
quantcast.jpg 

Alexaが全世界を対象としているのに対して、Quantcastは米国での視聴データを集めているため、あくまでも米国だけの傾向しか分からないわけですが、Alexaにはない多くの指標が1ページにまとめてグラフィカルに表示されます。

ebay.comの結果
http://www.quantcast.com/ebay.com

quantcast_ebay.jpg

トラフィック、ユーザーの属性、そのサイトを訪れたユーザーが他にどんなサイトが好みであったり、良く訪れているのかがわかります。

トラフィックデータはAlexaのほうが詳細に表示されますが、サイトを訪れるユーザーのうちヘビーユーザーやライトユーザーがどのくらいの割合存在するのかがグラフで表示されるというのが面白いです。

graph2.jpg

またユーザーの属性情報では、男女の比率以外に、年齢、年収、人種別のユーザー比率までもが分かります。
graph3.jpg

調査方法は、全米のモニターの他、広告クライアントやISPの協力を得ているとのことで、どこまで正確かは分かりませんが、試しに日本のサイトを入力してみるとアクセスしている人種のほとんどがアジア人と表示されるので、ある程度は参考にできるかもしれないですね。

また調査結果のサマリは、サイトからドメイン名を入力することで表示されますが、quantcast.comのURL下に、下記のようにドメイン名を直接入力しても表示することができるので、慣れてくるとURLを入力するだけでレポートをみることができます

http://www.quantcast.com/google.com
http://www.quantcast.com/yahoo.com
http://www.quantcast.com/msn.com 

以前、「GoogleユーザーやYahooユーザーよりも年齢が高い」といった調査結果や、 「GmailユーザーはYahoo!mailユーザーよりも高収入」といった記事がでていましたが、Quantcastをつかって、GoogleとYahooのユーザー属性を比べてみると、


ヤフーのほうがグーグルよりも女性ユーザーの比率が高い
・グーグルのユーザーが若年層から年齢があがるに従って少しずつ下がっていくのに対して、ヤフーユーザーは25歳から34歳のM1、F1層と呼ばれるようなユーザーの比率が他の世代よりも高い
グーグルユーザーのほうがヤフーユーザーよりも高収入の人の比率が高い
・ヤフーはグーグルに比べ、アジア人、黒人の利用者の割合が高い
・グーグルユーザーのほうがヤフーユーザーよりも高学歴


といった結果が表示されます。

上記はあくまでもQuantcastを使って表示されるユーザー属性の結果であって、本当に正しいかは分からないのですが、ひとつの参考としてアメリカでのサイトごとの傾向を比較してみるのには良いでしょう。

有名ブランド企業別の属性を見比べたりしてみると面白いかもしれないですね。

アメリカでは今、ノースウェスト航空とデルタ航空が合併するとか、ユナイテッド航空とコンチネンタル航空が合併するという噂が出ていますが、航空会社別のユーザー属性を比較してみると興味深い結果が得られるかもしれません。

Tuesday, February 5, 2008

私と同い年の会社

マイクロソフトによるヤフーへの買収提案がとても話題になっていますね。

そのマイクロソフトですが、生まれたのが1975年。
ちょうど私と同い年です。

なんとなく近い年齢なのかもと思っていましたが、実際に調べてみるとピッタリと同じ年。学生になってからずっと意識し続けてきた会社ですので、なんだか少し不思議な感じもします。

ちなみにアップルは1977年生まれ。アップルは昨年30周年だったんですね。私が購入した最初のMac LC630が発売されたののがその約半分昔である、1994年でした。

日本では76世代と言われた人たちが生まれた頃に、この2つの会社ができたわけです。(この言い方も最近ではしなくなりましたね・・)

30年近くたって、その2つの会社が大きな変化を社会に与えていく中で、少しずつ年をとってこの年齢になりました。これからの30年どう生きるか?これからの30年社会に何が起こるのか?

マイクロソフトについて考えていて、ふとそんなことを考えたりしました。

携帯フィルタリングのもつもうひとつの意味

ニュースサイトであるMarkezineに下記の記事を執筆させて頂きました。

モバゲー包囲網?携帯フィルタリング騒動の裏にあるもうひとつの背景 
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編集の意向もあり、少し大げさなタイトルになってしまいましたが、DeNAの決算発表資料をみたときに、「DeNAのPVはキャリアのポータルと比べてどのくらいの規模になっているのだろう?」と疑問におもったことが記事を書くきかっけとなっています。

また携帯フィルタリングについては、キャリア側が考えたということではなく、総務省から出された施策に対してキャリア側がスルーした(特に抵抗をしなかった)という形ではないかと個人的には考えています。

ひとつの推定として、携帯ビジネスにおける動向を考える上での参考にして頂ければ幸いです。

Sunday, February 3, 2008

離島が好き。

世の中にはいろいろな趣味趣向があり、そんな私も好奇心旺盛ということもあって、いろいろな趣味をたしなんでいるのですが、そんな中で、いつかテーマにしてやろうと考えていることがひとつあります。

そのひとつが離島訪問

SHIMADAS

(離島に関する情報満載のSHIMADASという書籍。93年版と98年版が自宅にある愛読書です)

これだったらライフワークにしてもいいと思えるもののひとつです。
大学時代には、佐渡島にいき、能に励む高校生のドキュメンタリーを撮影しに行ってきました。

インターネットが普及したことにより、どこにいても仕事をこなす事ができるようになりました。一部の場所を除いては。

そんな場所のひとつが離島です。ADSL が繋がる場所もあれば、繋がらない場所もあるでしょう。ネットが繋がる場であれば、僻地であってもネット空間に繋がることのできる魅力というものがその場にはあるでしょうし、ネットが繋がらない場であればまたそれ以上の魅力を個人的には感じてしまいます。

そこにしかない風景。

限られた人しか見ることのない風景。

そういった要素に強く惹かれてしまうのかもしれませんし、山と丘がいくつかあり、歩ける範囲で港や集落があるというまるでドラクエの世界にでてくるような小宇宙的な世界に魅了されてしまうのかもしれません。

そんな離島を盛り上げていく活動を今年は新年の目標に加えて行っていければいいな、と思っています。

その場でしかできないこともあれば、ネットによって今だからこそできる暮らし方のヒントが見つかるような気がしています。

HPの写真プリントサイトSnapfishが日本進出?

知人から面白い情報を教えて頂きいただきました。

求人サイトの情報なのですが、
日本ヒューレット・パッカード株式会社-Snapfish カントリーマネージャー


Snapfishは日本でのビジネス展開をリードする人材を募集しています。
Snapfishは今後成長が見込まれたビジネスで、日本でのビジネス立ち上げに伴い、マーケティングやweb/e-commerceの経験のある人材を求めております。

とのこと。Snapfishというサービスを立ち上げるにあたって、日本語と英語ができてB2Cでのウェブサービスの経験がある人を探しているようです。年収は1000万-となっていますね。私も思わず、応募しようかな・・と思ってしまいました(笑)。

気になるSnapfishというサービスですが、

Snapfish
snapfish.jpg 

なかなかおシャレなイメージのサイト。

写真をオンラインに保存・共有できるサイトですが、オンラインからプリント注文を手軽にできることが売りとなっています。最初の20枚は無料で、それ以降は1枚9セント(約10円)でプリントすることができます。

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HPはプリンタも販売している会社ですが、それをオンラインでやってしまいましょうというわけですね。全世界で4000万人以上ユーザーがいるということですが、全く知りませんでした。

写真を使ったカレンダーなどのいろいろな商品を注文できるほか、携帯対応もしており、アメリカ以外に、西ヨーロッパ・北欧の主な国、オーストラリア、ニュージーランド、インド、シンガポール、中国など22カ国に展開しています。

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日本では、コンビニでは30円でデジカメ写真がプリントできたり、広告が入るものの無料でデジカメの画像がプリントできるPriea(プリア)というサービスがあり、広告無しで有料でプリントする場合は15円でプリントができます。上記のサービスがこういった競合サービスに対して、どのような手を打ってくるのか気になりますね。

Priea-無料写真プリントサービス
priea.jpg
 
Snapfishのシンプルなデザインと比べてみるとだいぶ違いますよね。

国によるマーケティング方法の違いもあるでしょうが、Snapfishのシンプルなデザインで4000万人もユーザーがいるというのは少し不思議な感じがしました。いろいろと気になるところです。