Sunday, December 30, 2012

マイクロソフトWindows8のブロガーミーティングに参加してきました

先日、マイクロソフト社で開催されたWindows 8のブロガーミーティングに参加してきました。

Windows 8の特徴についてお話を御伺いし、Windows 8向けの最新パソコンなどに触れてくることができました。

いろいろなメリットを説明されていましたが、得に強調されていると感じたのが、Windows 7よりも起動や動作が高速になったという点。


例としてあげられていたベンチマークでは同一機種でもWindows 7の半分以下の起動時間となっています。もちろんシャットダウン時間やアプリの起動時間も高速化されています。

Windows 8のその他の特徴として、
- モダン(旧Metro) UI 
 情報の一覧製に優れた更新情報とアイコンを組み合わせたタイルを多様するUI
- タッチスクリーンに対応
- アプリストア機能
といったところが主なところですかね。


モダンUIはアップルもまだ取り組んでいない先進的な点があり、iOSのアイコン上に数字を表示するだけの更新情報の視覚化から一歩深堀りしていて好感が持てます。

個人的にはメインではMacのPCを利用していますが、サービスのクラウド化が進んできているのでMacからWindowsへ移行する敷居はどんどん低くなってきていると思います。まだ数年Macをメインで使うことになると思いますが、その先はどうなるか。

ジョブス以降のMacの進化と、勢いを盛り返しているWindowsの成長次第ですが、再来年くらいには結構迷う感じになるんじゃないかと思っています。Macの最新OS,Mountain Lionはそれほど増えたメリットがなかったですし。

余談ですが、Windows 8のスタート画面の左上に表示される「スタート」という文字が少し目障りに感じているので、カスタマイズが簡単にできるかどうかが気になっていたりします。

Windows 8が搭載されているPCにも幾つか触ってみました。


Let's Noteは安定の質感。コンパクトで使いやすそうです。でも値段もそれなりにするのかな・・・。

触ってみた端末の中で気になったのがacerのAspire S7-391

トップが一枚のガラス板となっており、薄くデザイン性に優れています。


キーボードやタッチパネルの操作感、高負荷処理中の速度や発熱など実際に使ってみてどうか、ですね。

しばらくはMacBook Airをメインで使い続けると思いますが、こうした他の選択肢となりうる端末が増えてきているのは楽しみです。


Thursday, December 20, 2012

エンバカデロ・テクノロジーズ日本オフィスに遊びいってきました

先日、エンバカデロ・テクノロジーズのに日本オフィスにて「アメリカでエンジニアをしている新井さんにお話を聞こう!」というイベントがあり参加してきました。

エンバカデロ・テクノロジーズという会社について知らなかったので、どんな会社なんだろ?(そして日本にオフィスがあるならそこそこの規模の会社なんだろうな)と思ったのがきっかけです。

エンバカデロ・テクノロジーズ

ちょうど時間が空いていたので、特に予備知識を持つこともなく参加してきました。

そこで知ったのが、この会社がDeveloper向けの開発ツールを提供している会社ですが、ボーランドからCodeGearなどのツール群を買収した会社だったということ。

ボーランドが無料配布していた?JBuilderのCD-ROMを学生時代にいっぱい持っていたのをよく覚えています。残念なことに自分にはコーディングの才能がなくてほとんど触れずじまいでしたが・・・

またエンバカデロ・テクノロジーズの社名の理由はサンフランシスコの駅名から来ていたとのこと。
そういえば10月にサンフランシスコに行ったときのこのエンバカデロ駅で何度も乗り降りしていました・・・。海に近く高層ビルが立ち並ぶ、サンフランシスコでも中心部にある駅です。東京だとさしあたって有楽町にあたりますかね。


大きな地図で見る

イベントでは現地でローカライゼーション/ドキュメント担当マネージャをされている新井正広さんのお話を伺ってきました。

embarcardio社は世界20カ国以上で活動しており分散型の開発をおこなっており、例えばテストはルーマニアで行うといった形で開発を進めているのだそうです。

新井さんが担当されているローカライズ部門は6カ国にチームがわかれており、共通言語は英語ですがネイティブスピーカーではない人が大多数。

さまざまなエピソードを新井さあんからきくことができましたが、一番難しいのが「人事考課」と話していたことがとても印象に残りました。特に「ネガティブ」なことほど伝えるのが難しいとのこと。

海外での人事考課にあたってはどのポイントが問題あったのか、具体的に、そして必要があればすぐにそれを伝え、またあとで人事考課でもそのことを的確に伝えるためにも、気がついたことがあればそれを記録しておくといった配慮をされているようです。

このブロガーをtwitterでフォローする

Monday, December 10, 2012

バークレー大学は今まで訪れたアメリカの大学の中で一番良かった

サン・ラファエルのマリン郡庁舎をみたあと、橋をわたってバークレー大学へ。

バークレー大学を訪れるのは初めてでしたが、びっくりするぐらいいい環境だったので驚かされました。いままでハーバード大学、MIT、スタンフォード、コロンビア大学、ニューヨーク大学、ニューヨーク市立大学、UCLAは遊びに行ったことがあったのですが個人的にはこのバークレー大学の環境が一番気に入りました。

もっと早めに来ておけば良かったなー。

UCバークレーの入り口


大学の入り口の前はちょっとした学生街となっています。


他のどの大学よりもいいな、と思ったのが広大な敷地全体がまるで森のようなんですよね。スタンフォードと同じような雰囲気かな、と想像していて、カラッとしていて芝生とヤシの木と乾いたレンガの建物かと思いきやまったく違っていました。





とても広大なキャンパスなのですが、自然が豊かなんですよね。庭園的なハーバード、芝生が広がるザ・カリフォルニアなUCLA、都会的なコロンビアやニューヨーク大学とはまるで違ういいキャンパスだな、と感じました。


僕は大学1年生のときに日本の大学教育に飽き飽きして退学してアメリカの大学に入り直そうかと考えたことがあったのですが、その時にやりたかった建築に強く、学費が比較的安い州立大学ということで候補として考えていたのがこのバークレー大学とイリノイ州立大学アーバナ・シャンペーン校でした。

結局は退学せず、同じ大学の中で転部したのですが、この大学を先に見ていたら人生が大分変わっていただろうなーと思います。そのくらい、いい雰囲気でした。


キャンパスストアでは僕の好きなBarbarianのラガーシャツのバークレー大学モデルのLサイズがちょうどひとつだけ残っていたので、お土産に買ってきました。




またぜひ訪れてみたい場所です。

Sunday, December 9, 2012

電子書籍へとシフトするために困ったこと:デジタルだからこそ共有しにくいという矛盾

今年は楽天のKobo Touchに続き、アマゾンのKindleも日本で登場し、電子書籍が話題となっています。

年末に近くづくにつれ部屋の掃除や荷物の整理を始めていくと本がかなり場所をとっていることに気がつきます。これから書籍を購入する際は電子書籍が最初の選択肢となっていくのは間違いないでしょう。

ただ「家族で本を共有」することを考えてみたとき、既存の電子書籍ではそれがかなり厄介なことに気がつきました。


例えば、あなたが家族で楽しむためにある漫画を全巻買い揃えたいとします。
- 子供と一緒に読むために「藤子・F・不二雄のSF短篇全集」を買いたい
のだとしましょう


紙の書籍の場合であれば、場所はとりますが何の問題もありません。

ところが電子書籍でこれを行おうとすると厄介なことになってきます。

Kindleで漫画全巻を買い、それを家族で共有するとします。

そのKindleの中にはあなたが買った他の本も全て入っており、あなたが他にどんな本を読んだか、そうした本をあなたがどこまで読んだのか、マーキングしていれば、どんなところにマークしたのか、という情報も全て見られてしまうことになります。

読書というのは個人を見つめなおす行為ですから中には他の人に読んだことを知られたくない本や、読んだことを知られたくない内容が含まれている本が家族といえどあるのではないでしょうか?

セクシャルな表現を含むものだけでなく、社会の暗部を描くようなノンフィクション作品であれば、小さな子供には読ませたくない、と思う人が多いでしょう。


そうなると自分が利用している電子書籍端末は家族といえど、他の人には渡せないということになります。端末はもちろん、自分が利用しているアカウントも同様です。

端末やアカウントを家族と共有するのではなく、必要な書籍データだけを家族向けの他の端末にダウンロードできればいいのですが、Kindleは完全に個人のアカウントと同期されてしまいますので、それができません。

紙の本であれば、個々の書籍を貸したり共有できるのですが、電子書籍の多くのサービスでは全ての本が個人のアカウントに紐づけられており、個々のコンテンツを切り出して他者に貸すことができないのです。


家族向けに別のアカウントを専用につくり、そこで家族全員が共有していいものをそれぞれが購入するというのが、ひとつの解決策となりそうです。

但しこの場合も、個人のアカウントと家族のアカウントを切り替えて利用するという煩雑さが生じたり、家族で共有するために専用で別の電子書籍端末を用意することが必要になります。また例え共有していいものでも、家族の他の人に、誰がいつ、どんな本をどこまで読んでいるかを見られてしまうのはちょっと嫌だな、と感じます。家族で共有していいアカウントといっても、家族全員では嫌だけど兄弟なら共有してもいいと感じるもの、夫婦では共有していいけれど子供には共有したくないというものもあるでしょう。(つまらないことでも共有したくないという情報は結構あると思います。例えば、ドラえもんで、しずかちゃんの入浴シーンで読書が止まっていたとしたら、家族でもそうした情報が共有されてしまうのは・・・・ちょっと微妙だったり)


デジタルだからこそ、共有しにくかったり(貸し借り)、共有したくないことが派生するというちょっと困ったことが出てきますね。

家族間でうまく電子書籍を共有しつつ、個々の読書情報が共有されず読書に集中できるような仕組みが今後必要になってくるかもしれません。(もしくはこうしたデメリットを踏まえた上で割安な価格を電子書籍に対して適用するか、ですね)


自分の家族、子供にも残していきたい漫画の名作を電子書籍で買い揃えていくことを考えていたのですが、それほどすんなりとはいかなそうです。


このブロガーをtwitterでフォローする

サンフランシスコ郊外:フランク・ロイド・ライトのマリン郡庁舎

先月の上旬、グローバルソーシャルゲームリーダシッププログラム2012のグランプリ入賞の賞品としてサンフランシスコに行って来ました。

サンフランシスコには何度か足を運んでいるので、今回はちょっと車で足を伸ばしてみようということで車をかりて、ゴールデンゲートブリッジを渡り、マリン郡にあるフランク・ロイド・ライトの庁舎をみて、リッチモンド-サン・ラファエルブリッジを渡り、UCバークレー大学をみてハーバーブリッジを渡ってサンフランシスコへ戻るという近場ドライブをしてきました。


ゴールデンゲートブリッジを渡ったところでは霧がかかっていたのですが、サン・ラファエルまでいくと綺麗に晴れていました。


サン・ラファエルのフランク・ロイド・ライト設計マリン郡庁舎。


途中で少し折れ曲がっている500m弱の長い建物です。


View Larger Map

公共の建物なので、裁判所が置かれているCourt Floor以外は誰でも立ち入ることができます。


中にあるカフェテリア。

テラスの枠の装飾が世界一お金持ちなネズミにみえますねw。


建物の折れ曲がっている中心部分に立つテラコッタの塔。その脇に人工的な池があります。



建物の装飾がディズニーのアトラクションのようにみえます。本当はディズニーのアトラクションがモチーフにしていたりするからそう感じるのでしょうね。


池の水は樋から外に流れでています。


天窓から内部に注ぐ光はグッゲンハイム美術館を彷彿とさせます。


庁舎として今も現役ですので、執務室もあります。内部のインテリアもかっこいいですね。




休憩スペースに置かれた椅子もかっこいい。


こうした電話ブースなども建設当時のままなのかな。




マリン郡庁舎の全体模型。


このマリン郡庁舎の中で特に良かったのが中央のドーム部分の下にある図書館の空間。魚眼レンズがなかったので、雰囲気がうまく伝わる写真を撮れなかったのが残念。



ロイドさんの立てパネルもありました。






小さいけど、とても素敵な図書館でした。

こちらが外観。丸いドームの下が図書館。


郵便局。周辺の建物も同時期に設計されたもの。


フランク・ロイド・ライト好きにはたまらない場所だと思います。