CNETのはてなのCTO伊藤直也氏へのインタビュー記事の中で、はてなブックマーク(はてブ)とtwitterの関係について面白いコメントが掲載されています。
はてブとTwitterは競合する? はてな伊藤直也氏に聞いてみた
一部だけ抜粋させていただくと
TwitterにダダーっとURLがフローとして流れていて、それをはてなブックマークが拾ってまとめてストックし、後から見返せるようにする。今後はそういった役割分担になるかもしれません。
twitterによって、はてブが持っていた役割が一部持っていかれてしまっている。一方でtwitterではてブが紹介されることで、よりはてブに注目が集まったり、逆に人気のあるtwitterでのつぶやきがはてブで紹介されるという現象が起こっています。
twitter上でたまたまやりとりをしていた中で、 Craigslistとebayの関係がこの関係に近いかも、という話になりました。
Craigslistは地域ごとに売ります、買いますなどの掲示板が設置されているサイト。アメリカは国土が広いので、大きな家具などは送料がかなりかかってしまいます。
また料金だけではなく、時間もかなりかかり、一週間ほど待つことが当たり前です。
そこで特に大型のアイテムはebayではなくCraigslistを通じて売買する人が多くいます。ebayの領域をCraigslistが食ってしまっている形です。
でもCraigslistは求人情報以外は大体無料で投稿ができるため、ebayの出品者が自分の商品を宣伝するためにCraigslistにもよくebayに出品した情報を掲載しています。
こうした入り乱れた、持ちつもたれつつの関係。一方でサービスとしての特色をどう保ち続けていくのか変化が激しい中、考えていかなくてはいけないときかも。
アットコスメ、価格.com、アマゾン、クックパッドなどCGMと呼ばれるサイトから、メディアとして機能している多くのサイトがユーザーからの投稿やレビューを集めて自サイトのコンテンツの一部としてますが、twitterとどのように取り組まなければいけないのか、レビューとtwitterへの投稿との関係性を検討しなければいけない時期にきているように思います。
追記:そんなことを考えていたらこんな動きが。