Friday, July 15, 2016

スタートアップが数千社集まったパリViva Technologyはスゴかった #Vivatech

6月30日から7月2日までパリで開催された数千社のスタートアップが集まった展示会・カンファレンスイベント、『Viva Technology』に参加してきました。




http://www.vivatechnologyparis.com/


Cerevoというハードウェアベンチャーに入社してからはこうした海外の展示会に、毎月のように出展したり参加したりしています。いつもは出展者という形での参加が多く、自社の展示ブースを切り盛りしたり来場者の対応をするのに手いっぱいでイベントを俯瞰的に見て回ることは難しいのですが、今回は展示会内で開催されたひとつのピッチコンテストへの参加のみでしたので、久しぶりに比較的余裕をもってイベント全体をみることができましたので、こうしてレポートを書いてみました。(本当はもう少し早めにレポートをあげたかったのですが、このイベント後に顧客先訪問のために訪れたアムステルダムのホテルでPCを忘れたことを再びパリに戻る電車の中で気づき、別のパリのイベントに出展後、日本に戻ってきてようやくPCを手にこうして記事を書いている次第です・・・円高のタイミングで新しいPCを)


世界的大手広告代理店が仕掛けたスタートアップ向けイベント

このViva Technologyというイベントは、世界的な大手広告代理店、Publicys社がかかわっているイベントであるだけでなく、フランスの大手キャリアOrangeや欧州最大の小売り業者カルフールが関わっているということで注目していました。

Publicys社は世界の広告代理店売上ランキングで毎年大体3位に位置する大手代理店です。日本の電通が大体5位に例年位置しています。


(Publicys社の人が90周年ということで会場内のカンファレンススペースで話していました。エリック・シュミットといったビッグネームによるセッションもあったので、最初はそうしたセッションにも興味があって参加したのですが、実際に会場にきてみると後述の怒涛のスタートアップの出展のほうに興味をすっかり奪われてしまっていました)

当初はこちらのイベントへの出展も少し考えていたのですが、費用対効果が見合わないかなと考えたことや、運よくこの展示会の中で開催されるピッチコンテスト参加のセレクションに通ることができましたので、今回はピッチのみ参加してきました。

数千社が集まったものすごい熱気

ちょっと豪華なスタートアップ向けイベントかな、ということで足を運んでみたイベントでしたが、実際に会場に入ってみると度肝を抜かれました。何しろ出展しているスタートアップの数が桁違いなのです。

テレコミニュケーションと接続性というテーマでOrange社だけで、50社のスタートアップを支援しており、イベントステージを囲むように50社が各社幅約1メートルのスタンドスペースで展示をしていました。この展示スタンドは海外では香港RISEや、日本では今年2月にBRIDGEが行った「THE BRIDGE FES 2016」に近いものだったといえば、伝わりやすいかもしれません。



(スタンドは各社共通のサイズとデザイン)


(Orange社のブースだけで50社のスタンド。)

こうしたブースがOrange以外に、各テーマごとに、そのテーマに関連した企業がスポンサーとなり、17個同じような広さで展示会場全体に広がっていました。フィンテック関連のスタートアップは、グローバルな金融グループであるBNPパリバが同じように50社を支援してスタンドを展開し、小売りに関連したスタートアップをカルフールが50社、オープントランスポテーションをテーマにフランス国鉄SNCFが50社を出展させており、ルイヴィトングループもこうしたスポンサー企業のひとつとして、ラグジュアリーというテーマに関連したスタートアップを支援し、出展させていました。


(ラグジュアリーをテーマにしたスタートアップが集まったルイ・ヴィトンブース)

こうした自動車、小売り、保険、ラグジュアリー、フィンテック、スポーツなど様々なテーマを軸にした17のスポンサーブース以外に、イスラエルや、ベルリン関連のスタンドなどが集まった地域別のブース、La French Techというスタートアップコミュニティを軸にしたブースなどがあり、20を超えるテーマごとにそれぞれ平均して50社ほどが展示をしており、単純計算で1000社が出展していて、ものすごい熱気を放っていました。前述のBridge Fesで100社、香港RISEでも数百社くらいだった(日ごとの入れ替え制だったのでトータルではその倍ということになるのかな)と思いますので、桁違いに多くのスタートアップが出展しているイベントでした。

また単にスタートアップが並列的に集まっているのではなく、スポンサー企業を中心に、ピッチコンテストが展開されていたり、スポンサー企業によるパネルディスカッションやデモンストレーションを交えながら、その周辺にスタートアップのブースが配置されているというのも今まで筆者が参加したイベントではちょっと見たことがない形式でした。


(この赤紫の箱、ひとつひとつに主要な17のテーマのひとつを軸にスポンサー企業とその周辺の50社のスタンドが出展しており、それ以外のスペースにも数多くのスタートアップが同様のスタンドとともに出展していました)

参加者によると、出展者以外に、登壇者やピッチ参加者などを含めて5000社のスタートアップがこのイベントに集まっていたそうです。

だがしかし多すぎる

これだけ多く集まったスタートアップの熱量にただひたすら圧倒されていましたが、厄介なことにこれだけ多く集まるととてもすべては見て回れないのですよね。

会場をしばらく回ってみて気がついたのですが、
・50社のスタンドそれぞれに平均1分ほどしかかけなくても1時間近くかかる(50社の中で良さそうなところに重点的に時間をかけてチェックしてみようとしても同じくらいかかる)
・こうしたスタンドが集まったブースが20近く会場を埋め尽くしているので、そのペースですべてを見ようとすると最低でも20時間かかる。会期が3日間あるとはいえ、会場内にはピッチコンテストや、デモンストレーションなども各ブースで開催されているため到底全部は見切れない、というか不可能
ということで、どうしてもそれぞれのスタンドに足を運ぼうとするよりは、大枠での全体の雰囲気を感じながら、会場を巡ってみるという回り方になってしまいました。

Bridge Fesや香港RISEくらいの100社から数百社くらいまでの規模なら、もう少しひとつひとつをじっくりと見てみようという考えもでてくるのですが、これだけ集まってしまうと、その中からチェリーピックしようという気もちょっと失せてしまいますね。

興味があるテーマに特化してみて回るということも当然できるのですが、他の参加者に感想をきいてみても同じような印象をもった人が多かったようです。各スタンドが共通ブースであるが故に、視覚的に統一感があるのも逆に一目でサービスの違いやスタートアップの違いを認識したり識別するのが難しいという弊害も出ているように感じました。


(ひたすら奥までスタンド、スタンドが続いてます)


(イベント全体として統一感はでるものの、来場者としては、サービスの特性や違いをひとめでみるのが難しかった共通スタンド。特に最終日はPublic Dayだったこともあり、資金調達といった出展者の目的にはあわなかったからかスタンドから人が離れていたり、スタンドにいるよりは営業にまわったり、あるいはそもそも足を運ぶ人が少なくて暇そうにしているスタンドも数多くありました)

そうした中、IoT系の展示スタンドは、ひとめで物理的なモノをビジュアルとして提示できることもあり、他よりも人を多く集めているケースが多かったように思います。手前味噌ですが、弊社を含めてハードウェア系のベンチャーはこうしたところがメリットのひとつではありますね。展示会にもっていく荷物がどうしても大がかりになってしまうので、展示準備も撤収も大変になってしまうので大変なのですが、視覚的に有利でアテンションを集めやすいというのはやはりありがたいことだな、と再認識しました。


(ハードウェア系のスタンド。初日、二日めは来場者が関係者か€390の有料チケットを購入した人に限られていたので、それほど来場者は多くありませんでした)


(最終日土曜日のPublic DayのIoT系スタートアップを中心としたスタンドスペース)

スタートアップ向けイベントはもうIT業界のためのものじゃない

もし自社が出展していたら、と考えるとこの出展者数のあまりの多さは逆に個々のスタンドの集客にとってはマイナスではないかとも感じましたが、これだけの熱量は、この数のスタートアップと、それを支援するスポンサー企業が集まならければ生じなかったように思います。

テーマごとにスポンサー企業が支援するという形は、これまでこうしたイベントをリードしてきたIT業界から、インターネットやスタートアップというものがある種、当たり前となり、各業界をリードする既存のプレイヤーがイニシアチブをとるようになってきたと感じさせられるものでした。

フランスでも数年前まではLe Webというイベントが、そうしたIT業界、スタートアップコミュニティから発したものとして有名で、過去に2回参加しましたときにはルノーなどの既存の大手企業はあくまでも会場の盛り上げ役として脇役的にスポンサーをしているという印象を受けました。

今回のイベントは、そうした従来のスタートアップ系イベントとはまったく異なるもので、見ていて世界的にもこのように潮目が変わっていくのでは?と感じさせられるものでした。

日本でいえば、トヨタ、JR、イオン、第一生命といった大企業中心にこうしたスタートアップをけん引していくところがトータルで15社以上集まっているのを想像していただければイメージしやすいかと思います。しかもこうした企業が10社、20社という単位ではなく各社50社という単位で支援しているのを考えればでその物量、影響力は凄まじいものになると想像できるのではないでしょうか。

フランスは世界最大の家電見本市、ラスベガスのCESにも今年初めハードウェアスタートアップを100社以上送り込んでおり、ある種、アメリカ以上に熱量が高いところがあります。


(フランスのテレビ局TF1は主にメディア関連のスタートアップを支援)


(ホテルグループAccor Hotelsはツーリズムやおもてなしに関係したスタートアップを支援)


(フランス国鉄SNCFはトランスポテーション関連のスタートアップを。鉄道に限らず、ライドシェア関連のスタートアップも展示していました)

最近のスタートアップ系イベントでは参加していて、日本・海外を問わず、どうしても登壇する大御所がマンネリ化したり、固定化したりするという弊害が少なからずあるように感じることが多かったのですが、今回のViva Technologyでは、数が多すぎてどこにフォーカスしたらいいかがわからない反面、圧倒的な数を集めたことにより生じた熱量や、IT業界ではない業界が主導することで、これまでには体験できなかった新鮮さを感じることができたように思います。

グーグルやFacebookですら注目が得られない世界

このViva Technologyには、FacebookやGoogleも出展していましたが、会場の中では地味な存在であるように感じられ、それほど集客もないように見受けられました。

グーグルやFacebookは他のイベントでもブースを出展していたりするということもあるでしょうし、1社のサービスをみるよりは、各テーマごとに50の異なるスタートアップのサービスをチェックするほうが、イノベーションの多様性ということでより来場者にとって興味深かったのではないでしょうか。


(facebookブース)


(googleブース)

FacebookやGoogleもいわばIT業界発の企業なわけで、このViva Technologyでは、そうではないプレイヤーがやはり存在感を放つようなものとなっていました。

ピッチコンテストに参加して

今回、このViva Technologyでは展示会の中で、数々のコンテストが会期前や会期中に開催されており、会期前に選考がったひとつのピッチコンテストに応募してみたところ、運よく選考が通ったので参加してきました。



こうしたピッチコンテストは私が参加したもの以外にも様々なテーマごとにイベント会期中だけでも20以上ありました。(このイベントに出展するためのコンテスト、というのも会期の事前にありました)

通常、スタートアップ系のイベントでは、イベント全体を通して単一のピッチコンテストが行われるといったものが主流で、数が多くてもテーマ別に5つくらいに絞られているものですが、同時並行で様々なテーマで20ものピッチコンテストが行われるというのはかなり珍しい部類に入るのではないかと思います。

ひとつひとつのピッチコンテストに対する集客やメディアの注目は分散されますが、多様な接点や機会が多くのスタートアップに生まれるという意味で面白いな、と参加しながら感じさせられました。

この手のスタートアップイベントには弊社もいくつか参加してきていますが、参加しているスタートアップの数が100以上と多くなってくると、どうしても出展することによりメディアに取り上げてもらえる機会は少なくってきます。展示しているだけではあまり意味がなく、むしろ講演やピッチに参加するほうがメディアに取り上げてもらえる機会が多かったりするといった場合も往々にしてあったりします。

またスタートアップ中心の展示会は、VCや投資家との接点を広げるには効率的ですが弊社のような資金調達のニーズは今はなく採用にもそれほど困っておらず、商品のバイヤーとなる人との接点を増やしたいと考えている会社にとっては魅力的ではなかったり、そのイベントとその会社があまりマッチングしていないというケースもあるのではないかと思います。

今回のイベントはスポンサーとなっているフランス企業や出展しているスタートアップの中にも顧客や面白い関係性が構築できるところがあるかもしれないと考えて出展も少し検討したのですが、結果的にはコストをかけず選考に通ることができたスポーツ関連のサービス・製品を提供するスタートアップをテーマにしたピッチコンテストにて、弊社のスポーツ関連IoT製品を中心にピッチを行ってきました。


二社めとしてピッチした後、審査員に呼んでいただき質問をいくつか受けたので(一社めのピッチの後では起きなかったことなので)結構、感触がよかったかなと思ったのですが、その後ピッチを行ったスタートアップも数社続けて弊社より長めに質問を受けていたため、二番手、三番手の結果に終わったかなと思いながら荷物をまとめていたのですが・・・


なんと、運よく優勝することができました。

正直、ピッチコンテストに参加したのは優勝自体があまり目的ではなく、こうした展示会で来場者向けに自分たちをPRする機会を極力コストをかけずに得られれば、と考えてのことだったのですが、フランス市場進出への製品の一定期間の無償マーケティングサポートをピッチコンテストに優勝した成果として得らることになり、弊社にとってとても有意義なものとなりそうです。

ちょうど自分がピッチしていたときにピッチ主催者が無料カクテルを振る舞っていたため、観客がこのコンテスト中に一番多く、そのカクテルがなくなってしまったあと、観客がどんどんと減っていっていたということがありましたので、主催者側が準備したお酒を出すタイミングに助けられたような気がしています。


(こうしたピッチコンテストは観客がさっぱりということもあるので、それを覚悟していったのですが、お酒につられて人が集まっているタイミングで発表できたことにより、結構多くの人にみていただくことができました)

今回はPubicys 90周年ということもあって開催されたイベントだった?のかもしれませんが、今までの有名なスタートアップ系イベントとはかなり雰囲気が異なっており、多くのスタートアップにとっていろいろな意義が得られたイベントだったのではないかと思います。

問題点もいくつかみられましたが、もし来年開催されるとしたら、より洗練されて魅力的なイベントとなると思いますので、海外進出を考えているところにとっては注目しておいて損はないイベントだと思います。



これからのスタートアップエコシステムは変わっていく?

ということで、まとめとしてはつたないのですが、スタートアップイベントとして世間の方向性が、IT業界から軸を大きく移してきて、異なったエコシステムを今後は生じていくことになるのではないかということを肌感覚で得ることができるイベントでした。フランスはアメリカとも違った意味で面白いですね。

アメリカで、グーグル、Facebook、マイクロソフト、Amazon、セールスフォースといった会社の存在感がなく、その他の大手企業がスタートアップを大きく盛り上げているイベントというのは想像しにくいと思いますが、それをまさに体現してみたという面白みがこのイベントにはあり、特にフランスを代表するブランド、ルイ・ヴィトングループがこうしたイベントで存在感を出していたのがとても印象に残りました。



Sunday, March 6, 2016

メルカリは(アメリカで)キャズムを超えて広がっているのか?

先日、メルカリは本当に「世界を取る(かも)」と思った件という記事がnoteに掲載されていたので楽しく読まさせていただきました。

かなりシェアされているようで読まれている方も多いようです。

ただちょっと見過ごせないかなと思った誤りがあったのと、その後、記事の修正や追記もとくにされないようなので、ここで指摘をしておきたいと思います。

こちらの記事は、
アメリカで700万DLもいっているのに、周りのひと誰もしらない
→キャズム越えてマジョリティにひろがってる
という仮説をもとに書かれていますが、そこはちょっと乱暴かな、と思いました。
(本人も客観的に書くというルールで書いた記事ではないと冒頭で説明されているのですが、読者に誤解を与えてしまう書き方となってしまっているかな、と思っています)

もちろんそうかもしれないけれど、そうじゃないかもしれない

日本ではキャズム越えてると思っていますが、アメリカでも越えてるかは外部からは窺いしることはできないかな、と。

DL数はお金で得られる部分もあるし、DLされたからといって利用されてるかはわからない。もちろんされてるかもしれないけどこのデータだけではわからないわけです。

アメリカでも日本と同じ施策なのかわかりませんが、友達招待すると300ポイントもらえるというのは、自然ユーザー増加に繋がる一方で、ポイント目的の偽ユーザーによるダウンロードをうみだしやすいところがあり、海外のほうがその傾向が強くなると、以前アプリビジネスに関わっていて感じています。

メルカリがすごいのは、ダウンロードを通常、広告費をかけて獲得するところ、この仕組みによって外部に依存せずユーザー獲得ができるようにしたことと、そこでしようしたコストも、内部での取引増加につながり、一部は自分たちのところにも戻ってくるし、そのキャッシュアウトが生じるのもかなり先になるということだと思ってます(すごいところのごく一部ですけど)

もちろん柴田さんが書いているように意図的にIT業界の人にはリーチせず、ダイレクトにユーザーを確保しようとマーケティングしようとしていると思うので、そこもすごくメルカリらしいところなんだろうな、と思います。

一般的にDL獲得コストであるCPIが300円切っているのはなかなか良い数字で(海外も300円相当のポイントなのかわかりませんが)、それがキャッシュアウトがあとに生じ、売上の呼び水にもなるのであれば、かなり割安な施策ということになります。

アプリのダウンロード数がなければ、当然利用する人もいないわけで、アプリのダウンロード数というのはひとつの目安となります。ただ、ダウンロード数が多いことは、そのまま利用されているという証明にはなりません。このあたりはやまもちいちろうさんが詳しく記事に書かれていたりします。

グノシー他、AppBank「モンスト攻略」ブーストでアプリダウンロード数を水増し

(上記の記事はダウンロード水増しについてはちょっと否定的ですが、個人的にはダウンロード数を広告で獲得するのは企業のマーケティングとして必要な努力であり、その戦略についてはニュートラルにとらえています)

柴田さんもメルカリの中のひとも知人ということがあり、書きにくい部分もあったのですが、僕から指摘がなくても誰か他から同じ指摘があるかな、ということとごくたまに僕もメディア側の人ということで記事も書くので、ここは実際のところは客観的にはわからないんじゃないか、と思って書いてみました。(メルカリにとっても期待値があがりすぎるのもプラスではないだろうし)

また「DL数が多くて、僕が知らないから、キャズムを超えてマジョリティーに広がっている」という考え方は、「そうかもしれない」であって、そうなんだ、と考えてしまう人が増えてしまうのはよくないので、バグはバグとして指摘しておき、今後はそういったバグが広まってしまわないように、指摘してみました。(もちろんDL数はひとつの指標にはなりますけどね)

元記事は他のメディアでも転載されていたりするのですが、メディア側がそうした知識を持っていれば、単純に転載するだけでなく「ここは、ちょっとおかしいんじゃないか」と指摘ができるようになるので、そうすることがメディア側にとっては責務であり、業界を正しく発展させてく上でも必要なことではないかと思っています。

(余談ですが、先日妻に、ヤフオクを使うのは面倒だろうからメルカリを使って不用品を処分してもらおうかな、と「メルカリをダウンロードしたら?」と教えようとしたら「バカにするな、もう使ってるぞw」と言われてしまいましたw)

Sunday, February 7, 2016

茨城空港を利用して上海に行ってみました(上海編その1)


の続きです。

上海に、到着した次の日の朝、とりあえず美味しいものを食べて活動を始めたいということで、豫園近くの南翔饅頭店に。


上海の空気はどうかな、と思いましたが、北京ほどではないもののやはりかなり澱んでいますね・・・。

小籠包が名物という、南翔饅頭店ですが、スープも美味しかったです。



上海市内の中国庭園の豫園は思っていた以上に大きく立派な庭園でした。二日目は、蘇州の世界遺産の中国庭園を見に行こうかな、と考えていたのですが、豫園をみた後は、中国式庭園もみたし、出張が旅行前に続いていたので、もう少しのんびりと上海を楽しんで帰るか、と当初の考えを変えて予定を変更してしまったくらいです。




豫園の中で圧巻だったのが、この龍壁ですね。あと園内の細かい装飾がいろいろと楽しめました。


こんなウ○チみたいな形をした通り道も・・・。


豫園周辺のお店も中国風でとても楽しめます。




これは公共の物干し竿です。歩道にあるので、最初はちょっとびっくりしました。


旧正月前ということで、猿の縁起物が多く売られていました。

豫園のあとは、外灘(Bund)から浦東の高層ビル群を眺めに。



やっぱり、ちょっと空気は澱んでいますね。


じゃーん。これぞ上海という1枚。

外灘のあとは、地下鉄で移動できる七宝の水郷古鎮へ。同じ水郷古鎮として有名な朱家角などにも行くことを考えたのですが、バスにならんだり、行き来の煩雑さを考えて、手ごろに地下鉄でいける七宝を選んでみました。七宝がしょぼかったら、翌日に朱家角へ行けばいいかな、ということで、まずは一番行きやすい七宝に足を延ばしたのですが、これが結構正解でした。



小さい水郷ながら、なかなか雰囲気がありました。


水郷への路地には飲食店が立ち並んでいて、とても活気がありました。



夜は、1744年創業の王宝和酒家で上海蟹・・・を食べてみましたが、値段の割には味はイマイチかな。はずれだったかもしれないですが、小ぶりな蟹なのでコストパフォーマンスを考えると、北海道の毛ガニや、サンフランシスコでDungeness Crab、シンガポールでMud Crabを食べたほうが幸せになれるかな。

1日め終了して、2日めは蘇州まで足を延ばしてみようかな、と考えていたのですが、移動に時間を割くことをやめて、上海をもう少し堪能してみることにしました。



地下鉄でみかけた、猿年の新年広告。

茨城空港を利用して上海に行ってみました(出発編)

茨城空港を利用したブロガー旅行体験記キャンペーンがあったので申し込んだところ、当選したので、こちらのキャンペーンを利用して先月、上海まで行ってきました。

『魅力発信!茨城空港発ブロガー旅行体験記』募集!【締め切りました】

中国は、北京と香港、マカオ、深センには訪れたことがあったものの、上海は未踏の地だったため、一度は行ってみたいと思っていた場所でした。茨城空港から春秋航空のLCCフライトが出ているのも知っていたのですが、なかなかきっかけがなく今回のキャンペーンを知って、初めて茨城空港を利用することに。

東京から茨城空港へ移動するには、東京駅からのバスを利用するのが便利。料金も今なら空港利用者であれば、500円でノンストップで移動できます。ところがギリギリになって、バスを予約しようとしたところ、すでに予約は満席でした。

関東鉄道オフィシャルサイト 高速バス予約ページ

お得なこともあって、航空券を予約すると同時に、こちらのバスも予約したほうが良かったようです・・・。当日、空席があれば乗車できるということだったので、ダメ元で当日待ちをすることにしてみました。


ドキドキしあんがら、待った結果、無事乗車できましたが、精神安静上良くないですね・・・。フライトが決まったら、早めに予約しておくのが吉です。

茨城空港にはマイエアポートクラブという無料の会員サービスがあり、事前に入会しておくと特典があったりします。今回は、搭乗待ちしている間にコーヒーを無料でもらうことができました。



茨城空港の搭乗前に、スマホの電池がなくなってしまったので充電できる場所を探したのですが、有料の充電スタンド以外にはみつからず。セキュリティーチェック後の待合室に、コンセントがありました。

待合室を出ると、そのまま歩いて搭乗器までいける通路が伸びています。蛇腹が伸びている搭乗ゲートもいいですが、蛇腹がなくても移動距離が短いコンパクトな空港も楽で結構、好きです。広い空港は見どころもあって楽しいですが、空港内の移動だけで大変だったりしますしね。

搭乗にバス移動が必要だったりするよりは、短い移動距離で歩いて搭乗できる空港はとても楽でいいと思います。



初の春秋空港のフライトです。

そして、無事、上海の浦東空港に、到着・・・したのですが、ここでちょっとだけ想定外のことがありました。茨城空港から上海へのフライトは、19:30に出発し、21:55に到着します。ところが、上海の地下鉄は終電時間が早くて、22時台には終了してしまうのです。日本にいる感覚だと、22時台ならまだまだ公共輸送機関が動いているのですが、上海ではかなり早く終電となってしまいます。

いちおう、ガイドブックで空港から、ホテルがある田子坊近くの駅まで23時までシャトルバスが出ていることを調べてあったのですが、到着後、こちらのバスを利用しよとしたところ、この田子坊(打浦橋駅)行のバスは最近、廃止となってしまったと知らされてしまいました。

夜間のタクシーだと、結構ぼったくられそうだしなーと思い、まだ上海リニアが臨時便で動いてたので、とりあえずリニアに乗って、市内のそばまで移動してみます。時速400キロ以上でるリニアですが、夜21時以降ということで、最高速300キロでの運転でした。それでも30キロを8分ほどで移動してしまいました。

リニアの終着駅、龍陽路につくと、タクシースタンドにはタクシーがいませんw。地元の人は、大通りにタクシーを拾いに行きますが、それほど走っていないのと、タクシーを捕まえようとする人が他にもかなりいるので、タクシーを拾うのはかなり難しそうです。白タクの客引きがいたので、無視していましたが、ちょっと他には手がないなーといったところ。250元で、市内まで連れていくよ、といわれますが、空港からで行ける料金で、通常なら、40-50元といったところでしょうか。高すぎる、せいぜい100元だろ、と追っ払いつつも困ったな、と立ち尽くしていたところ、白タクの人が他にも市内に移動したい中国人のお客をみつけて、二組で相乗りなら100元で行ってくれるということで、それで手を打ちました。

夜に、移動手段みつけようと右往左往し続けるわけにもいかないし、安全面でもよくないですからね。こちらの茨城ー上海便を利用される方は、上海到着後のホテルまでの移動手段をどうするか、あらかじめ計画をしておいたほうが良いです。

結果的には100元で、割高ではあるものの、龍陽路から移動できましたが、この白タクがなければ、1時間以上、移動手段を探し続けていたかもしれません。

Uberを利用するという手もあるかもしれないですね。このときは、現地SIMがなくて、海外パケットをそのために、使うのも、と思って他の方法を模索しましたが、通信手段があれば他の選択肢もでてきます。

また空港からのシャトルバスも、田子坊行きは廃止されていましたが、静安寺行きのバスはあったようなので、静安寺まで移動して、そこからタクシーか、通信手段があれば、Uberを利用するのが良いかもしれないですね。

ということで、ちょっと苦労しましたが、上海のホテルにたどり着きました。

Tuesday, December 8, 2015

なぜ登場?Apple社純正のiPhone Smart Battery

Appleから突然、iPhone 6s用のバッテリーケースが登場して話題になっています。



その名とは異なり、あまりスマートではない、Appleらしからぬデザインとして評価している人が多いようです。

なぜ、このような製品が登場することになったか?

僕は、Appleがこうした製品を出さざるおえない事情がなにかあったのではないかと思っています。

例えば、 バッテリー動作時間X時間以上という大口顧客の要求を満たすために必要だったのかもしれません。

軍関係などで、通常のiPhoneよりも長いバッテリー動作時間が要求事項としてあがり、それに答えるために出てきた商品というわけです。

サードパーティー製のケースバッテリーでもこの要件は満たせるものの、セキュリティー的に安心して使えるものか、バッテリーの爆発や発火などの危険性がないかを考えたときにAppleとして純正のものを出す必要があったのではないかと思っています。

はたして本当はどんな理由があったのでしょうか?