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Wednesday, January 23, 2019

フレンチテックなるもの

CES2019での展示を終えて帰国し、ようやく一息ついたところなので、CESの振り返りレポートをようやくこの週末に書いてみようと考えていますが、今日、ブラウン管の話がたまたま出て、そういえば、こんなことを昔紹介したな、というのを思い出しました。

シャルル・ド・ゴール国際空港の近未来的デザイン

ただ普通のブラウン管をデザインの工夫で、ものすごくスマートに見せていたという話なのですが、久しぶりにこれを読んでみると、これはフレンチテックっぽいと自分が考えているものに通じることだな、と思ったわけです。

この記事で紹介した、かっこいいデザインのブラウン管を使った設備ですが、おそらく日本だと、「どうやって、より薄いテレビをつくるか?」という話になると思います。

このCDGのブラウン管は(おそらくもうなくなったのだと思います。最近見かけないので)技術的にはまったく大したことがない。でも見せ方の工夫ですごくスマートなのです。純粋にテクノロジー以外の部分で、ユーザー体験を全く違うものにしている。

これってフランスのハードウェア・スタートアップ、French Tech(フレンチ・テック)を見ていても感じることで、テクノロジーは別に対したことがないんですよね。大部分が。

でも、アイディアの磨き方、プレゼンテーションで洗練しているな、と感じさせられるものがあったりします(全てが決して洗練されているわけではなく粗も目についたりしますが)。

そんなことをふと考えたので、久しぶりにブログを更新。

(そう、今年のCESは去年以上にフレンチテックが凄まじかった・・・。そんな話はまた後ほど)

Sunday, October 21, 2007

シャルル・ド・ゴール国際空港の近未来的デザイン

DEC社のPDP-10がカッコよすぎる。の続きです。

PDP-10をみていて、シャルル・ド・ゴール空港でみたフライト状況表示ディスプレイに通じるものがあるな、と感じたので、ご紹介。シャルル・ド・ゴールは1974年開港なので、時期的にも近いですね。
写真は全て2004年の12月に撮影したものです。ですので、今は少し変わってしまっているかも。 (低価格のコンパクトデジカメだったため、少しボケ気味です。)
dscf0059.jpg
シンプルで直線を主体とした未来的なデザインです。
ところが、横からみてみると・・・
dscf0070.jpg
ブラウン管部分がでっぱているのが分かります。
それでも、灰色のカバーがされているため、目立たないようにうまくデザイン的に処理されています。正面からみると、ブラウン管の厚みを全く感じることなく、縦長の一枚の薄いプレートにしか見えません。
同じ部品によって構成されているもので、このような円筒状のものも。
dscf0069.jpg

円筒内がトイレになっていたりなどします。縦に二つ並んだブラウン管の上にあるアナログ時計の放射線を主体としたデザインがとてもカッコいい。
dscf0057.jpg
空港のロビー全体はこんな感じ。手塚治虫の漫画にでてきそう。
幸運にも?真夜中到着の早朝のロンドンへのトランジットだったため、人気が少なく、ゆっくりと空港内を鑑賞することができました。