CNET読者ブログが終了するようです。僕も2006年7月から2007年7月まで20エントリほど書いてお世話になりました。
CNET読者ブログ:美谷広海
4年前の記事を読み返してみるのは、ちょっと辛いものがありますね(汗)。
随分前に更新することをやめてしまったので、僕のほうにはお知らせが届いていないようです。もしかしたら送ってもらっていて、この頃に登録していたメールアドレスをもう僕のほうで利用しなくなっただけなのかもしれませんが、CNET読者ブログ内で話題になっているのをみて始めてCNET読者ブログがなくなることを知りました。
CNET読者ブログの廃止、特に更新の停止だけでなく、過去記事が消えてしまうことに反対している人が少なからずいらっしゃるようです。
僕もこれは残念ですし、できることなら残しておいて欲しい。もちろんコンテンツが財産であるCNETもそのことは認識しているのだろうと思います。
ただ、おそらくブログのシステムがアカウント数に応じて課金されるような契約形態になっており、コンテンツを維持しておくだけでも相応の金額が毎年かかり続けているのではないかと思います。
過去にココログが規約を改訂して、一年間更新のないココログフリーのブログは削除するようになったときにもそのような内容のことを書きました。
ブログサービスにおけるひとつの時代の終焉?
多くの方がご存知であるようにココログはSixApart社のTypePadをベースに開発されています。
そのTypePadの料金体系ですが、その多くがアカウントの数に対して費用が発生するようになっています。
TypePadのサービスプランと利用料金
今回の規約変更という決断に至ったのは、ココログの会員数に対して、あるいは一定のユーザー数ごとにTypePadのライセンス費の支払いが発生するため休眠会員のブログによるコスト負担を削減する必要があったというのが理由として大きいのではないでしょうか。
つまるところお金の問題だと思うんですよね。CNET側としてもコストがかかるのでなければ、残せるものは残しておきたいでしょう。
ただ困るのがCNETのオフィシャルのリリースがネット上にはどこにも見当たらないこと。もしどこかで出ていたら教えていただけいたいのですが、CNET読者ブログ終了についての情報が読者ブログの中でしか見当たりません。
グーグルニュースで検索しても見つからず。
もしかして私の知らないところでリリースが出ているのでしょうか?
もしそうであれば教えて頂きたいと思いますが、おそらくそのようなものはないのでしょう。
いつ終了するのかも良くわからなければ、今後CNET読者ブログがどうなることなのかも読者ブログのブロガーが書かれていることを断片的に拾っていくしかありません。
これはCNET読者ブログを読んでいた人が何よりも混乱してしまうでしょうし、終了についての告知がこのように外野からみても混乱を生じているようであれば、参加していたブロガーはさらに混乱しているのではないかと思います。
終了させるのはやむを得ないにしても、外部に向けての適切なアナウンスがあるべきだと思うのですが・・。
今までの読者のためにもCNETから明確なアナウンスがされるべきだと感じています。読者はブロガーの読者でもあり、CNETブランドのブログの読者でもあったわけですから。
出版社が雑誌の休刊をユーザーに告知するように、CNET読者ブログの閉鎖はブロガーへのメールによるお知らせだけでなく、なによりも読者に対する告知として行われるべきではないでしょうか。
今回の件は、メディア企業として適切なサービスの終わらせ方ではないように思いますしお金を出すほうだけをみていて、コンテンツの先にいる読者のほうをきちんとケアできていなように思います。
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