いまから24時間後には、5th AvenueのAppleStoreの前で並んでいた行列が動いていて、iPadを目にしているはず。
事前予約して1台自宅に送られてくるのだけれど、時差の関係から世界一早くiPadが発売される現場に足を運んでみようと思っています。
まだiPadを買おうか迷っている人も多いと思います。でかいiPhone。確かにそうかも。でも僕にはこのサイズこそが革命的だと思っています。
iPadの大きさがあの大きさでなければいけないワケ
iPhoneがでたばかりの頃、こんなエントリを書きました。
iPhoneはウェブを文庫本のように楽しめるようにしてくれたiPhoneはウェブ体験を大きく変えてくれました。PCの画面に向かうという使い方ではなく、どこでも自分の好きな体勢で文庫本のように楽しめるように。
でも文庫本は本を読むためには最適なサイズではありません。携帯性がすぐれているので、読みやすくは感じます。でも文庫本という紙の大きさが読むのに一番適していないことは明らかでしょう。
世の中で一番A4というフォーマットが普及しているのもその大きさが読むのにちょうど良いから。
ペイパーバックが文庫本よりかなり大きいのも、海外の製本技術が日本程優れていないということもあるかもしれませんが、あの大きさが読みやすさを考えたときに英文としては限界に近いのだと思います。
文庫本の大きさに、利便性のために慣れてしまっているのですがそのサイズが本を読むのに適切だったわけではないのは、最近の新書ブームの理由のひとつかもしれません。
iPhoneの産経新聞アプリは便利ですが、iPhoneの画面の大きさが最適とはほど遠いのはあきらかです。iPhoneにて雑誌クーリエが配信されています。iPhoneで読みやすいようにUIにかなり工夫されていますが、読みづらさに耐えることが僕にはできませんでした。
漫画本があの大きさなのも読みやすさが前提なのではなく、保管のしやすさと読みやすさのバランスが取れているからだと思います。
マンガ本の大きさには慣れているのですが、より感動を得るには週刊マンガ雑誌の大きさのほうがよいはず。
漫画はもちろん、雑誌、そしてウェブまで、iPhoneの大きさだから見やすい、視覚情報が快適に入ってくるということはなくiPadとしての大きさが出歩くとき以外には必要ではないかと思います。
ちっちゃい少年ジャンプを読んでも面白くない。
逆にでっかいiPadでジョジョの奇妙な冒険全巻を読んでみたいと思いませんか?
マルチタッチデバイスとしての大きさにこめられた意味
一時期ネットブックがかなり売れていましたが、その時に考慮するのがキーボードの打ちやすさだったという人も多いのではないでしょうか?
Panasonicのレッツノートが売れているのも、あのキーボードで軽量さ、性能を維持しているからという点が大きいかと思います。
ではiPhoneの大きさはタッチデバイスとして最適な大きさなのでしょうか?
おそらく答えはNOだと思います。
iPhoneが登場したばかりの頃、文字入力のしづらさがよく指摘されていました。その指摘は正しかったのです。でも僕らはiPhoneの利便性に惹かれ、その打ちづらさには慣れてしまいました。
でも意識していなくてもタッチしづらいことによるストレス、使いにくさがあるはずなのです。
iPhoneは携帯性を前提にした商品なので、タッチデバイスとして最適なサイズではありません。またiPhone以外の多くのタッチデバイスも普及した商品においてはコストパフォーマンスの制約などから、必ずしもタッチデバイスとして使い易いサイズではなかったのです。
ストレスなく使えるキーボード、自分の手にしっくりとくるマウスと同じように、iPadの大きさはストレスなくタッチデバイスを操作するのに本来求められるべきサイズなのかもしれません。
画面の大きさに加えて、iPhoneにその気持ちよさが加わったらどうなるか想像してみてください。
iPhoneがすでに手放せなくなっている人は、iPadを買ってみて損はないと思います。
追加エントリ:
iPadを購入。発売日の様子とiPadのファーストインプレッション
iPadについての過去エントリ
iPad発送の通知が届きました
iPad予約しました。
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