一昨年はgooのボクナリというニュース企画の中で、僕らの島生活というコーナーを連載してきました。
三重県の答志島、北海道の天売島、焼尻島、鹿児島県の喜界島、長崎県の福江島、久賀島を訪れてきました。
都会よりも恵まれているのではないかと感じた場所もありましたが、総じて仕事にはそれほど恵まれていない離島ばかりをみてきました。
島という周りを閉ざされた空間を訪れてみると、離島が日本で、その離島の周りにあるのが海外、世界であるというような錯覚にみわれました。
そこで思ったのが、仕事や教育の機会を求めて島を離れて本土に渡る人と国を離れて、海外に職を求める人と本質的には同じなのではないかということです。
離島で起きていることが、そのまま日本全体にも当てはまってくるのではないかと強くかんじました。
そうした仕事を得るのが難しい場所でもいろいろな形で仕事を行っている人たちを見てきました。そこで考えさせられたのが、仕事というのは創るものなんだなという当たり前のこと。そして仕事を創ることができなければ、仕事があるところに行くしかないということ。
そして仕事があるのが当たり前だという場所が非常に恵まれた特殊な場所かもしれないということ。
日本には世界的な大企業が幾つもできましたが、そうした企業があるのは世界的にみても例外的な、非常に恵まれたケースだと思います。
そろそろ次のソニー、ホンダを生み出していかなくてはいけない時なのかもしれません。
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