先日、AMNのInterConnectブロガーミーティングというイベントに参加させて頂きました。
AMN: InterConnect ブロガーミーティングのお知らせ
関連過去記事:Microsoft InterConnectブロガーミーティングby AMNにいってきました。
こちらのイベント参加後にモニターさせて頂いているInterConnect2007を使ってみて感じたことを書いてみたいと思います。
まずこのソフトウェアがどのような製品であるのか?という伝え方。
InterConnect2007ではデジタル備忘録ソフトという言葉を使っていますが、分かりやすくブログ風という言葉をつかったほうが効果的に製品コンセプトを伝えることができたのではないかと感じました。
いろいろな目的に使えるけれど、Microsoft Moneyのようにこれができます!という風にはアピールしにくい。そんな製品の特徴を考えると、使い手によっていろいろな表現や使い方ができるブログになぞらえて製品を伝えても良かったのではないかな、と。
そして製品の魅力を伝えるために、ブロガーに徹底的した試用レポートを書いてもらうのがやはり効果的でしょう。できればライフハックなどとからめて、そのコンテンツをブログだけでなくビジネス雑誌などにクロス展開できれば面白い気がします。(もちろんそういった機会があればぜひお手伝いをさせて頂きたいです)
その場合の雑誌記事のタイトルは、ブログのような簡単操作。タグによる情報管理で効率的な仕事を実現するライフハックソフトではいかがでしょうか。
製品の特徴を伝えるには雑誌での分かりやすい図解なども助けとなるはずです。Mind Map特集などを載せている月刊アスキーなんかは親和性が高そう。
さて、少し横道に逸れましたがこの製品が何よりも面白いと感じたのが以前のブログでも記述したように、
・書いたメモをタグ付けで管理できる。フォルダとは異なり、複数のタグがつけられるので、プロジェクトがまたがる案件などのメモの整理に便利
・ブログのようなUI :ブログについているようなミニカレンダーが表示されるので、昨日書いたメモ、○日に書いたメモに簡単にアクセスできる
・書いたメモに関係する人を、アドレス帳から参照した氏名をクリックすることで管理できる:メモに対して、関連する人物名でタグをつけるという感覚ですね。そして、ブログのような表示UIなので、ブログの記事の一覧画面のように複数のメモが一画面に表示される。ブログの記事をスクロールして参照するように、メモをスクロールして参照できる。
といった点があると考えています。
具体的には、Getting Things Doneといったストレスフリーの仕事術本に書かれているいつかやりたいことリスト、いつか/もしかしたらリストなんかはこのInterConnectを使って、メモ、管理するのに適していると感じました。
(いつか/もしかしたらリスト:今はしたくないが、いつかしたいと思っている夢や事柄を書きためたリスト。下記の本に詳しく解説されています)
仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法ただ漠然といつかやりたいことを書き連ねるかだけでなく、それに関係する人、家族なのか友人なのか仕事仲間なのか、そしてそのやりたいことを実現するための資料やイメージとなる画像を一緒にして、ブログの記事のようにして保存していく。
ブログをメモ代わりに使うのと同じ感覚で、しかもブログのように公開することがないので気軽に肩の力を抜いて、なんでもガンガンとやりたいことをInterConnectに入れていくことができます。ブログ風のミニカレンダーのUIも後で振り返って自分がやりたいことを確認していくのに非常に便利です。
そして夢が実現したときは、その内容をInterConnectに保存されたエントリに書き加えてブログに公開すれば良いのです。
このソフトはそんな自分の目標管理、仕事や夢を成し遂げるためにうまく活用できるソフトではないかと感じさせるものがありました。
一方で、残念に感じた点をいくつか。
まずアドレス帳やメールについてはOutlook2007でないと連携できないこと。
この点は非常に残念。特にアドレス帳のインポートについては、FacebookがGmailやHotmailのアドレス帳に属しているFacebookユーザーを手軽にインポートしたり、ネットワークに誘ったりできるかのような軽やかな連携を実現して欲しいと強く感じました。
やむをえない部分もあるかもしれませんが、もう少しオープンに他のサービスとの連携をはかって頂きたい点です。
二点目として、タグの機能の不十分さ。
エントリした内容についてタグをつけることができるのですが、タグは8個くらいの中から選択をすることが想定されているようで何十個ものタグを入力をしていくことは想定されていませんでした。具体的には左メニューで表示されるタグの数や、エントリに対してタグ付けをするときに最初のプルダウンで選択できるタグの数がかなり少ないのではないかと感じました。
タグ付けによって情報を管理できるソフトであることを考えると、もっと多くのタグを扱うことを念頭にUIを再設計して頂きたいと感じました。
最後にアドレス帳との連携機能。
最近ではアドレス帳には、メールアドレスからダイレクトにアドレス情報を入力することが多いため、アドレス帳にはふりがなをふってある情報はほとんどありません。しかし、このInterConnectではインポートしたアドレス情報にフリガナがない場合にはあいうえお順に奇麗に分類することができませんでした。
フリガナだけでも分類を、もっと欲を言えば例え氏名がなくてもメールアドレスの情報だけでもアルファベット順に並べかえたり、分類されるようにして頂きたかったと思います。
こういった不自由な点について見直し、タグを使った新しいGetting Things Doneツールとして再設計することができれば面白いソフトに化けるかもしれないという可能性を少し感じることができました。
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