Saturday, December 31, 2011

2012年に向けての抱負

年末、年始にその1年に向けた抱負を3つ書くことにしています。

明確に書き残しておくことによってやりたいことが明確になりますし、また実現することも多いので毎年の習慣として定着してきています。

今年実現したいと考えていたことをtwitterで1年前に投稿したのですが、そこで書いたことは大半を実現することができました。

2012年に実現したいこととしては、まず第一に海外で事業の立ち上げを行うこと。

これは今年の秋に転職した新たな職場で実現できる可能性が大きいと思うので、まずはそれを確実に形にすることに集中したいと思います。

 残りの2つについては、この休暇中の数日考えてみたいと思っています。ある程度1年で実行できることは実現できるようになってきたと思うので今年は数年かけて成し遂げることの準備期間として取り組むことを考えてみたいと思っています。

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(ビミニ諸島南方の上空写真) 

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「小さなチーム、大きな仕事」が完全版として発売されました

昨年、共訳させて頂いた「小さなチーム、大きな仕事」が新たに完全版として出版されることになりました。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則
ジェイソン・フリード デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン 黒沢 健二
415209267X


以前の新書は一度増刷された後出版社での在庫もなくなったのですが、早川juice新書がなくなるため増刷ではなく完全版として出版されることになったようです。

Back Camera

新書で出版された後、ハードカバー(とはいえ大きさはKindle 3G程の小さな判型)で登場するというのは珍しいかも。

完全版では新たに原書で掲載されていたイラストも収録されています。

Back Camera

この一冊、手前味噌ですが起業を考えている人、あるいは事業を手がけたいと考えている人にはお奨めの一冊。WIRED12月号でも起業を目指す人への一冊として選ばれていました。

息の長い出版物になってとても嬉しいですね。訳していてもとてもワクワクとした本でした。僕も新年に新たな気持ちで読み返してみたいと思います。

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【送料無料】小さなチーム、大きな仕事

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価格:1,155円(税込、送料別)



m4/3のデジカメでPentax auto 110のレンズを使用

愛用のデジカメをPentaxの一眼から、m4/3のミラーレス一眼に変更したのですが、古いオールドレンズを扱う楽しさを味わうためにPentax auto110用のアダプタを購入しました。

アダプタはeBayで出品されていた商品を購入。40ドル程で薄型なため、コンパクトにレンズを装着できます。

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Pentax auto110のレンズ4本は、中古で合計で1万ちょっと程で揃えることができました。全てF2.8固定のマニュアルレンズで18mm,24mm,50mm,70mmの4本。マイクロフォーサーズに装着すると焦点距離は35mm換算で2倍になります。

Back Camera

使い勝手が良かったのが、二番目にコンパクトな18mmのレンズ。見た目にもコンパクトでいい感じです。

Back Camera

一番小さな24mmは豆粒のようなレンズ。

 

そして一番大きな70mm。このレンズだけ鏡胴がプラスチック製ではなく金属製で重厚感があります。一般的な標準レンズ程の大きさがありますが、140mm相当の望遠レンズとして使えることを考えるとコンパクトに収まるほうかも。

Back Camera

しばらくこのマニュアルレンズでカメラ撮影を楽しむ日が続きそうです。







Friday, December 30, 2011

パリ・ポンピドゥーセンター

パリ最終日に、Le Webも終了し夜に少し時間ができたのでポンピドゥーセンターに行ってみました。

ここは夜21時までやっているので、夜遅い時間でも観光できるパリの名所のひとつです。

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美術館へ行くのは、美術品を鑑賞するのがその目的の一つなのですが、僕は美術館という空間を楽しむのが結構好きだったりします。

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夜のこの時間は入場者も少なく、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

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Le Web 2011に参加してきました

今回のパリでの出張で、欧州最大のITイベントLe Webに初参加してきました。

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イベントの印象については、Startup Datingの記事として公開させて頂いています。

【ゲスト寄稿】LeWeb 2011フォトレポート from Paris 

会場ではイベント協賛のルノーから二人乗りの電気自動車Twizzyが展示されていました。日本では日産ブランドで紹介されています。

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会場では試乗できる場所もあったので、私も乗ってみました。

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なかなか軽快な乗り心地でしたが、現実的に税金や維持費を考えると、電動バイクと電動自転車の間というユーザーにとっては中途半端な商品となってしまうかも。

レンタカーなどであれば、手軽に利用できていいかもしれません。 

Thursday, December 29, 2011

夜のモンマルトル、サクレ・クール寺院

パリでの観光名所は大体訪れたことがあったのですが、モンマルトルはまだ行ってみたことがなかったので仕事の後に訪れてみました。

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日が落ちた後のモンマルトルの丘、サクレ・クール寺院。手前のメリーゴーランドは映画「アメリ」でもでてきたような気が。

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パリ市内で一番高い場所からの夜景。

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周辺の路地も趣きがあって楽しめました。

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クリスマス間近だったので周辺にはイルミネーションが。

のんびりと昼下がりから夕方にかけて足を運ぶのがいいかも。 

6年ぶりのパリ訪問

今月は多忙だったこともあり、すっかりブログの更新が滞ってしまいましたが、年の瀬に今月の出来事を少し振り返って記録しておこうと思います。

今月の上旬から中旬にかけて6年振りにパリを訪問しました。p1000640.jpg

良くも悪くもパリは6年前と比べてあんまり変わっていないな、という印象。ロンドンに比べて変化は少ない気がしました。

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パリ市内で移動中の合間に立ち寄ることができたサントウスタッシュ教会。知名度はあまりないものの観光客も少なく、ゴシック様式の堂々としたスタイルの教会で落ち着いてみることができる場所です。 

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 今回の出張では前半は、訪問したイベント会場近くのラ・デファンス地区のホテルに泊まり、後半はLe Webの会場近くのホテルに滞在しました。

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Thursday, December 1, 2011

スマートフォンビジネスサミットその3「変態が世界を変える」

スマートフォンビジネスサミットその2の続きです。

スマートフォンビジネスサミット 

■カカオトーク

世界で3100万登録者 11カ国12言語対応

8億メッセージ/日 

電話番号ベースで友達とチャット

アクティブユーザーを調べてみると平均一日アプリを35回起動

平均使用時間51分 

トップ10%のユーザーは1日6時間以上利用

全体の8割が韓国のユーザー

残り2割のうち25%が日本のユーザー

2010年3月にiOSをスタート 9月にAndroid版をスタートしてから伸びる

AndroidのユーザーがiOSの4倍くらいいる

カカオトークとしての挑戦

 スマホ到来でPCの世界からどう変わるのか?何が変わるのか? 

 何をやったらトップになれるのか?

2012年にユーザー1億人を目指している 来年3Qあたりにいける数字ではと思っている 

社員数は全体で160人程。

韓国ではプロモしなくてもユーザーが自然と増えるが、グローバルでどう攻めるか。

月300万人ベースで人が増えている、これを桁増やしていきたい

■グリー 

グリーのグローバル戦略

 OFとグリーのプラットフォーム統合へ

 もうすぐ詳細を発表します

現状のグリーのプラットフォーム会員数1.5億人

月間で1000万人くらい会員数が増えている

日本が約3000万人

最近拠点をどんどんとつくっています。

最近EAのゲームの国内参入サポートも

社内の書類もどんどん英語になっていっていますw

モバイル中心の垂直統合したプラットフォームを指向しています

Platformの競争力は集客力と収益力

8000アプリをグローバルで提供してもらっている

 世界でも有数のARPUを実現:収益性が高い

iPhoneのアプリストアのランキングをみてみたらグリーのアプリが1位、3位、4位に

グリーとOFのプラットフォーム統合の詳細について今月上旬に発表

世界中への配信が一度の開発で可能にを目指しています

■パンカク CEO 柳澤さん

 パンカクのこれまで、とこれから

・iPhoneとAndroid向けゲームの開発

・ソーシャルSDKの開発と運用 

 当初からアメリカで成功させることを指向

LightBike USのAppStoreで一位を獲得

トロンの世界をゲームで実現 

 米ギズモードのライターがすごいと思ってもらえるものを

他のゲームにもユーザーを回遊させる仕組みを提供

LightBike2にも搭載

・PtoPでのネット対戦機能/WiFiとBluetoothで最大4人まで近くの人と対戦

 自分と強い人とだけ対戦したり、弱い人だけと対戦することを選ぶことも

・複数のランキング/アチーブメント(トロフィー)/アイテム販売

・外からのソーシャルグラフのインポート

・パンキアOEMをアメーバスマートフォンプラットフォーム/GameWave(CAアメリカ)に提供 

・ソーシャル機能のUIのカスタマイズが可能

・プロモーション(既存アプリのアクティブユーザに対し、全画面広告を表示)新規リリースした自社アプリに対し、日付を指定して告知しユーザーを誘導することが可能

・多言語対応(英語、日本語、その他)

・リリース後18ヶ月で1000万ユーザを獲得 

・自社タイトルはLightBike, LightBike2は出していながい、共同開発という形で開発してきている 

パンキアではiOSとAndroidではiOSに注力

Androidは率直にいってiPhoneの代替物では?(個人的な感想だけど)

Androidの管理しない方針とうのは開発するほうとしてはデメリット

Androidはイチモデルあたりの普及台数が少ない

マーケットは米国のみを狙う

インド、カナダ、オーストラリアはアメリカでヒットすればついてくる

アジアの英語圏もついてくる 

中国は大きなガラパゴス→その先にグローバルマーケットはないだろう 

日本は考慮してはいけない。日本のユーザーうけたからといって、アメリカのユーザーにうけるわけではない

日本と米国のマーケットは全く別物 そこには全く別のノウハウがあるのでは?

ウェブかアプリか、という選択では、アプリを重視

Unityなど効率よくゲーム作れるエンジンが重要だと考えている

日本ではFPから推移してきたユーザーが多いが、アメリカではゲーム機のソフトが競合。表現が豊かでないとと考えている

 日本にいながらにしてアメリカでランクインするタイトルが作れるのか?

→変態が世界を変える

 変態=「やりすぎてしまう人」

 社員はバイトから社員になる人が多い

 会社が慶応SFCの隣

 バイトから他社に就職して戻ってくる人も

社員からの紹介で入る人も多い。社員の半数近くがそう

 変態が変態を呼ぶw

あとは社長からFBで直接メッセージを送って声がけ

 

パンカクは以前参加したイベントでのアドウィズの東南アジアから攻めるという考えともまた違って面白いですね。

途中からの参加でしたが7時スタートで9社が発表、終了が22時30すぎになったのにもかかわらず200人以上の人が残っていました。

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スマートフォンビジネスサミットその2

スマートフォンビジネスサミットその1の続き

■ミクシィ 

スマートフォンの月間ログインユーザー数  400万人台

割合ではフィーチャーフォンが50%、スマートフォン17%台、PC16%台

 mixiゲーム11/15 モバイル版リリース

 mixiアプリという形でゲームもあったが、占いやコンテンツ系のツールも

占いなど友人たちと楽しむアプリと、ゲーム系、友人以外とも楽しむものとわかれているので、ゲーム系を集めてわけた。

 ユーザー利用動線の強化、プロモーションの実施、17歳以下のユーザーへの段階的開放

SAP向けの広告商品を充実させていく 

mixiページの開設数は15万ページに

個人が65%、法人が35% 

mixi Xmas 2011 開始3日で120万以上が利用 

■ラビオンソーシャル CEO佐藤さん

ラビオンソーシャルHP 

元アドウェイズでスマートCの事業責任者をしていた

サイバークエストの役員をして、昨年ラビオンソーシャルを立ち上げ今年アドウェイズに買収される

スマホでのビジネスのみ。

昔はガラケーでやっていた。ミクシィで結構やっていたけど昨日いっぱいで撤退しちゃったばっかりw

営業出身だけど会社は技術者ばっかり

東京本社25名

東北開発センター 今月の半ばに開設

復興支援が少しでもできれば

ハノイに開発センター 50人くらい

 正確にはアドウェイスの子会社だが、そこの責任者をしている

東京以外の開発リソース確保に注力している

 採用が日に日に苦しくなっている

東北では結構能力の高い人と面接ができた→東京以外でもいけるんじゃ?

ハノイは人をすごく増やしています

今年の頭まではガラケーでアプリをつくっていた(ミクシィ、グリー、モバゲー向けに)

ガラケー版小悪魔キャパ嬢らいふ ユーザー20万人

 昨日閉鎖。

 はやっていないからではなく、会社のリソースをスマホに集中するため。

2011年3月にスマホにフォーカスすることを決断

小悪魔キャパ嬢ライフのスマホ版を6月にリリース

ガラケーからスマホに転向しづらい。本当に儲かるの?とよく言われる

小悪魔キャパ嬢ライフについてはフィーチャーフォンとスマホであまり内容は変わっていない

移植にかかった工数は1.5人月。ほとんど寝ないエンジニアなので実質2人月?

現在スマートフォン版のユーザー人数は30万人で日々伸びている。

ガラケーよりもスマートフォン版のほうがARPUが高い→キャリアによる制限が限られるため

非常にリワード比率が高い ガラケーはリワード比率は3〜5%。スマートフォンは20〜30%

 課金をしないリワードではなく、結構課金をするユーザーがリワードを使う。リワードだけを使っている人のほうが珍しい。

ちょっと課金を節約しようという選択しがユーザーにとってあるのはいい選択肢なのでは

 プロモーションにはグループのリワードを活用

 「インセンティブ」って言葉を嫌わない

インセンティブだけで離れていくユーザーもいるが、やってくれる人は一番最後までやってくれる→その人が継続してくれるかはゲームの出来次第

 続き:スマートフォンビジネスサミットその3

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スマートフォンビジネスサミットその1「ユーザーがメリットを感じアップデー トを」

定期的に開催されているスマートフォンビジネスのイベントに参加してきました。

 スマートフォンビジネスサミット

■メタップス佐藤さん

Androidマーケット

自然流入を狙うのが大事
 ランキング、検索順位をいかすことでお金をあまりかけずにアプリを広げることも
  DL数、DAU、MAU、ユーザーの評価がランキングに左右する
  DL数とDAUをいかに上げるか

Androidの場合はプロモをうったもののすぐにはあまり反応がない
でもDAUがあがることで、徐々に1ヶ月、2ヶ月後くらいに反応がでてくる

検索のSEOにより流入があがる

アプリ名、説明文にキーワードを入れておけば30分、40分後には反映されてくる
 こういった対策を行なっているところは成果が出てる

ストアの検索結果の順位はDLの伸び率が評価されているのでは?

プロモーションと一緒にアクティブ、バズの施策をうつそれによって自然流入増加

さらにアクティブ率をあげていく→自然流入増加のサイクルへ

■ビーワークスゲーム

代表作おさわり探偵なめこ栽培キットなど

なめこ栽培は3週間でリリース 

開発スタッフ8名 グラフィッカー6名プログラマ2名

年間のリリースタイトル13本 

グラフィッカーが作りたいもの、プログラマが作りたものを企画に出して、通れば発案者がリーダーで周りがサポートしている

190万本 おさわり探偵なめこ栽培キット

 無料でプロモ費もなし。おさわり探偵のプロモを考えてのリリースだったので。

なぜなめこを栽培してしまうのか

モチベーション上げる要素

・キャラ造形

・コンプリート要素

・図鑑の説明

 開発者が一番こだわったのは「最初のなめこが映える瞬間」

「気持ちよさ」を最終戦

蒔いてすぐ生えてもダメだし、蒔いてなかなか生えてこなくてもダメ。

だいたい30秒から1分の間。(細かい秒数は企業秘密) 

30秒で最大のユーザー体験を

少ないインプットでたくさんのアウトプット

・ごく短時間で遊べる

・いつ立ち上げても成果がある

・起動したい

ユーザーがメリットを感じられるアップデート

アップデートする時に自社稿で新規コンテンツの告知

・既存ユーザーが長く楽しめる 

・新規ユーザーへのアピール

・ユーザーのクチコミの起因に 

続き: スマートフォンビジネスサミットその2

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