Friday, July 25, 2008

iPhoneはウェブを文庫本のように楽しめるようにしてくれた

iPod touchを利用するようになってから一週間ほど。自宅にいるときはネットにアクセスするのがブログを書くとき以外はiPod touchからになりました。

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iPod touch/iPhoneを利用して感じるのが、ウェブとの距離感が大きく変わったということ。

例えていえばまるで文庫本を読むような感覚でウェブの文章を楽しむことができます。PCのディスプレイでウェブをチェックするのとは全く違う感覚で、もっとリラックスした自然な感覚と体勢でネットのコンテンツが楽しめるようになったというのが大きな実感です。 

当然読んでいる文章は同じものなのですが、その文章への接し方、距離感が変わることで得られる体験は全く別のものとなります

通常の携帯端末でもRSSのチェックはしていたのですが、こちらはウェブをみているというよりもメールをチェックしている延長にある感じでした。

iPhoneでRSSをチェックすると、文庫本に比喩するのがぴったりで、どこに出かけてもポケットから文庫本やペーパーバックを取り出すような感覚で気軽にウェブのページをくっていくことができます。

特にiPod touch/iPhone向けにカスタマイズされたライブドアRSSリーダーがいい感じ。

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これを使っているときに、ウェブがまるで文庫本を読んでいるように楽しめることに気づきiPhoneに乗り換えようと決意。あとはいち早く入手するのみです。(追記:今日の昼休みにチェックしていたころ入荷していたので無事購入できました!)

Thursday, July 24, 2008

さよならau。


iPhoneがまだ入手できていませんが、MNPを利用してauからソフトバンクに移行しようと思っています。

理由としてはiPhoneが利用したくなったの一言につきます。
F's Garageの藤川さんも大分迷われていたようですが正直僕も2年間我慢できるような気がしないのですが、だからといって今後1年間iPhone無しで我慢できるか?と自分に問いてみたとことろ、それも無理かなという結論に至りました。

関連記事:
F's Garage:いつiPhoneを買う決断を迫られるかわからないので、iPhoneの料金をよく見てみた 

auにはサービス自体には不満は全くありません。特に電波状況に関しては約6年前にドコモからauに変更してからはとても満足しています。ですが、auに感じてきた革新さというのが最近では感じられなくなったというのも事実です。

auは3キャリアの中ではいち早くGPSに取組み、3Gの普及も最も速く進みました。

特に初代のWINシリーズ導入と同時に開始されたパケットの定額制が衝撃的でした。その後auはキャリアポータルにgoogleを採用し、パケット定額制とあわせて閉じられた世界だったモバイルインタネットのオープン化を大きく推進し、携帯の一般サイト隆盛の火付け役となります。

DeNAとも早くから協業し、auオークションを運営する子会社のモバオクへ出資しました。その後、auは携帯端末へのFlash搭載を進め、これとパケット定額制によりモバゲータウンのようなFlashゲームサイトが普及するための下地ができあがりました。auの取組みがなければモバゲータウンはここまで速く成長することはなかったのかもしれません。

着うた、着うたフルの導入でも業界をリードし、ラジオという枯れた技術をうまく掘り起こしたEZ FMによりケータイとラジオという組み合わせを当たり前のものにしました。

デザイン性の高い端末を投入していくというau design projectも他社に先駆けた取組みだったように思います。

ですが、最近ではこのような革新さは、ソフトバンクやイーモバイルなど他キャリアに感じるようになってきました。

70ケ月間親しんできたauですが、iPhoneが入手でき次第移行しようと思います。

今まで以下の端末のお世話になってきました。

A3012CA
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スカイブルーの色に惹かれて購入した端末。サイズもこぶりでバランス良くできた端末でした。

talby
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デザインに関しては今でもこの端末の右にでるものはないと思っています。シンプルで飽きのこないデザインとそれを裏打ちする使いやすさがあり、長い間愛用してきました。この端末こそ3G化すれば世界的にも売れたのではないかな、と思う端末です。

W43SA
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仕事の関係で、各キャリアの最新端末を比較的自由に持ち歩くことができたということもあり、プライベートでWIN端末を利用するになったのはようやくこの端末から。サンヨー製の端末は他のキャリアに比べてラジオの感度が抜群に良かったというのが購入の主な理由です。実際、イヤホンをつけていなくてもラジオの感度は抜群で、朝はラジオをアラーム代わりに目覚ましに使っていますし、移動中は完全にラジオウォークマンとなっています。機能的な満足度が最も高い一台です。

MEDIA SKIN(PASTEL BULE)
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 限定色が購入でき、非常に嬉しかったのですが結局一日だけ利用して手放しました。理由は外部アンテナをつけないとワンセグもラジオも使えなかったからですが、その後ワンセグはPSPで見るように。もう少し早いタイミングで入手するか、後かであれば長く使っていたのかもしれません。(iPhoneもワンセグもラジオもないのですが、動画の取り込み、ポッドキャストをはじめとするiPodとしての利用、YouTubeの視聴などができるので、同じような不満を感じることはなさそう)

ということで長らくお世話になってきたauですが、インターネットができる電話端末から電話ができるインターネット端末に乗り換えようと思います。

au、ありがとう。(またいつかお世話になるかも)

Wednesday, July 23, 2008

エプソンのプロ仕様プリンタPX-5600を使ってみました。

先日体験してきたEPSONのPX-5600を自宅にてモニターさせて頂いています。

データでは見えなかったものが見えるようになる!驚きのプリンタPX-5600 

体験会で使ったときにはその大きさにびっくりしましたが、家に届いてみると思っていたよりもコンパクトに感じました。

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比較のためにペットボトルを置いてみました。スクエアな形をしていて、前面の用紙排出トレイや給紙ガイドが折り畳めるため、稼動していないときはスッキリとしています。

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こちらが排出トレイや給紙ガイドを引き出した状態。

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こちらがインク。圧巻の8色です。インクをセットしているときに分かったのですが、印刷する用紙に応じて黒はフォトブラックかマットブラックを選択します。

ですが、インクの種類を変更するにはブラックインクを交換してさらに、ドライバでインク情報を更新する必要が。これは少し不便ですね。インクのカートリッジを9色分用意して両方のインクをセットできるようになっていたほうがいいのでは、と素人的には考えてしまいますが、このインクの並び順にも高画質のためのノウハウがありそうでそう簡単にはいかないのかもしれません。

ダイレクトプリントの際はインク情報の更新が必要ないようです。

まずは光沢写真用紙を試してみたかったのでフォトブラックを試してみました。

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印刷中には画面にオーバレイでインク残量が表示されます。これは便利でいいですね。

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これが印刷されたプリント。ものすごく鮮やかにプリントすることができます。これだけ引き延ばした大きな写真をプリントするとなると、元の写真の良さにいろいろと気を使います。どんどんプリントしていくことで写真の腕もみがかれるのかもしれません。パソコンのモニターでみていたのでは気にならなかった点がどんどんと気になってきます。

モノクロ写真も試してみましたが、モノクロにはマットブラックインクの質感があっていそうだったので、そちらで本格的に使ってみることにしました。

デジカメは600万画素のデジタル一眼ですが、A4でももう少し解像度が欲しいかなと感じました。A3でプリントするとなるとちょっとあらがでてきそう。わざとぼかしたり、ぶれている写真をプリントするか、光沢紙にあった素材をA3で出してみようと考えて、金属の光沢感のある飛行機の写真をA3で出してみることにしました。

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用紙よりも小さくプリントしてしまいましたが、こんな感じの仕上がりです。

モニターでみていたのでは得られない迫力と臨場感です。

デジカメを使いだしてからは個人的には写真はプリントするものではなくなってしまったのですが、このプリンタを使って大きいサイズのプリントをしていると写真が楽しくなってきます。写真の質にももっと注意がいくようになるので、写真の腕をあげないと、という気にもなってきますね。

写真にこだわるのであればレンズにこだわるだけでなくプリンタにもこだわる。そんな必要があるのかもしれないな、と感じました。

Sunday, July 20, 2008

iPhone(iPod touch)の文字入力は横方向が1.5倍便利

iPhone/iPod touchで文字入力をしようとして苦労している人も多いのではないでしょうか?

しばらくずっとiPod touchをいじっていますが、iPhone/iPod touchでソフトウェアキーボードを使って文字入力をするには横方向が楽です。

縦方向だとキーの間隔が狭くてキーの打ち間違いが多いのですが、横方向だとキー間隔に余裕ができ、かなり打ちやすくなります。URLの入力などは非常に便利。

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これが縦の場合。 横320ピクセル内に10の文字キー。

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横の場合は480ピクセル内に10の文字キー。単純計算すると3.2対4.8で1.5倍横打ちの方が広くなります

残念なことに「メール」は縦方向の表示にしか対応していないため、個人的にはメールを横方向でも使えるようにしてもらえないかな、と思っています。先日ご紹介したToDoアプリのZenbeは横書きにも対応しているのでその点は嬉しいところです。

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文字入力を前提としたアプリにはぜひ横方向での表示にも対応して欲しいですね。

Saturday, July 19, 2008

iPod touchからブログを投稿

主要なブログ・SNSをiPhone、iPod touchから更新できるBlog It を使ってこの記事を書いてみています。

短文ならそこそこ使えそうです。

8行以上、上の文はテキストフィールドがスクロールできないため戻って前の分が確認できなかったりしますが、なんとか書けます。

Touchを使っていると困ったことにiPhoneが使いたくなってきました。でも二年はちょっときついんですよね。

しばらくtouchを使いながらなやみそうです。

iPhone向けのToDoアプリをチェックしてみました。

iPhone向けに(実はiPod touchですが)使いやすいToDoアプリを無料アプリの中から幾つか試してみました。その中で比較的使いやすいかな、と思ったのが以下の2つです。

Zenbe(デモ)
Dobot Todos

Zenbe
メリット:
Webアプリとsyncが出来る
デメリット:
アプリ起動時にロゴが表示され、リストが表示されるまでワンテンポ遅れる
チェックを入れたToDoが自動的に下に並べ替えられてしまう(これがメリットと感じる人もいるかも)
リスト追加、メモ追加のボタンがリストとメモと同じ並びにあってUI的にイマイチ
メモの並び替えはできてもリストの並び替えはできない

Zenbeのウェブサイト
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Dobot Todos
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メリット:
シンプルなUI
チェックボックスにチェックをすると色が変化して気持ちがいい
リスト、メモ追加のボタンは、左上に収まっていてスッキリ。
デメリット:
リストもメモも並び替えができない
(メモは作成日や重要度でソートはできるが、リストは全く並び替えができず)
一度作成したメモ(ToDo)は削除できない(完了したものを隠すことはできる)

というわけで、どちらも一長一短ありという感じ。
ウェブアプリと連携しているZenbeが気になるところ。
カテゴリが不要であればTo Doやカテゴリが仕事、プライペード、ボランティアの3つに固定されているmyTo-Dosもシンプルで使いやすく出来ています。

Remember the milkも使いやすそうですが、Proアカウント(年間25ドル)を払わないと使えないんですよね。

iPhone、iPod touch版 Remember the milk
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しばらくはZenbeを使ってみようと思っています。

第3回オフラインnewsingに参加します

ソーシャルニュースサイトのnewsingが早くも2周年。ということで第3回のオフラインnewsingが参加されます。

第3回オフラインnewsingを開催します 

申し込んだところ、今日招待状を頂きました。デザインがちょっとこっていたので、ちょっとご紹介。

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参加するのが楽しみです。 

Wednesday, July 16, 2008

iPod touch整備済製品を購入しました。

iPhone関連のアプリをチェックしたいなぁ、と考えていたのですが今日AppleのHPをチェックしていたところiPod touchの整備済製品がでていました。

Apple Store整備済製品 (iPod)

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iPod touch8G 36800円→22800円に、

iPod touch16G 48800円→34200円に、

iPod touch32G 59800円→48200円

という大バーゲンですが、割引率が最も高くお得なiPod touch8Gを迷わずに購入。定価の62%です。

もしかしたらそろそろiPod touchも新製品がでるのかもしれませんが(発売してから1年近くになりますし)、それまでは待てそうにはないので、安く購入できてとりあえずは満足。(ソフトバンクに加入してiPhoneを使えば2、3ヶ月で同じくらいかかってしまいますし)

早くiPhone向けアプリをチェックしてみたいですね。

iPod touchアプリ&ツール

 

(そういえば、今使っているiMacも整備済製品での購入でした。iMacのほうは半年ほど使っていて、ヘッドホン端子から音がでなくなったのでシリコンバレーにいっている間に修理。家までとりにきてくれるので割とスムーズに修理が完了しました)

Tuesday, July 15, 2008

サンフランシスコの町

アメリカの西海岸は、ロスとシアトルは訪れたことがあったのですが、サンフランシスコはそのどちらとも違う雰囲気をもった街でした。

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アップルストアの前にて。

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名物のケーブルカーの終点。休日に乗ろうとしたら行列待ちで無理でした。平日に乗ってしまうのがおススメみたいです。

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いろいろなフリーペーパーのスタンド。

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海が近いからか、とにかく空模様がどんどんと変わっていきます。

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埠頭から眺めたサンフランシスコ中心部。

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有名なフィッシャーマンズワーフの看板。

ということで、シリコンバレーツアーを堪能してきましたが、シリコンバレーでの空気、雰囲気というのを知ることができたのが何よりの収穫でした。

シリコンバレーという場所から出てくるサービスや、そこで働く人たちがどのような環境で考え、仕事をしているのか。そんな背景が体験できたことで、シリコンバレー発のニュースを今後より深く理解する上での助けとなりそうです。

スタンフォード大学にいってきました。

もう日本に戻ってきているのですが、今回のシリコンバレー訪問で訪れた場所を最後にいくつかエントリしたいと思います。

以前から気になっていたスタンフォードのキャンパスを見てきました。

Stanford Campus Map

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遠くにうっすらと見えるのが、キャンパスの中心の建物。そこまで延々と公園が(スタンフォードのキャンパス内)広がっています。

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キャンパス中央部。近づいていくと結構大きな建物だということに気づきます。中国人かと思われるツアーのバスもきていました。

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キャンパスの中心。

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ヒューレット・パッカードの創業者、二人の寄付により建てられたビル。

最後に大学のBook StoreでStanforグッズを購入。パーカーや、ラグビーシャツなど質のよいファッションブランドによる製品が揃っていました。

ここの大学生がうらやましいなぁ、と感じながらキャンパスを回ってきましたが夏休みなので人はまばら。ひっそりとしていました。将来機会があれば短期コースなどを勉強してみたいですね。


StanfordのPodcastも充実していますので、興味があるかたはこちらをチェックしてみるといいかもしれません。定期的に聴いてみようとと思っています。

Stanfor on iTunes U
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iPod対応テレビ

少し前にいくつかのニュースサイトで話題になっていたiPod対応テレビ。アメリカにいく飛行機の中で、機内の通信販売誌の商品として掲載されていました。

JVC  LT-32P679
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価格は32インチで999.99ドル。Amazon.comだと約800ドルで売っています。

このくらいの価格だと購入を考えてみたくなりますね。テレビに関しては日本ではネットサービスに対応した商品が続々と出てきていますが、ネット連動・動画サービス連動に力を入れるのではなく、単にiPod対応としてしまうのも中々面白いアプローチだと思います。

Apple TVよりもシンプルですしね。

iPhoneに関しても、こうしたAV機器での対応商品が増えてくるのか?そこが気になっています。(で、アイフォーンと伸ばして発音するんですね・・・ずっとアイフォンと呼んでました)

Friday, July 11, 2008

シリコンバレーの車窓から:CALTRAINの旅

サンフランシスコから友人のいるクパチーノまで行くのにCALTRAINでサンフランシスコからSunnyvaleまで移動しました。


約1時間半の列車の旅ですが、料金はたったの5ドル75セント。サンフランシスコからサンノゼまででも7ドル50セント。サンフランシスコ市内でタクシーで少し移動すると10ドルくらいにはすぐになるので、かなり割安に感じます。


CALTRAIN
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列車は一時間に一本。サンフランシスコからはちょうど00分の発車なので時刻表を覚える必要がありません。


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車両は全て二階建てになっています。


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二回の座席。端の席だけが向かい合わせです。空いているときは二席を占有できます。


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1階は座席のほか、荷物や自転車を持ち込めるようになっています。アメリカは車社会ですが、自転車好きであればCALTRAIN+自転車での移動でかなりの範囲を行き来できそう。


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列車はものすごくのんびりしたペースで進んでいきます。途中でBARTというサンフランシスコの地下鉄にあっさりとおいてかれてしまいました。日本の電車の半分以下のスピードという感じです。


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ビールを飲みながら列車を待っている二人。


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パロアルトの駅前には、アマゾンの検索サービスで有名なA9.comがありました。


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駅前はすぐ駐車場になっていてのんびりとした雰囲気。シリコンバレーに来る機会があるときは、一度乗ってみるとゆったりとした旅を味わえます。

Wednesday, July 9, 2008

毎日.jpは自主的に広告掲載を見合わせほうが賢明かも。

毎日新聞が英語サイトで低俗な記事を長年配信してきたという問題が引き金となり、毎日.jpには自社広告しか掲載されないという状態になっています。


「毎日jp」が自社広告だらけに、ネット上に深いつめ跡残る


これはもう毎日新聞社のジャーナリズムとして公益に反した行動の結果であるとしか言いようがないのですが、一度広告主が離れてしまうと広告主に出稿を再開してもらうのはなかなか難しいのではないでしょうか。


新たに広告配信が再開した途端にユーザーからの抗議がその広告主に寄せられることは目に見えてますので、誰も先陣をきって広告出稿を再開しようとはしないでしょう。


このような自体になった以上、毎日.jpがとりうるべき手段として、自体を真摯に受け止め、一定期間の広告入稿を自粛することを宣言し、痛みをもって自らを戒めることが必要となるのかもしれません。


また間違った情報を流しつづけてきた海外に向けた誠意ある謝罪、告知も必要となるでしょう。


企業としての社会責任が厳しく問われ重要になっている中で、企業がユーザーに対してどのように向き合うのかがより注視されているのだと思います。


ネットメディアは今までPVが重要視されてきましたが、PVだけではなくブランド、コンプライアンスの大切さが明るみに出た一例といえそうです。PV至上主義でワイドショー化しているネットメディアへの警鐘となるのかもしれません。

Tuesday, July 8, 2008

週末限定という新聞の販売スタイル:New York TimesのWeekender

アメリカにてテレビを見ていたら、New York TImesのWeekenderのCMが流れていました。


毎日新聞を購読するのではなく、金曜日、土曜日、日曜日限定で配達される新聞という新たな購読メニューがWeekender。週末のみの新聞というわけですね。


New York Times Weekender
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毎日の購読だと週5.30ドルですがWeekenderの価格は週3.45ドル。(地域によって若干価格が異なります)。日本で例えれば、毎日の購読だと3000円以上、週末のみなら1500円~2000円くらいになる、という感覚です。


毎日新聞を読むことはとてもできず、平日は数日おきでないと読めないから購読している新聞の半分以上がそのまま古新聞になるという人も多いのではないでしょうか?


私はここ5年以上新聞を定期購読しておらず、新聞を購読していたのは大学時代にまで遡ってしまうのですが(いつから新聞を購読しなくなったのか、記憶があいまいです)、週末限定であれば自宅でのんびりと新聞を読んでみたいというユーザーは確かに一定数存在するのではないかと思います。


通勤など平日は新聞を読む暇がないというのは日本だけでなく、アメリカ人にとっても似たような状況があるのかもしれません。


新聞のメディアとしての生き残りをかけた施策のひとつといえますが、日本でも似たような動きがでてくるかどうか気になるところです。

Monday, July 7, 2008

二人で始めた会社が従業員数20万の企業に:ヒューレット・パッカード

ヒューレット・パッカード社のExecutive Briefing Centerでランチを頂いた後、HP社の歴史と現状についてのブリーフィングを受けました。


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ビル・ヒュレーットとデビッド・パッカードの二人が倉庫から始めた会社が70年後には従業員17万2000人、売上11兆円の大企業に。さらに今年HPがEDSを139億ドルで買収したたため従業員数は20万人を突破するとのこと。


そのヒューレット・パッカード社の哲学としてHP Wayという言葉がHPの歴史を紹介するビデオの中で何度もでてきました。


ビル・ヒュレーットが語ったという
「どんな人でも、立派な仕事、創造的な仕事をしたいと望んでおり、適切な環境があれば、必ずそうなるものだ。」
という言葉のとおり、以下に社員の自発性を大事にし、権限をまかせ、チームとして成果を残していくか。そして、企業はお金よりも貢献を第一に考えるべきであり、貢献なくして企業の存在価値はなという哲学。


シンプルですが力強い言葉です。


企業は貢献するために存在するべきであり、社会に貢献ができない企業は存在するべきではないという言葉は、松下幸之助など日本企業の経営者にも通じるものがありますね。


逆に最近の日本企業では失われつつある哲学かもしれません。


HP社は日本の文化に近い会社と言われているそうで、社員旅行や社長と社員の家族ぐるみの付き合いなど、日本の会社以上に日本らしい面が見られました。


続けて、現在は技術研究所となっている旧HP本社を訪問。


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1996年と、2001年に創業者の二人がなくなるまで使われていたという二人のオフィスがそのままに残されていました。


社長室のドアは常に開かれていて、オープンドアポリシーといって、誰でも上司に対して意見がいいやすい雰囲気を保つようにしていたとか。


二人の部屋を繋ぐドアも開けっ放しになっていたそうです。


質素で明るく最小限のもので整理された部屋はplain & simpleというHP Wayのひとつを体現しているようでした。

シリコンバレーツアー2日めHP社訪問その1

シリコンバレー2日め、HP創業のガレージを見学した後、HP Executive Briefing Centerへ。


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社外からの来客等とMTGをするための建物ですが、中ではランチをとることもできるようになっていました。


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こちらがHP社でのランチ。中華が中心のメニューでした。


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