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Thursday, April 12, 2012

スマートテレビは電機業界を救わない

電機業界の赤字が報じられる中、スマートテレビが次の製品として注目されています。AppleはApple TVというセットトップボックスを発売していますが、液晶パネルがついたAppleテレビが発売されるという噂もあります。

しかし、スマートテレビが電気業界を救うことはないのではないでしょうか?

ジャーナリストの平林久和氏もそのことを下記記事の中で述べています。

新しいiPadからスマートテレビを考える・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第29回

ポイントとなるのは、テレビにスマートテレビの機能をつけるよりもApple TVのようなスマートテレビの機能があるセットトップボックスのほうが安価で競争力があるということと、氏が述べている以下のことに尽きると思います。


私は絶対に50万円もするスマートテレビを買わない。内蔵されたCPUやメモリが年々進化することが目に見えているからだ。ディスプレイの裏にコンピュータの基本機能と円盤メディアの挿入口がついたテレビ一体型パソコンに、まったく興味がないのと、理由は同じだ。

非常にもっともな理由です。

 

例えば、AppleのAirplayのような技術で、タブレットやスマートフォンで操作している動画やコンテンツをそのまま液晶テレビに映したり、手元で操作することができれば、買い替えが容易でないテレビ本体のほうにスマートテレビの機能をつける必要はなくなります。

またスマートフォンにはHDMI端子がついたものも多くありますので、すでにスマートフォンをテレビに接続すればスマートテレビ的な使い方もできるようになっています。

電気メーカーは量産しているスマートフォン製品をベースに、液晶と3Gの通信チップを外せば、Apple TVのようなAndroidベースのテレビ用セットトップボックスを簡単に開発することもできます。

この場合あらたに必要になるのはリモコン機能とテレビ用のUIを新たに設けることだけです。

液晶やカメラがついているiPod touchが2万円以下で販売されていることを考えれば、既存のスマホをベースに1万円を切る価格でスマートテレビ機能をもったセットトップボックスを制作することは十分に可能でしょう。

 

ですので、私もスマートテレビが電機業界を救うことはないと考えています。消費者が欲しいのは、スマートテレビ的な体験を安価で簡単にできることであって、スマートテレビそのものではありません。

ドリルを買う人に必要なのは穴であって、ドリルそのものではないようにスマートテレビに求められているのは、スマートテレビそのものではなく、なんらかの手段でそのような使い方を簡単に実現してくれるものです。

それはスマートフォンかもしれないですし、PS3のようなゲーム機、タブレット、専用セットトップボックス、HDDレコーダー、衛星放送のチューナー、あるいは全く新しい製品かもしれません。 

そのようなスマートテレビを実現する製品はブロードバンドのルーターや、衛星放送のチューナーのようにデバイス自体は無料で配布し、コンテンツ利用料金等で回収するモデルとなることも考えられます。そうなれば製品自体の価格は数万円どころか実質0円です。

少なくとも数万円から数十万円するスマートテレビがそのような商品に対して競争力を持つのは難しいでしょう。 

そしてその場合でもより収益があがるのはそのようなデバイスよりも、そのデバイス上で展開されるAppleやAmazonのような映画配信・販売サービスであったりHuluのようなサービスだったりします。 

AmazonがKindleで試しているように、そうしたデバイスに広告表示機能を盛り込んで、広告で収益をあげていくというモデルも考えられます。 

日本の電気メーカーにはそれを実現するテレビではない何かや、そうしたサービスを世界市場に向けて出していって欲しいと思っています。  

Wednesday, November 16, 2011

テクノロジーの大衆化に追いつけていないディズニーのテーマパーク

東京ディズニーランドのスター・ツアーズが3D化され、さらにストーリーも幾つかに分岐することになるようです。

TDL「スター・ツアーズ」を3Dに 13年春

ただその時期が2013年の春。1年以上先で、だいぶ先の話だなというのがこの記事を読んだ第一印象でした。

以前から感じていたことなのですが、ディズニーのテーマパークがテクノロジーの進歩の速度に追いつけておらず、陳腐化してきているように感じます。

ディズニーはテクノロジーのショーケースだった

かつてはディズニーのテーマパークこそがテクノロジーのショーケースだったのではないかと思います。 

以前はアニマトロニクスが導入されたものを身近にみれる機会はディズニーのテーマパークぐらいしかありませんでした。 

しかしソニーがペット型ロボットaiboでそれを個人でも買えるものにし、今ではHONDAのasimoにその最先端の姿をみることができます。

スターツアーズのようなライド型の乗り物もそうで、このアトラクションが登場した1987年においては油圧の力でリアルに動くシュミレーターに乗れる機会は他にはほとんどありませんでした。

しかしセガから体感型のR-360筐体が1990年に登場して以降、油圧を使ったライド系のマシンは一般的なものになってきています。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=eSJG5e0s43c&w=350&h=267]

最近ではガンダムのアーケード筐体、「戦場の絆」がテクノロジーの進化を手軽に体験できる場ではないかと思います。

機動戦士ガンダム 戦場の絆

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=Nl5M4vNxJXU&w=350&h=208]

古くなってしまった設備 

こうしたことは最先端分野の設備だけでなく、テーマパークの至る所にある設備についてもいえます。

例えば、アトラクションへの入り口の通路にあるその世界への導入部分となる映像を上映するテレビ。流れている動画はハイビジョン画質でもないですし、テレビのタイプもかなり古いブラウン管のものが使われていたりします。32インチの液晶テレビの販売価格が3万円を切る時代においては、この点だけで夢がさめてしまように感じたりする人もいるのではないでしょうか。

昔活気があった古いテーマパークに行ったときのような感覚に襲われる、80年代のテクノロジーの遺物となってしまっています。

ディズニーランドにあるカートも、今であれば、電気自動車であって欲しいですよね。

トゥモローランドは、60年代の未来が描かれた舞台としていい設定なのでしょうが、今未来を感じることは難しいのではないでしょうか。

テーマパークで提供されている食べ物なんかでも、生石灰で温められる駅弁なんかのほうが未来を感じたり、驚きがあったりします。

テクノロジーの大衆化によって魔法が身近なものになってしまった

ただこうしたことは、ディズニーが進化していないというよりは、僕らの周りの世界がテクノロジーの進化によって驚くほど魔法のようなことが当たり前のようになってしまった結果でもあります。

スマートフォンを使ったAR技術。3D撮影ができるゲーム機やカメラ。高度なGPS機能。 等身大の人間を表示できる大画面テレビ/ディスプレイ。強化ガラスでできた透明な床や壁。タッチパッドにKinectのようなモーション解析技術。そしてもちろん無線技術やインターネット。

それでも、ディズニーのテーマパークにはこうしたテクノロジーにより、ディズニーでしか提供できない形で魔法をみせていって欲しいと思います。

テクノロジーの大衆化によってそうした魔法を実現するのも以前にはないほど安くできるのだから。

そして個人的には子供がテクノロジーの未来を夢みることができる場としてディズニーのテーマパークが残り続けていて欲しいと思います。 

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Monday, September 19, 2011

東京ゲームショーに行ってきました

ビジネスデーの初日に東京ゲームショーに行ってきました。

20110919a.jpg 

ざっと会場の様子をみて、

1.目当てだったPS VITAをチェック

2.グリーのブースの様子を観察

3.Xperia playをチェック

の3つを行うのが目的でした。

img_2106.jpg 

やはりPSVITAは注目でビジネスデーで40分待ちの行列でした。実際手にとってみると、思ったよりも大きいのですが、その分画面の迫力があり、有機ELディスプレイの発色が非常に鮮やかでした。

ハードウェアとしてとても魅力がある商品なので、年末かなり好調に売れるんじゃないかな。

一方、PS野ゲームがプレイできるスマートフォン、Xperia Playも触ってみました。こちらは、僕は・・・買わないかな。コントローラーの操作感もいいですし、PSのゲームも問題なく動くのですが、やはり今から10年以上前のソフトを遊んでもそれ程感動がないかな、というのが正直なところです。

PSPやPS VITAを持っていれば、スマホでPSゲームを遊ぶ意味合いも薄れちゃいますし。

最後に、人がいないと噂されていたグリーのブースをみてきました。

コンソールゲーム機ではなく、携帯ゲームの展示はどうしても地味になってしまうのでしょうがないだろうなぁーと思っていたのですが、イベントと重なったこともあって意外に盛況でした。

img_2109.jpg 

 

Monday, July 4, 2011

ホットペッパーによるFacebookへのスポット情報の登録の件で思うところ

リクルートのクーポンサービス、ホットペッパーが店舗とは別にFacebookにスポット情報と店舗のクーポンを登録したことが話題となっています。

詳細は、@hitoshiさんによる二つの記事を読んで頂くのが一番分かりやすいかと思います。

FBでホットペッパーがスポット情報を登録しまくっている件

【続報】ホットペッパーがFBでスポットを作りまくっている件

ここで話題になっているFacebookのチェックインクーポンですが、現在のところ無料で登録ができますので、登録する側にはコストがかかりません。店舗が登録すれば、来客が得られるというメリットがありますが、リクルートが店舗の代わりにスポット情報とクーポンを登録することで得られる直接的なメリットはありません。

ホットペッパーへの出稿は固定料金で、クーポンがどれだけ使われたか、どれだけ顧客の送客があったかは広告費用と直接関係がないためです。 

しかし上の「続報」の記事ではリクルートの担当者は「クーポンの発行数を増やすため」という動機を否定されていますが、こうしたサービスへのリテラシーが低い店舗であれば、「ホットペッパーにクーポンを出稿すると、Facebookのチェックイン経由でも来客がある」とホットペッパー出稿による副次的メリットを感じるのではないでしょうか。

ホットペッパーに出稿さえしておけば、フリーペーパーはもちろん、Facebook経由からも手を煩わせなくても集客が期待できる、ということになりますし、そうであれば店舗がホットペッパーに広告を出稿し続ける動機となるでしょう。 

リクルートとしてはホットペッパーというサービスの価値を高められる試みといえるのではないかと思います。

私はFacebookの規約上の問題などについては詳しくは知らないので、この部分に関する言及は避けますが、このようなメリットを感じられる事業者であれば、リクルート以外にも同じような試みを行っても不思議ではないでしょう。

例えば、ぐるナビや、食べログなども同じ試みを行っても不思議ではないですよね。そうすると、店舗のクーポンを扱っているあらゆる事業者がFacebookに店舗のスポット情報を登録しまくる事態が起こっても不思議ではありません。

 さらにクーポンを発行していない事業者・ユーザーでも、サービスを認知させたり、自社のサービスへの送客や、広告リンクをクリックさせるためにスポット情報を店舗の同意を得ずに勝手に店舗情報を登録することも起こりえます。

facebook - スポットの申請 

 これは飲食店だけでなく、不動産情報、ホテル、オフィスなどあらゆる形態の建物、物件でこうした登録が行われることが考えうるわけです。

そうなると似たようなスポット情報が氾濫し、ユーザーの利便性がひどく損なわれるのではないかなと思います。

スポットの申請が重複しないようにチェックする機能を設けたり、有料化したり、あるいはAdwordsのような重複したスポットの中でどれを表示するかを支払っている広告料金の大小で決めるようなロジックをFacebookが今後入れてくるということもあるかもしれませんが・・・。

Facebookの持つ影響力を活かすために、このような形で大量の重複情報がスポット画面に氾濫してしまわないかが気になります。

まぁ、ネットでは、例えば店舗のHPとは別に、ぐるナビのHPも別にあったりと似たような状況はあるのですが、重複したスポット情報の氾濫はそれとは比にならないくらいやっかいそうです。

ぐるナビのHPや、楽天トラベルやじゃらんなど旅行サイトへの登録は、それ自体がHPの代わりにもなれば自社サイトがあればその直接の競合となりうるという理解も多少あるでしょうし、そのサービスを登録すること自体への店舗側の同意も存在します。

またサーチエンジンではグーグルのページランクがあり、今は多少機能不全に陥っているかもしれませんが、ユーザーにより適切なサイトを上位表示する仕組みがありました。ところがスポット情報では今のところページランクに類するものが無いのではないかと思います。

 

今回のような出来事はネット上でのプラットフォームとなりうるサイトが増えると、今後増えてきそうです。

例えばLinkedin上で、求人を行っている会社ではない第三者が、その企業情報と求人情報を登録したり。

似たようなことはアフィリエイトを利用した求人情報サイトなどネット上でごく通常にあります。その視点から考えるとスポット情報を登録することは、SEOに優れたランディングページを作成するのと変わらないという考えも成り立ちえますが、ウェブページの検索と、スポット情報の検索とではおのずと性質が異なります。そこをプラットフォーム側がどうコントロールしていくのか、あるいはしていかないか。

ひとつの転機となる出来事となりそうですね。

今回の件、ネットリテラシーの高いお店以外は、「何だか良くわからんけど、とりあえずスルー(結果、OKに)」というところが多いんじゃないでしょうか。こうしたやり方に対して店舗側から反発が出てくるのも当然ですし、その反面、日本のサービスは空気を読みすぎていて、大胆な展開をしなさすぎるきらいもあるので、今回のリクルートのような動きも個人的にはあってもいいと思います。

それに対して、ユーザー、店舗、そしてFacebookがどう評価するかですね。Facebookの規約も王様の気分次第でしょうし、 Facebookとリクルートが事業提携してお金で解決というドンデン返しもあるかもしれないですね。

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Friday, June 3, 2011

SMSを使ったウェブサービスが続々登場?

日本でも7月13日からキャリア間でSMSのやりとりがいよいよできるようになります。

おそらく別キャリアへの送信料はパケット代とは別となると思われるので、各キャリアにとっても音声通話による収入が落ちている中、貴重な新たな収入源となるのでしょう。

ソフトバンクの場合、ホワイトプランであればソフトバンク同士でのSMS送信は無料ですが他キャリアであれば送信に一通あたり3.15円がかかります。

海外のユーザーで使われてきた下記の記事で紹介されているような多人数用SMSサービスも日本でも利用が増えたり、日本独自のSMS向けウェブサービスのリリースがでてきそうです。

多人数用SMSサービス8種を比較する

 

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Wednesday, May 11, 2011

GMIC:北京で行われたモバイルサービスのイベントレポート

先月末に参加してきた北京のモバイルサービスに関するイベントGMICのレポート記事がgihyo.jpにて公開されています。

アジア最大のモバイルインターネットのイベントGMICレポート

 中国のモバイル市場の巨大さ、加熱ぶりを目の当たりにできたのが一番の衝撃でしたが、普段身近に使っているソーシャルサービスが中国で実際に使えないことを体験したこともいろいろと考えさせられるきっかけとなりました。

FaceBookが使えない中国のSNSサービス、RenRenがアメリカのニューヨークでIPOしたことが象徴しているように、中国のインターネット規制によって中国独自のサービスが発展するのみならず、海外の資金やユーザーを巻き込むようになっています。

一方で、海外で展開する上で、中国では使えないソーシャルサービスとどう関わっていくのか、逆にFBやtwitter中心にグローバル展開しているサービスが中国市場ではどのように展開しうるのか。

興味が尽きません。

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Monday, February 7, 2011

新聞社が生き残るにはKindleDXを無償配布すればいい?

1、2年ほど前、ニューヨークタイムズ社が紙の新聞の定期購読者にKindleを無料配布することを検討しているというニュースが流れていました。電子版で購読してもらったほうが配達コストが少なくなり収益性が高まるためです。

新聞社の苦境が日本でも伝えられていますが、それでも一般的なウェブサービスと比較するとビジネスモデルがしっかりと確立しているといえるのではないでしょうか。

有料課金:定期購読で毎月 3000円程の収入が購読者から得られる。 

広告:お金を払ってもらう定期刊行物である新聞に広告を掲載することで広告主からも収入を得られる。

こう考えてみると有料課金などを模索しているウェブと比べるとしっかりとお金が入る構造となっています。問題は印刷や配達などに関わるコストですね。

ニューヨークタイムズ社がKindleを配布することも検討したのもその点からなのですが、定期購読で数千円ユーザーからキャッシュフローが入っているのであれば、ソフトバンクやドコモが実質0円や低価格でタブレット端末を販売しているのと同じように、電子版の新聞一年定期購読でKindle DXを無料進呈といったことをできそうです。

新聞購読料の月額3000円程という金額も、携帯電話のパケット代金とそれほど変わらず、電子版の新聞購読料と端末料金の月払いを合わせて、月額5000円以下で1年契約、あるいは2年契約で$400相当の電子書籍端末が手に入るという販売モデルは十分にビジネスとして成立させられるのではないでしょうか。

これは月に3000円程売上が立つ新聞社だからこそできるモデルであり、雑誌社などではなかなか挑戦できないことではないかと思います。 

ここで挙げているKindle DXはあくまでも電子書籍端末の例えですので、新聞社がそうした電子端末をソニーなどと共同して企画し配布する形もありえるでしょう。

その端末を使って、

- スクリーンセーバとして広告を表示(デジタルサイネージのように地域、日時での内容の更新も) 

- 配布する端末で、新聞で紹介する新書の電子版などを販売するストアを設置 

 ストアの電子書籍の売上から手数料収入を得る 

- チラシを電子的に配布 

といったビジネスを展開することも考えられそうです。

 

こうした思い切った手だてが日本の新聞社から出てきたら面白いですね。

なによりも新聞離れが進んでいる30代の読者を呼び戻すのに役に立つのではないかと思います。

また年配の方へ普及させるには、全国の新聞販売店の販売員に訪問による実機デモを行って販売してもらうことでカバーができそうです。

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Saturday, January 29, 2011

クーポンサイトの持つ可能性

楽天レシピがサービス開始後、楽天スーパーポイントを利用した施策も好を奏して順調のようです。

「年内にクックパッド抜く」--楽天レシピ、ポイント連動で攻勢

同じ会社でありながら、こうした動きがあったのを知らなかったので(苦笑)勉強になりました。

考えてみるとレシピサイトは、ポータル事業と相性がよさそうですね。

レシピを利用するコアなユーザーは毎日サイトを訪れてくれるので広告との相性もいいですし、ユーザーがレシピを投稿してくれれば、くれるほどサービスの価値が高まり、ニュースなどと違い、コンテンツがどんどんと自社サービス内に蓄積されていきます。

ポータルサイトはニュースをメインとして押し出しているところが多いですが、こうしたストックされるコンテンツをもうひとつの柱としようとする動きもでてきそうですね。

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Sunday, September 12, 2010

RSSリーダーがキャズムを越えて進化したのが今のtwitter

あすなろブロガーの横田さんがRSSリーダーについての記事を書かれてています。

もうRSSリーダーで情報収集するのは時代遅れなのか?

最近になって、いろいろなRSSリーダーのサービスが終了したり、既存のRSSリーダーへのトラフィックが減少したとの報告も出ています(そんなソースをtwitter経由で見かけて、控えていなかったのですが…)。

その原因のひとつして、ユーザーがRSSリーダーではなくソーシャルメディアを利用するからといも言われていますが、twitter自体が簡単なRSSリーダーのようなものなんですよね。

ブログサイトを登録する代わりにユーザーを登録し、ブログ記事のフィードの代わりに、つぶやきを表示するとてもシンプルな専用RSSリーダーがtwitterなのです。

ですのでRSSからソーシャルメディアへトラフィックが流れているという見方もできれば、RSSリーダーが形を変えたのが、SNSでの日記、つぶやき、画像等の更新の告知機能であったりtwitterであるという考え方もできます。

やっていることはそんなに変わらないので、どのような見せ方をして、どのように使わせるのかをRSSリーダーから切磋琢磨されて今の形へと進化してきているのではないでしょうか。

そう考えてみると、RTはコメントでもあれば、ブログでいうところのトラックバックの進化した形ともとれますね。 

サービスを終了したRSSリーダーはこうした進化の荒波に耐えられず消えていったと言えるのかもしれません。 

RSSリーダーがキャズムを(これも久しく使われなくなったバズワードですが)越えた形がtwitterであり、今のSNSになっているのではないでしょうか。 

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進化しすぎた脳

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価格:1,050円(税込、送料別)

Thursday, July 29, 2010

ヤフー・ジャパンのグーグル検索エンジン採用により、1社提供となる検索連動 広告配信システム

ヤフー・ジャパンが噂されていたBingではなく検索エンジンにグーグルを採用すると発表されましたが、これはちょっと予想していませんでした。


Yahoo!JAPANのGoogle採用、「AMDからIntelに変わったようなもの」と孫社長

昨年の10月にヤフー・ジャパンは検索連動型広告を提供するオーバーチュアをと合併していたので、まさか別の検索連動広告配信システムを持つグーグルを使う流れになるとは思っていなかったのです。

こうなると、日本の検索エンジン市場が、グーグル、ヤフーと大部分がググールの検索エンジンになるだけではなく、検索連動広告配信システムも別々に運用されるとはいえグーグルのシステムで動くことにまります。

またヤフー・ジャパンと合併したオーバーチュアの検索連動広告配信システムはBingやBaidu.jpといった他検索エンジンサイトを含め、ほぼ日本の主要なポータルサイト全てで使われています。

Yahoo! Japanリスティング広告 PC主要提携パートナー 

メージャーなサイトでこの中に入っていないのはgooくらいになるでしょうか。(Facebookやtwitterなどもありますが) 

検索エンジンそのものよりも、日本の検索連動広告配信システムの寡占化のほうがすごいことに。ほぼグーグルのみによって、提供されることになりますね。

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グーグル・アマゾン化する社会

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Thursday, May 27, 2010

日本テレビからiPadの取材を受けました。

お知らせです。

今日、iPadについてニューヨークにて日本テレビから取材を受けました。日本でのiPad発売日前日、今夜27日のNews Zeroにてその様子が少し流れるようです。 

4月3日にニューヨークの5th Avenue店でiPadを購入した後、何度かiPadについて日本テレビから取材を受けており、ワイドショーなどでその様子が放映されたみたいで、twitter上でその様子を知人の方が知らせて頂いていました。

http://twitpic.com/1mss24 

 98760460.jpg

ということで、もしお時間があればみてみてください。 

日テレ| News Zero 

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iPadスタートブック

Sunday, May 9, 2010

自宅にあるmini DVテープをHDDに取り込み中

大学時代に、ドキュメンタリー制作などをしていた頃から、自宅にまだ整理できていないmini DVテープがまだ40本程残っています。

アメリカに引っ越してくる前にだいぶ整理したのですがこれだけ残ってしまいました。mini DV対応のビデオカメラは1997年に一台購入し、その後、2005年頃にハイビジョン対応のmini DVビデオカメラを購入しました。今は両方とも手放しています。

mini DVテープをHDDに取り込もうと考えていたのですが、かなり根気がいる作業だったので、今まで放置してきていました。取り込みにテープの分数だけの時間がかかりますし、全て取り込もうと考えるとそれなりの容量のHDDも用意しなくてはいけません。

元テープさえ保管しておけば、テープのデータを取り込むのはいつやってもいいだろうと思っていました。

ところが最近ではmini DV対応のビデオカメラが店頭からは消え、ネット上のオークションでも程度の良い中古のmini DVカメラが少なくなってきたように思います。平均的な落札価格も底をつき、少し上昇傾向にあるように思います。

おそらくフラッシュメモリ対応のビデオカメラを購入したため、mini DVカメラを手放す人はすでにかなり手放しており、mini DVビデオカメラが市場から消えたため中古の供給が減っているのだと思います。それに加えて古いmini DVテープを整理したい、取り込みたいということから再生専用にmini DVビデオカメラを求めている人も増えてきているのかもしれません。

こうなってくると、数年後にmini DVテープを取り込もうとすると、それなりの出費が必要になってくるかもしれません。また今利用しているmacbookにはFireWireポートがついていますが、最新のmacbookではFireWireポートがなくなっています。USB経由で動画が取り込めるデジタルビデオカメラもありますが、miniDV対応のものでは少数派です。 

面倒なことなので長らく放置してきた我が家のmini DVテープですが、これを機会にすべてHDDに取り込んでしまうことにしました。

幸い$60程で程度の良い2006年ビクター製のmini DVデジタルビデオカメラを手に入れることができました。撮りためたmini DVテープがほとんどソニー製のカメラでのものだったので、LPモードで撮影したテープがビクター製のカメラでも問題なく再生できるか少し心配でしたが全く問題なく、一安心。

60分程をDVモードで取り込むとファイルサイズは12Gほどになります。LPモードで1本に90分近く撮影しているテープもあるので、40本だと500G〜750GほどのHDD容量が必要です。

ですがDVモードで取り込んだ動画を、QuickTime形式に変換し、さらにQuickTime PlayerでApple TV用に保存すればファイルサイズは1/10程になりました。ただ時間も合計で1時間〜数時間はかかってしまいます。

隙間時間をみつけながら、たまっていたテープを取り込んでいますが、大学時代に興味を持っていたことがわかったり、思いがけない映像が残っていたり、といろいろな発見がありました。

動画は観るのにも管理するのにも時間がかかるので最近は写真を中心に利用するようにしていましたが、動画もやっぱりいいですね。

短いものはYouTubeにアップしたり、日常から短いショットを少しずつ撮りためてみてもいいな、と改めて思ったりもしています。 

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Monday, March 22, 2010

はてブはネット論壇か。

twitter上で僕が投げかけたツイートが発端で、「はてブはネット論壇か」というちょっとした議論が起こり、それがツイートのまとめサイトで取り上げられていました。

はてなブックマークは内輪なので論壇になれない

ただこちらの話題、もともとはネット論壇をアグリゲーションさせていくための場がないかというところから、twitter上でのやりとりをしていく間に軸が少しずつずれてしまっているんですよね。

はてブはネット論壇であるかについて、fujisiroさんとcomajojoさんのやりとりが、上記のまとめでは紹介されていて、「内輪だ、ということについて自分で考えて欲しい」というコメントが、twitterからtogetter、そしてはてブへと飛び火していろいろとコメントがでています。

自分で考えて欲しいと伝えてしまうのは、乱暴じゃないかというものもあるのですが、Togetterでは一対一に見えるやりとりもtwitter上では一対多なんですよね。

一対一でやりとりをしているわけではないし、議論も傍目から見ても噛みあっていない。Togetterを読んでも少しはそれが伝わってくるのですが、Togetter上でもピックアップされているツイートは一部で、そこには多少の『編集』も介在しています。

個人的にはtwitterはこうしたコミュニケーションのズレも含めて楽しむサービスだと考えていますが、知人と全く知り合いでない人、全く違ったバックグランドを持った人と異なった関係性、繋がりでやりとりがされたり、片方のみが発信されたものを目にするサービスならではの可能性とアンバランスさを上記のやりとりで垣間見たように思います。

 Togetterでまとめられたtwitter上のやりとりを最近目にするようになっていたのですが、自分が関連したツイートが早速ピックされるとは思っていませんでした。

最近気になっているサービスのひとつです。

togetter

http://togetter.com/
マスコミは、もはや政治を語れない

Monday, September 28, 2009

「後から読む」ために、「後で使う」ためにモノを買う必要がない時代

9月28日付の産經新聞の一面に梅田望夫氏による電子書籍に関するコラムが掲載されている。

 sankei.jpg

梅田望夫氏は、本はいつか無くなってしまう(絶版になる)かもしれないものであり、人はいますぐ読む必要があるからではなく、いつか読むかもしれないことを無意識に意識して本に接してきたと語っている。

部屋に未読のまま山積みになっている本をみるとうなずける話でもある。一度出会った本はその場で入手しないと後から出会うことが難しいという脅迫観念がそこにはある。

図書館もいつかは無くなってしまう可能性がある本を資産として保存しておき、後世でも情報にアクセスできるようにしておくという使命が存在してきた。

しかし、全てがデジタル化され瞬時にダウンロードして読むことができるようになれば資産として本をストックしておく必要性は限りなくゼロに近づいていく。

梅田氏はそれが本を売るための出版社のための論理ではなく、読者のための論理として起きているイノベーションだと述べている。

 

いつでもダウンロードできるなら、今買う必要はなくなる。

 

ヤフーオークションが日本でサービスを始めた当初、中古ファミコンソフトの価格が高騰するという現象が起きた。しかしすぐにその騒ぎは静まっていき、大抵のソフトは数百円で購入できるようになっていった。

それはユーザーが「今買わなくても、欲しい時にオークションを検索すればいつでも遊びたいときに買えるから」と気づいたからでもある。

iPhoneの有料アプリの競争が価格低下を引き起こしており、アプリ市場がそれほど活性化していないのも「いまダウンロードしなくても、遊びたいときにいつでもアプリを見つけることができるから」という心理が大きく作用していそうだ。

そのスパイラルから逃れるためには、いつでも、毎日でも使うというアプリや、それをユーザーに想像させるアプリ(新聞アプリ、乗換案内、Twitterクライアント、最近ではセカイカメラ)や、必ず使うことが予想できるアプリ(辞書アプリ)であるという方向性がある。


いつでもモノが買える時代にモノを売ることがかつてない程難しくなっている。モノは売る時代ではなく、創ることが価値となる時代かもしれない。

ほぼ日手帳のサイトをみていたりすると、モノ売りではなく、モノを創ることを価値としているように感じる。

またジャストシステムのATOKがパッケージ販売だけではなく月額課金のサービスを充実させていっている流れにも、モノを所有するためにお金を支払う価値感から、モノを使うことに対してお金を支払うという価値観の変化が背景にあるだろう。

 

ウェブサービスに有料化の流れがきているが、創造につながるサービスや、いつでも情報にアクセスできるとう安心感をもたせることに成功しているサービスは比較的低いハードルで有料かができるのかもしれない。それはFlickrにも、はてなにも、ニコニコ動画にも共通しているように感じる。

Tuesday, September 22, 2009

電子書籍について語る勉強会に参加してきました

先週の木曜日は電子書籍について語り合う勉強会に参加してきました。

imgp0433.jpg 

左からソニーのLIBRIe、アマゾンのKindle2、初代Kindle。

ソニーのLIBRIeは2007年に生産終了。パナソニックの電子ブックは数千台程度の販売で終了していますが、初代のKindleは24万台売れているようです。

アマゾンKindle延べ販売台数は「24万台」だった

Kindle2を入れて50万台くらいの売り上げでしょうか。電子書籍の売り上げはiPhoneや携帯電話中心に成長を続けていますが、もう少し大きな画面サイズでやはり楽しみたいなと思っています。

そうすると端末の代金のコストパフォーマンスと、電子書籍自体のコストパフォーマンスがどうか、そしてコンテンツの充実度あたりが普及を握る鍵となりますね。

個人的にはジャンプを電子ブックリーダーで読めたり、マンガ全巻を手軽に保管したり、持ち歩けたりできるといいなと思っています。

噂されているAppleのTablet端末が電子書籍も視野に入れたものなのか、ちょっと気になっています。

Monday, September 7, 2009

サマーウォーズを観て感じたソーシャルメディアの未来

映画、サマーウォーズようやく観てきました!

サマーウォーズ公式サイト
サマーウォーズ公式ブログ

 summer_wars.jpg

「時をかける少女」もすごくよかったので日本にいる間に観にいこうといは思っていたのですが、嫁と一緒に行くかひとりで行くかで迷って、結局一緒に観てきました。

予備知識も何もなく細田監督作品ということで観てきたのですが大満足の内容でした。

最初は青春もので「僕らの七日戦争」っぽい映画かな、と思っていたのですが青春ものでありながらしっかりとしたSF作品。「時をかける少女」も青春ものでありながらSFが舞台背景になっていましたが、サマーウォーズもしかり。未来ではなく現代が舞台のドラえもん的SF世界です。

サマーウォーズでは『OZ』という仮想サービスが登場するのですが、利用者のアカウントごとにアバターが設定されており、twitterやmixi、Second Lifeを彷彿とさせるような既視感があります。

SFと呼ぶにはちょっと身近すぎるような現実感があるのですが、この映画で描かれているソーシャルサービスの世界はIT業界で働いている人なら観ておいて損は絶対無い!…とおもいます。

コンピューター上のサービスを映像化するのはかなり難易度の高いことではないかと思うのですが、サマーウォーズではそれが自然に軽やかに描写されています。

ここで描かれているOZの世界は、mixiやtwitterなどのソーシャルサービスの特徴をうまく反映させながら独特の新たな世界観が表現されており、この世界観が既存の似通ったテンプレート的なソーシャルサービスのデザインに親しんだ目にはかなり新鮮に感じます。

(デザイン的には村上隆っぽいところも…と思っていたら、村上隆のルイヴィトンとのコラボアニメは細田さんが制作されていたようです)

 

ウェブサービスはだいぶ進歩してきたとはいえ、基本的にはブログもYouTubeも、Facebookもmixiもtwitterも似たようなデザインで予定調和とはいえます。

サマーウォーズで描かれているデザインがそのままウェブサービスに反映できるわけではないですが、この映画を観て影響を受けた人たちの中から新しいウェブサービスのデザイン・カタチが産み出されてくるのだろうなと強く感じました。

そんな刺激を受けることができる近未来を予感させる「ワクワク」できる映画です。シリコンバレーにはないモノがこの映画では見つかると思います。

時をかける少女絵コンテ

Wednesday, August 12, 2009

twitterにはPVという概念があてはまらない。一方100億PV達成で沸くアメブロ

ウェブサービスのひとつ指標とされてきたPVという概念ですが、AJAXなどの登場によってその位置づけが大きく揺らいできていました。そしてここにきてtwitterによってさらにそれが進むのではないかと思っています。

twitterというサービスほどPVという概念が当てはまらないサービスはないでしょう。

過去のtwitterへの投稿を遡って読もうとするとAJAXでページを遷移せずにデータを読み込んできてしまうのでPVの変化は発生しません。

新着の投稿を確認するためにページを再読み込みすればPVは発生します。しかし上記のような過去の記事を遡って読む場合だけでなく、iPhoneなどを中心にtwitterクライアントという第三者が提供しているウェブサービスを通してtwitterを利用していて閲覧される場合もPVが発生しません。

ブログでもRSSで記事を閲覧している人がいると、RSS上での閲覧は元のブログサービスのPVとしてカウントはされないのですが、RSS以上に多くの比率でtwitterクライアント経由でtwitterを楽しんでいる人が多いのではないというのが実感です。(具体的な数値データがなくて恐縮ですが…)

twitterはページという入れ物にコンテンツ(tweetという140文字以内の短文)が掲載されているサービスではなく、人のネットワークを通してtweet自身がReTweetという形で転載され、twitter内やtwitterクライアント、FiendFeedなど他社のサービスを通じて流通していくサービスです。

そのtwitterの影響力をはかるうえで、PVというのは今までのサービス以上に不似合いなものになってきていると思います。


ここで少し話題が変わりますが、サイバーエージェントの藤田社長がアメブロが月間100億PVを達成したことをブログで報告したことが大きな話題となりました。

100億PV達成!!|渋谷ではたらく社長のアメブロ

 ameblo.jpg

これに対して、この数値がNetRatingsなどリサーチ会社などによって公開されている数値と大きく異なっていることもあり、かなり反発をまねいたようです。

アメブロのPV水増し度は"4倍"とGoogleの媒体データが証明!?グーグルアドプランナーは凄い!
アメーバブログが100億PV達成したらしいので祝辞を述べます

PVを計測するさい、どこまでをPVとして計上するべきか?クローラーの数値などをどのように判断するべきかということに関しては正式な見解があるわけではありません。

社内、社外の目標としてアメブロが掲げた数値を達成したということは非常に意義があることですし、確かにアメブロの成長には目を見張るものがあります。

ただブログやtwitterなどの情報メディアが果たしてPVを指標としてよいものなのか?それをtwitterで流れていくtweetをみている中で今いちど強く感じたりしました

 

PVはPage Viewの略であり、そのまま文字どおりに解釈すればベージがどれだけ見られたという数値です。しかしサーチエンジンなどクローラーの数値が含まれているというのはやはり不自然でしょう。

PVに明確な定義がない以上仕方がないことかもしれません。しかしネットサービスを運営しており、さらに広告事業を主体としているサイバーエージェントとしては、自分たちのサービスをどれだけ大きく見せるかということに焦点をおいた膨らませた数値を取り上げていくことよりも、クライアント、ユーザー双方にとってより誤解の少ない数値を伝え、浸透させていくことに努力するべきではないかと思います。

ちょうどハーバードMBA留学記というネットライフの岩瀬さんが書かれた本の中でコンプライアンスに関わる部分を読んでいたところでもあり、企業がどのように志を持って経営を行っていくべきかについて考えてもいました。

サイバーエージェントが表に出しているPVの数値は業界の中から疑問の声があがっている分かりにくくあやふやなものです。

それが間違っているわけではないにしても、ネット業界を牽引していくべきプレイヤーとしては、より多くの人から指標とすることに共感を得られるような数値を提示していくべきでしょう。

広告業を生業としている中で100億PVの内容を広告主に対して明らかにしていくことが企業の倫理観として重用視されるべきではないかと思うのですが…(でもメディア一般には押し紙や、公称○万部という上げ底で数値をみせることが残念ながら恒常化してしまってもいますね)

少なくともPVという指標の計測に明確な方法がないということであれば、クローラー経由のアクセスは計上されているPVの中にどれだけあるのか?ということを公開するだけでもよいのではないでしょうか。

こうした透明性のある数値を出していくことがネット業界、広告業界のより健全な発展にも繋がっていくはずです。

そんなことを考えたりもしながら、行き着くのは「やっぱりPVってどうなのよ?」ということですね。

視聴率という呪縛にとらわれてしまった放送業界の短点を同じように辿っていくのではなく、PV以外の指標に目を向けたり、PVを構成する要素(PVのうちに占めるクローラーなどボットの比率)を明らかにしていくことが大事なのではないかと思っています。

細かい話をすれば、どのボットまでをクローラーと判断するべきかといった話になっていきますが、Google、baidu、Yahoo等の主要なボットによるものがどれだけ含まれているのかを公表するだけでも有意義ではないかと思います。

でないと、ユーザーが実際に閲覧しているだろうと思われるPV数とボットを含めたPV数との乖離がどんどん開いていき、PVという指標がさらに意味のない数値になっていくような気がします。(乖離が進めば進む程、実態は明らかにしにくくなるでしょう)

あと、単純にtwitterをみていると「ゲームのルールが変わってきているな」とも。

ハーバードMBA留学記

Tuesday, August 11, 2009

Gmailやtwitterが有料化する日。フリービジネスの限界点は?

シンクの森さんのFree Businessに関する一連の記事を読んでいて、今後のウェブサービスのあり方について少し考えてみていました。

フリービジネスの原資を確保せよ
今こそ求められるフリービジネスのデザイン・スキル
ゼロ化を飲み込むフリービジネスモデルの構築を急げ

 cnet.jpg

そしてそのフリービジネスの原資のひとつである広告関連のニュース

電通Q1決算、営業利益が70.9%減--ネット広告以外はすべて前年割れ

こうしたトピックの中から、今後新規のWebサービスを趣味ではなく、ビジネスとして立ち上げていくと仮定した場合、どのようなサービスが可能性がありそうかと考えていたのですが‥やはり、難しいですね‥。

 ひとつ出てきた考えが、「Gmailが来月課金を始めたとして、果たしてどのくらいのユーザーがその金額を払うのだろうか?それはフリービジネスで展開するよりも可能性があるものだろうか?」

というもの。

Gmailを使いだしてから、受け取るメールはすべてGmailに一本化されている方も多いかと思います。

そのGmailが例えば月額300円くらいで課金を始めたとしたらどうでしょうか?あなたはお金を払ってGmailの利用を継続しますか?

そうなった場合、僕は多分、継続して利用すると思います。無料メールとしては他にも選択肢がありますが過去の膨大なメール、メールアドレス、添付ファイルといった情報がGmailにはストックされています。

そのデータを他に移行することはちょっと想像できませんし、いえ、想像したくないというのが本音です。

こうした自分にとって大切な過去のデータへのアクセスは多少の金額であれば負担してでも担保しておきたいものです。

過去無料だったサービスが有料化した事例のひとつにヤフオクがあります。ヤフオクはもともと手数料収入を見込んでいたと思われるので、単純にGmailとの比較はできませんが、Gmailに掲載できる広告スペースは限られていますし、iPhoneなどのデバイスだと掲載すらされていなかったりします。

広告ビジネスへの限界がみえてきたときに、Gmailが有料化する‥ということは将来ありえることかもしれません。

ここ数年ではないかもしれませんが、5年後、10年後というスパンをみたらありえることではないかなと思います。

全ユーザーに課金でなくとも、例えば10年以上利用しているアカウントのみ課金とか。新規でアカウントをつくれば無料でサービスの利用できますが、過去10年利用していたアカウントに蓄積された情報にアクセスするには有料登録しないといけない‥そうした形での課金も考えられます。

そうしたときに、どれだけのユーザーが有料化にあがなえるか。そしてそのようなインフラといえるようなサービスを立ち上げてフリービジネスから有料ビジネスへと変遷させていくことがひとつのビジネスモデルとなるかもしれません。

そう考えたときに、Gmailだけではなく、過去の自分の思いついたことを投稿し、ネットの中での既知である人ともそうでない人ともネットワークを形成していくtwitterも、もしかしたら有料化という道を将来たどるという可能性もありそうです。

ただtwitterは今のところ過去ログを1000ほどしかストックしていないようなので、まだ個人のデータベースとしての価値は低そう。

余談ですが、フリービジネスのあり方について考えたときに、mixi、モバゲー、GREEの三社の現状がなかなか興味深かったりしますね。

【2009年8月最新版】直近決算発表に基づく mixi、モバゲー、GREE の業績比較~明暗を分けた要因の分析~

Friday, July 31, 2009

動画を利用したバンダイチャンネルのアフィリエイト

バンダイがガンダムを一日一話無料放送しているのですが、この動画が再生されるプレイヤーをブログなどに貼り付けると、関連した商品も紹介さます。

ファーストガンダム全43話を無料配信 20日から1日1話ずつ

この部分がアフィリエイトとなっており、今働いているリンクシェアの日本法人で提供しているものとなっています。

かなり簡単に参加できますので、その方法を紹介します。

1.パンダイチャンネルに会員登録する

2.リンクシェアに会員登録する

linkshare2.jpg

3.リンクシェアにログイン

プログラム>エンターテインメント

からバンダイチャンネルを見つけて、右端に表示されている「申請する」ボタンをクリック

4.アフィリエイト方法の確認

申請が承認されたらプログラム>提携中のECサイト>バンダイチャンネル

から内容を確認します。

LinkShare_1249076691414.png

5.アフィリエイトリンクの取得

ページ中央の「BCH Player<βver.>をクリック
作品を選び、ブログを貼るボタンを押します。
バンダイチャンネルのログインIDとPW入力画面が表示されるので、ID/PW入力し規約に同意しmす。

6.アフィリエイトリンクの貼り付け

対応しているブログを選択し、ソースコード横の「選択する」ボタンをクリック。(該当するブログサービスがなかったので、livedoor blogを選択しました。MTだとこれで大丈夫なようです)

ソースコードを選択してブログに貼り付ければ完了です。

Thursday, July 30, 2009

This week in Startups:お薦めのポッドキャスト

最近ききはじめたポッドキャストのひとつでお気に入りなのがこちら。

This week in Startups

thisweekinstartups.jpg

シリアルアントプレナーであり現在Mahalo.comのCEOをされており、TechCrunch40、TechCrunch50を運営していたりするJason Calacanisさんによるpodcastです。

関連記事:Jason Calacanisさんにお会いしてきました

Jasonさんがスタートアップの社長などゲストとのトークを繰り広げるポッドキャストなのですが、驚かされるのがその長さ。

1つのポッドキャストが1時間半から、2時間を越えるものもあであります。当然、全て英語なのですがJasonさんの英語は非常にききとりやすいので、英語の学習にも適しているかと。

停滞気味のIT業界の次の動きを掴むのにも役立つかもしれません。