Monday, September 7, 2009

サマーウォーズを観て感じたソーシャルメディアの未来

映画、サマーウォーズようやく観てきました!

サマーウォーズ公式サイト
サマーウォーズ公式ブログ

 summer_wars.jpg

「時をかける少女」もすごくよかったので日本にいる間に観にいこうといは思っていたのですが、嫁と一緒に行くかひとりで行くかで迷って、結局一緒に観てきました。

予備知識も何もなく細田監督作品ということで観てきたのですが大満足の内容でした。

最初は青春もので「僕らの七日戦争」っぽい映画かな、と思っていたのですが青春ものでありながらしっかりとしたSF作品。「時をかける少女」も青春ものでありながらSFが舞台背景になっていましたが、サマーウォーズもしかり。未来ではなく現代が舞台のドラえもん的SF世界です。

サマーウォーズでは『OZ』という仮想サービスが登場するのですが、利用者のアカウントごとにアバターが設定されており、twitterやmixi、Second Lifeを彷彿とさせるような既視感があります。

SFと呼ぶにはちょっと身近すぎるような現実感があるのですが、この映画で描かれているソーシャルサービスの世界はIT業界で働いている人なら観ておいて損は絶対無い!…とおもいます。

コンピューター上のサービスを映像化するのはかなり難易度の高いことではないかと思うのですが、サマーウォーズではそれが自然に軽やかに描写されています。

ここで描かれているOZの世界は、mixiやtwitterなどのソーシャルサービスの特徴をうまく反映させながら独特の新たな世界観が表現されており、この世界観が既存の似通ったテンプレート的なソーシャルサービスのデザインに親しんだ目にはかなり新鮮に感じます。

(デザイン的には村上隆っぽいところも…と思っていたら、村上隆のルイヴィトンとのコラボアニメは細田さんが制作されていたようです)

 

ウェブサービスはだいぶ進歩してきたとはいえ、基本的にはブログもYouTubeも、Facebookもmixiもtwitterも似たようなデザインで予定調和とはいえます。

サマーウォーズで描かれているデザインがそのままウェブサービスに反映できるわけではないですが、この映画を観て影響を受けた人たちの中から新しいウェブサービスのデザイン・カタチが産み出されてくるのだろうなと強く感じました。

そんな刺激を受けることができる近未来を予感させる「ワクワク」できる映画です。シリコンバレーにはないモノがこの映画では見つかると思います。

時をかける少女絵コンテ

2 comments:

  1. 福源春とりあえず、やってみる!」が9/3で3周年を迎えるので、9/9(水)にオフ会を開きます!

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  2. 映画「サマーウォーズ」お腹をすかせないこと、ひとりで居ないこと

    「サマーウォーズ」★★★★DVDで鑑賞
    神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、仲里依紗、富士純子声の出演
    細田守監督、114分 、2009,日本,ワーナー
    ...

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