Saturday, October 31, 2009

本という贅沢品

引っ越しをしたり、海外の古本屋にいって感じるのは、本というのは贅沢品であったり、骨董品みたいなものになってきているかもしれないなということです。

音楽はmp3で、動画もちょっと面倒ですが大分データとして管理できるようになってきました。HDDさえもち歩けば自分が持っているコンテンツをどこへでも持っていけます。

HDDさえも不要でクラウドで、どこからでも自分の音楽、動画データにもアクセスできる環境ができつつあります。

でも本の電子書籍化はまだ始まったばかりで、デファクトとなるフォーマットがまだ普及をしていません。

そんため本は現物を移動させなくてはいけないですが、引っ越しをするとその大変さを思い知らされます。

本そのものを送らなくてはいけないのはもちろん、自宅で保管するには本棚も必要ですし、その分のスペースも確保しなくてはいけません。今、日本から本を赴任先のニューヨークに送っていますが、本は重く量があるため船便にせざるおえませんでした。そのため届くには二ヶ月間かかり、その期間蔵書にアクセスできないというのもやっかいです。

アメリカの古本屋にいくと日本よりもはるかに大判の本が大量に並んでいます。すると、日本で本を買う以上に、本の重さや本がスペースを消費することが気になってきます。

本屋の中に鎮座している大量の本をみていると、本という形態では自分が所持できるであろう本の量に物理的に限界があることを思い知らされるわけです。

それがすごく気分的に重たいんですよね。

本を所持したいのではなく、本の中にあるコンテンツを手軽に入手したい、手軽に楽しみたいと強く思うようになってきました。

一方で、以前のブログに書いたようなジレンマを感じたりもするわけですが…。

Kindle2を使ってみたら紙の本はしばらくなくならないかも?と思った

最近は端末が改善していくことで、ユーザーが新しい読書感覚という体験に少しずつなれていくのかなと感じていたりしています。

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Thursday, October 29, 2009

ニューヨーク郊外の美術館Dia:Beaconにいってきました。その2

ニューヨーク郊外の美術館Dia:Beaconにいってきました。その1

Dia:Beaconの美術館内部はそれ自体がアートというような空間美を体験することができます。ただ残念なことに中は写真撮影禁止なんですよね…。

そこでウェブで公開されている写真から中の様子を少し紹介してみたいと思います。

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入場するといきなりこのような巨大な空間が待ち構えています。(私が入場したときは展示されているのは別の作品でした)このような空間が美術館の中にいくつもあり、広い空間の中をひとつの作品が支配しています。

美術館の中に幾つもの作品が収容されているのではなく、ここでは空間自体が作品の一部であり、作品のために空間が存在しているかのようです。

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まず気に入ったのがSol LeWittの作品。四方の壁が独特のパターンで描かれています。

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Richard Serraの巨大な鉄のオブジェはこの美術館にとてもマッチしていました。その存在感や曲線の見事さにも驚かされたのですが、どのようにこれを組み立てたのか、この作品を設計して製造したり、この場所までどのように運搬してきたのかを考え出すと、ちょっと想像できないものがあります。

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鉄板を持ってきて中で制作したんでしょうけど…でもどれだけ大変なんだ、これ!とそのかかったであろう労力に圧倒されてしまいました。(最近、引っ越ししたばかりなので重そうなものをみると、どう運ぶのかということばかり考えてしまいます)


ニューヨーク郊外の美術館Dia:Beaconにいってきました。その1

ニューヨークから100キロほど北、車で1時間半ほどのDia:Beaconにいってきました。

Dia:Beacon

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ハドソン川沿いの工場を改装した広大な美術館です。

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入場チケットが10ドルととても手頃です。メトロポリタン美術館と一緒で、ピンバッジみたいなものを服につけて入場します。

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お昼頃についたので、まずはミュージアムで腹ごしらえ。ニューヨークの美術館はどこも併設されたカフェの料理が結構美味しいので、食事も楽しみのひとつです。

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スープとホットサンドイッチで13ドルほどでした。

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紅葉の奇麗なニューヨークの郊外へ

ここ数日、雨模様が続いているマンハッタンですが奇麗に晴れ渡った先週末にニューヨーク郊外へ足を伸ばしてみました。

マンハッタンから100キロ程離れた工場跡地を現代美術館にしたDia:beaconに行ってみることに。

途中の高速では何十キロにも渡って見渡す限り紅葉した広葉樹が広がっていました。

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ニューヨークから車で30分ほどしか離れていないとは思えない光景が広がっています。

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今年ももう11月ですね。来年や数年後の目標を少しずつ考えてみたいと思います。

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Tuesday, October 27, 2009

ドリコムブログがサービス終了:お世話になりました

前職のドリコムで運営していたドリコムブログが来年の3月でサービス終了するそうで、twitter界隈でもドリコムというキーワードが一瞬ホットになっていたようです。

『ドリコムブログ』の事業譲渡に関するお知らせ

2003年からサービスを開始しているので、もう6年近くたつんですね。サービス終了にあわせて来月からLivedoor Blogへ、 来年の2月からはそのほかのブログへ移行できるようになるそうです。

あすなろブログでブログを書き始めるまで私もドリコムブログを利用していたので、簡単に移行できるのはありがたいです。

うみブログ

いまチェックしてみたところ、記事投稿数は149件、2006年3月から1年半ほどお世話になっていました。

お知らせをみてみると、ドリコムブログで使っていたのと同じサブドメインが保持されるそうですが、既存のライブドアブログでは使われていないドメインを用意するのでしょうか。

ライブドアのIDはすでに持っているのですが、移行にはこちらのIDを使えるのか、それとも別のIDを取得しなければいけないかについても気になりますね。

来月移行サービスがスタートしたらチェックしてみたいと思います。

このほかにドリコムは個人ユーザー向けブログサービス以外にも法人向けパッケージブログサービスをガイアックスに事業譲渡するとのこと。

「ドリコムブログ」をライブドアへ譲渡、3月末に終了へ

ドリコムの内藤社長が個人のブログに書いた記事をあわせて読むと中々興味深いです。

本日のリリースに関して


いままでも、これからもインターネットのサービスはそれぞれの分野において1,2社がより会社のリソースを多く注ぎ込みよりサービスを良くしていける環境にいると思います。


それはブログだけに限らず多くのインターネットサービスで繰り返されてきた事実です。

注力できないサービスを運営し続けることはユーザーにとってだけでなく、
社内の担当者、会社にとっても不健康な状態であり誰も幸せになれないと思い今回の決断に至っております。

 今年始めにはDoblogがサービス終了しましたし、ブログサービスの寡占化はもちろん、ウェブサービスの淘汰がさらに進みそうですね。

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Saturday, October 24, 2009

駅で見た広告その2

PATHでみた福山雅治のポスターに続いてきになったのが、この広告。

こちらの広告はニュージャージーのHoboken駅に貼られていました。

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といっても、近所にセブン・イレブンが全然ないんですよね‥。

調べてみたら、大手量販店のTargetなどでも展開しているようです。

Targetには先週末いってきたのですが、まったく気づかなかったですね‥。

今度チェックしてみます。

どーもくんがセブンイレブンに浸入!
*どーもくんアメリカ進出!*
どーもくん、アメリカでびゅ~

Friday, October 23, 2009

海を渡るイケメン?

ニューヨークのPATHの地下鉄駅で撮った写真です。

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一瞬、東京にいるような気がしました。福山雅治を起用したCITIZENのポスター。

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キャッチコピーもまんま日本語です。

このポスターって、ニューヨーカーの人に刺さるのだろうか?福山の顔は外国人にとって魅力的なんだろうか?と考えたり、To the Worldという陳腐な(日本でもそうでしょうが、ニューヨークならなおさら)キャッチコピーをどう見た人は受け止めるのだろうかが気になり考え出したら止まらない状態に。

アメリカ人ならTo the Worldという言葉をきいてもピンとこないだろうなぁー。自分たちが世界そのものだと思っているので、To Europeとか、To Asiaとか特定しないと伝わらない感じがします。

それともこれは「世界へ」という日本のポスターが、ニューヨークに貼られることで「世界へ」を有言実行しているというか大人ならではの洒落なのかもしれません。

このポスターが貼られるまで、関連した広告業界の本音でのやりとりが知りたくなりました。

 

ちなみに地元の人の反応は?というと、地下鉄のドアが開いて、目の前にこのポスターが見えるのはニュージャージーから、ニューヨーク方面へと向かう電車に乗っている時なので、朝の通勤時でポスターには目をくれず改札に向かってみんなが歩いているときだったりします。

なのでみんなほとんど目に入っていない感じ。

反対側のホームからは、上りと下りの線路の中央にコンクリートの壁があって見れないんですよね。

なので、現地の人の反応は分からずじまいです。

Wednesday, October 21, 2009

ニューヨーク:ハドソン川を行き来する客船

ニューヨークに赴任してようやく落ち着いてきました。先週末、新居に引っ越してきてから初めてゆっくりと過ごすことができました。

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エンパイアステートが見える方向は今後マンションの建築の計画があるので、数年後には窓からは見えなくなってしまうかもしれませんが、それまではミッドタウンからウォール街のほうまでマンハッタンのビル群を部屋から一望することができます。

土日はハドソン川をかなり大きな客船がいききする姿をみることができました。

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Wednesday, October 7, 2009

Kindle2が$299から$259に値下げ

アマゾンのHPを今日みていたところ、トップページでKindle2が$299から$259に値下げされることがアナウンスされていました。

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あわせて日本でも3Gのデータ通信で書籍をどこでもダウンロードできるInternational Versionが$279で発表されています。

Kindle2 International Version

Thanksgivingやクリスマス商戦なども見据えた値下げでしょうか。Kindleは初代が2007年11月に発売され、Kindle2が2009年2月、そして今回の値下げの発表がおきています。

しばらくモデルチェンジは行わず、価格改定だけでいくのかについても気になりますね。来年の春には噂されているAppleのタブレットも登場しそうですし、電子書籍端末の今後が気になります。

NYに到着しました。

土曜日にNYに到着し、こちらでの仕事をスタートしています。

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マンハッタンのハドソン側を挟んだ向かいにある新居に引っ越すまではホテルに滞在しているのですが、部屋から接続できる有料の有線LANにはMacのノートからはなぜか接続できず。

iPhoneもセカイカメラを使ってみるためOS3.1にあげてしまっており、JBしえ現地のSIMを使うこともできず、唯一ホテルのロビーから無線LANに接続してなんとかネットワークを使えています。

ネットが使えないと本当にいろいろと不便ですね…。

思った以上にiPhoneに依存していたことに気づき、OS3.1がJBできるようになるまでしばらくねばるか、はたまたiPhoneを現地で新規購入するか、Androidなどの端末を購入するのかで考えあぐねています。

ニューヨークは東京よりもだいぶ肌寒く、ひと月ほど冬に近づいているといった印象です。

その分、空気が奇麗で街中の風景が澄み切って見える気がします。