ヒューレット・パッカード社のExecutive Briefing Centerでランチを頂いた後、HP社の歴史と現状についてのブリーフィングを受けました。
ビル・ヒュレーットとデビッド・パッカードの二人が倉庫から始めた会社が70年後には従業員17万2000人、売上11兆円の大企業に。さらに今年HPがEDSを139億ドルで買収したたため従業員数は20万人を突破するとのこと。
そのヒューレット・パッカード社の哲学としてHP Wayという言葉がHPの歴史を紹介するビデオの中で何度もでてきました。
ビル・ヒュレーットが語ったという
「どんな人でも、立派な仕事、創造的な仕事をしたいと望んでおり、適切な環境があれば、必ずそうなるものだ。」
という言葉のとおり、以下に社員の自発性を大事にし、権限をまかせ、チームとして成果を残していくか。そして、企業はお金よりも貢献を第一に考えるべきであり、貢献なくして企業の存在価値はないという哲学。
シンプルですが力強い言葉です。
企業は貢献するために存在するべきであり、社会に貢献ができない企業は存在するべきではないという言葉は、松下幸之助など日本企業の経営者にも通じるものがありますね。
逆に最近の日本企業では失われつつある哲学かもしれません。
HP社は日本の文化に近い会社と言われているそうで、社員旅行や社長と社員の家族ぐるみの付き合いなど、日本の会社以上に日本らしい面が見られました。
続けて、現在は技術研究所となっている旧HP本社を訪問。
1996年と、2001年に創業者の二人がなくなるまで使われていたという二人のオフィスがそのままに残されていました。
社長室のドアは常に開かれていて、オープンドアポリシーといって、誰でも上司に対して意見がいいやすい雰囲気を保つようにしていたとか。
二人の部屋を繋ぐドアも開けっ放しになっていたそうです。
質素で明るく最小限のもので整理された部屋はplain & simpleというHP Wayのひとつを体現しているようでした。
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