昨日、書いた2つのエントリ。
車が売れなくなったのは当たり前。
車が売れなくなったのは当たり前。その2
ひとつ頂いたコメントの中に、
「車市場のほとんどは地方ですよ。」
という一言があったので、それについて少し考えてみました。
こういったコメントを頂けるといろいろな視点から考えてみることができてとてもありがたいです。
確かに、自動車の登録台数をみても、東京都は人口の割には保有率は少ないのがよくわかります。実際、私の身近なところでも、田舎の親戚の家では、車は一家に一台ではなく、一人に一台ですし、駐車場の料金も月額1万円を切っています。
自動車販売においては、地方の比率が人口比以上に高いのは間違いないと思います。
ただ、地方の車市場は逆にいえば、車が必要な人はすでに購入をしてしまっており、買い替えは見込めても、新規での自動車オーナーを開拓していくのはもはや見込みにくいとも言えるのではないかと思います。
地方はすでにかなり高い車の保有率があるため、これを上げていくのは困難です。
自動車販売数を再び大きく伸ばしていくためには買い替え需要だけではなく、保有率が低い地域で、保有率を伸ばしていくことが不可欠になるかと思います。
しかし保有率が低い都市部では前述のエントリのような状況があるからこそ、保有率が低くとどまっていたりするわけで、そこにこの「車が売れなくなってきている」という現象の本質があるような気がしています。
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