Saturday, September 22, 2007

作者が自分と同じ年の時に執筆された本を読んでみる。

年齢が思考にどのような影響を与えるのか分りませんが、少なくとも少なからず影響を与えるのは間違いないでしょう。

そして、本を読んでいても、小さい頃に読んだのと大きくなってから読んだのとでは、まるで印象が変わってしまうことがあります。

今グレート・ギャッツビーの村上春樹訳の本を読んでいますが、この本は作者が28、29歳の頃に執筆された本です。

関連記事:
判断を保留することは、無限に引き延ばされた希望を抱くことにほかならない

実は、この本は原書を高校生の時に少しだけ読んだのですが、当時はこの本の持つ世界観に惹かれながらもきちんと読み切ることはできませんでした。

そして、今またこの本を手にとって読んでいるのですが、ふと作者がどういう年齢でどういう心情でこの本を書いたのだろうか?と気になり調べてみたところ、今の私とそれ程変わらない年齢であることに気付きました。

もしかしたら、以前この本に出会ったときは、出会うのが早すぎた年齢だったのかもしれません。そして今ちょうどこの本を読むのによい年齢となり、この本を手に取ることになったのかもしれない、とふと思いました。

そうやって執筆している人、制作している人の年齢を考えたり、その年齢になってその本を読んでみることで理解できるものもあるような気がします。

作者が自分と同じ年齢のときに執筆された本を検索してくれる

そんなサービスがあったらいいですね。

ウィキペディアとアマゾンのAPIを組みあわせて作ることができないでしょうか。

1 comment:

  1. 昔の同世代は何を考え、何をしてきたのか

    作者が自分と同じ年の時に執筆された本を読んでみる。<世界を巡るFool on the web>
     インターネットビジネスの広がりによって低資本での起業が...

    ReplyDelete