先日、WOMマーケティング勉強会にいってきました。
WOMマーケティング分科会第一回
その中で、鵜川さんによる講演で、クチコミマーケティングのアプローチ手法が分かりやすくまとめられていたので、ちょっとご紹介したいと思います。(筆者による一部追記があります)
鵜川さんのブログ
実際の講演資料はこちらにアップされています。
WebSig24/7 WOMマーケティング分科会の資料公開
主なクチコミマーケティングの手法
・報酬提供
・体験提供
・デジタルコンテンツ提供
●報酬提供
・Pay Per Post
お金を払って記事を書いてもらう方法
-商品やサービスについての記事化
-記事化に対して金銭で報酬
現状:
サービスが激化 PVによってブログを選別、タレントブロガーによる記事化、読者数による格付けなどの差別化が起こっている
代表的なサービス:
pressblog
blomotion
メリット
-報酬さえ払えば多くのブロガーにリーチ可能
-確実に一定量の記事を書いてもらえる
-バックリンクなのでSEO効果あり
デメリット
-誰が何を書くかわからない
-本当に良いと思って書いてくれるとは限らない
・商品プレゼント
商品を提供するかわりに記事をかいてもらう
-商品やサービスについての記事化
-記事化に対してモノで報酬
事例:
Apple Start Macキャンペーン
PR Board
(筆者関連記事)
USBワンセグチューナーセグクリップを使ってみました。その1
『ワイヤレスピクチャー会議 sponsored by Nikon』に参加します。
メリット
-商品の体験談を記事にしてもらえる可能性
-超苦節的に新たな顧客を開拓できる可能性
デメリット
-モノを動かすためある程度の制限が発生
-どういうことを書くかは予測できない
課題:有効なブロガーを探す必要がある。選別の判断基準をどうするか?
●体験提供
・ブロガーイベント
-製品、サービス発表会にブラガーを招待
-いち早く情報を提供しネタとして使ってもらう
事例:
映画の試写会、ブロガー向け発表会
時をかける少女 ブロガー試写会
(筆者関連記事)
試写会ならぬ試読会-コミックチャージのクチコミマーケティング
コミックチャージの試読会レポート。
メリット
-参加したブロガーの反応を得ることができる
-体験した情報を自分の声で伝えてもらえる
デメリット
-呼べる人数に限界がある(距離の限界も)
-記事に取り上げてもらえるかはわからない
-どういうことを書かれるかはわからない
課題:影響力のある人、ブロガーが提供するサービスのターゲットになりえるのか?例として、オムツのプロモーションをする場合にブロガーを呼ぶことって可能?
●デジタルコンテンツ提供
・バイラルムービー
CMやPVなどのクリップを配布する方法
-ブロガーの記事化のほかにYouTubeなどにアップ
-コンテンツを提供しブロガーが参加(アフィリエイトモデルも)
見てもらえないと気付かない受動型
事例:
NikeCosplay
約82万回視聴されている
逆転裁判4ムービージェネレーター
逆転裁判をネタにした、パロディー動画がつくれる
メリット
-リッチコンテンツを使ってPRを深く訴求
-テレビCMなどでは無理な動画の配信(表現的に)が可能
-テレビに比べて媒体費用が安価
デメリット
-見てもらえるかどうかはわからない
-テレビCMと違い何度も見せることが難しい
効果測定基準をどこにおくか?
・ブログパーツ
-記事化よりも場所をもらう方法
-コンテンツを提供しブロガーが参加(アフィリエイトモデルも)
見てもらえないと気付いてもらえない受動型
事例:
日産キューブブログシール
フジテレビ 番組情報配信
Flashベースで作るため基本的にはいろいろなことができる
メリット
-ブログのサイドバーに設置してもらえる(記事とは違いindexから落ちることがない)
-ブログパーツ自体を広告媒体として使える
デメリット
-初動の告知方法を別途持つ必要
-設置してもらえるかどうはわからない
課題:期間が終わった場に後に、どのようにパーツを回収するか?
この他に、漢検DSのブログパーツ
配布に関する興味深い話などがいろいろと聞くことができました。また別エントリにて紹介したいと思います。
先日はご参加ありがとうございました。
ReplyDelete初回ということで、ご存知の内容も多かったと思いますが、次回からはグループワークを中心にやっていこうと思うので、ぜひまたお越しいただければ幸いです!
WebSig24/7 WOMマーケティング分科会
ReplyDeleteちょっと前にはじめたブログなのにいきなり放置。。。 反省(笑) 少し気持ちを切り替えて。 実は先週末東京にいました。 その期間中時間があったこともあり、...