Tuesday, July 17, 2007

インスタントメディアの時代:ブログ、Twitter

今日読んだ、GigaOMのThe Immediate Media Age:Of Broadband & Blogsという記事がなかなか面白かったので、一部を要訳して紹介してみたいと思います。

The Immediate Media Age:Of Broadband & Blogs-GigaOM
the-immediate-media-age-of-broadband-blogs.jpg
(原文では、Immediate Mediaとなっていますが、インスタントメディアと意訳してみました。)

私たちの人生はより多くのことをより少ない時間で行うことであり、全てを24時間に詰め込もうとしており、絶え間ない邪魔でいっぱいだ。インスタントメッセージ、Eメール、携帯電話が確実に集中力を妨げてきた。そこでライフスタイルに応じて、デジタル世界をカスタマイズしてきた。

テレビをパーソナル化するにはTivoがあり(日本だとHDDレコーダーですね)、観たいものだけを観ている。お気に入りの曲を待つためにラジオを聴くかわりに、iPodのプレイリストを聴く。TivoやiPodのように、ウェブでは読みたい物をカスタマイズすることが可能だ。ブログは消化しやすいフォーマットで、短く勢いのある情報を提供してくれる。

ブログでは、ニッチな話題もフォーカスされ、誰でも出版でき、高速インターネット接続によって、即座に配布できる:インスタントメディアだ。

インスタントメディアとは情報が単に新しい配布方法を導入したということだ。前世紀の変わり目では電報がニュースを広げるために使われ、電話の技術が新聞でニュースを毎週、あるいは毎日緊急に伝えられるようにし、ラジオ放送はリアルタイムでニュースを伝え、テレビはニュースを居間に届け、もっとパーソナルなものにし、CNNの誕生はニュースを24時間絶え間ないものにした。

インターネットは、初期にはそのテンポをあげ、高速になるに従って、常時接続で絶え間なく情報が流れるようになった。もっと繋がることで、私たちはもっと知りたくなった。でもより少ない時間で。ブログは時間が足りない時代が反映されたものだ。

ブログの成長はブロードバンドの導入の広がりと重なっている。高速接続によって、ブログを1日に5回チェックするのが、10年前のダイアルアップに比べて、はるかに簡単になった。

ブロードバンドはテキスト以外のツールも利用可能にした--動画と画像が、このインスタントメディアの動きの一部となった。YouTubeにはニュースの動画がほとんどリアルタイムにアップロードされる。ニュースの写真が私たちの携帯からFlickrそしてWebページへと流れる。

TwitterとPownceはニュースアラートサービスに素早く性質を変えている。ひとつのリンク、あるいはいくつかの言葉がそのニュースがひとりの(あるいは百万人の)ユーザーにとってそれが何を意味しうるのかを説明する全てだ。ここに次の10年がある!

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ということですが、このインスタントメディアという動き、モバイル端末の普及とモバイル向け通信の高速化、低価格化によって、さらに加速していきそうですね。

今後10年の変化が楽しみです。

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