Saturday, July 21, 2007

爆発するソーシャルメディア

昨日参加した、アップルストアで行われたWBS2.0の湯川さんのお話をちょっとメモしてみました。

爆発するソーシャルメディア
 爆発するのは
 ・ユーザー数
 ・滞在時間
 ・影響力
短期間で、ユーザー数が増えるウェブサービスの出現。
またSNSなどでは、従来型のサイトに比べユーザーの滞在時間も長くなり、
ブログなどの社会影響力も増えている。

→ネットメディアの評価軸として、PVから滞在時間が重視されていくという動きに。

なぜ爆発するの?
・ネットワーク効果
 人が増えれば増えるほど、便利になる
・人間の根源的欲求
 -表現する喜び
 -評価される喜び
 -他人とつながる喜び

なぜ今爆発するの?
・衣食住足りて、表現の時代
・多様化するニーズ(マスの時代の終わり)
・インターネットという表現のツールの出現

日本でも爆発するの?
・根源的要求は日本人も同じ
・世界中でブログの更新が一番多いのは日本
グーグル登場時と同じ
・多くの人がグーグルに集まり始めた
・グーグルって便利だけど、どうマネタイズするつもりなんだろう?
・今はソーシャルメディアに多くの人が集まり始めた
・どうマネタイズするつもりなんだろう?

ウェブの歴史
・ポータル+バナー広告
・検索+検索連動型広告
・ソーシャルメディア+?

ソーシャルメディアのマネタイズの手法を考えたものが次の覇者に。

マネタイズ手法
コンテンツ連動型?
行動ターゲティング広告?
広告マーケットプレイス?
 マイクロソフト、グーグルが次々と広告会社を買収中

マーケットプレイスの箱は簡単につくれるが、中身を集めるのが大変
そのために、
・広告会社を買収

ソーシャルメディア戦国時代

MySpace vs Youtube
ユーザーに一番近いところがかつ
・YouTubeのほうが動画が多いが、実は多くのユーザーはMySpace経由でYouTubeを視聴しているのでは?YouTubeは単なるディスクスペースで、MySpaceのほうがユーザーに対して影響力があるのでは?
軒下を借りて母屋を取る
→ペバボのモバツィッターが例。日本のtwitterユーザーの一部は携帯経由でモバツィッターを使っているので、twitterではなく、モバツイがインターフェースになっている。

YouTubeと正面衝突をしてもしょうがない
 mixi、YouTube、Flickrの軒下をかりるサービスのほうが可能性があるのでは?
PCのウェブサービス利用者は全体の1割にすぎない
 モバイル、ゲーム、家電といった市場で勝負したほうが可能性があるのでは?

このような内容で非常に示唆に富んだものでした。
以前、サービスただ乗り論という記事を書きましたが、軒下を借りて母屋を取ると同様のことですね。

最近日本でのはやりのサービスを見てみると、ニコニコ動画は、軒下を借りる型のサービスで、一方モバゲーは、モバイルに特化したサービスですね。

・他のサービスの影響力をうまく借りる
・PCではないフィールドでサービスを展開してみる

こういった試みが今後どんどん増えていきそうですね。

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