グルーポン系サービスの成長は目覚しいようで、ブロガーも取り上げて分析していますね。
chikirinさんの
という記事も楽しく拝見させて頂きました。
個人的に、グルーポン系サービスで感じてるのは、
1.お店が結果的に得をしない焼畑系ビジネスでも成長は持続できるであろう
ということと、
2.お店側としてキャッシュ・フロー的に非常に導入しやすいサービスなのではないか?
という二点。
1は単純で、例えば東京で1日1店舗限定のクーポンであれば、年間に参加する店舗は365店舗だけでOKです。
これであれば、サービスをリピートしてくれる店舗がでてこなくても、新規店舗の開拓だけでサービスを持続していくことが充分可能です。
二点目は、サービスを店舗側として利用したことがないので、はっきりとはいえないのですが、お店側としてキャッシュ・フロー的に利用しやすいサービスなのでは?ということ。
例えば、お店がホットペッパーを利用する場合のキャッシュ・フローを考えてみると、
1.店側がリクルートに広告費を支払う(枠の大きさによっても価格が違うでしょうが、仮に5万円を支払うとします)
2.お客さんがクーポンを持ってきて飲食をして支払い。あるいは他のお客さんの飲食費の支払いから回収
という形になり、広告費の5万円は後から回収する形です。
ですが、グルーポンの使い方のページをみてわかるように、グルーポンでは支払いがユーザーからの前払いとなっています。
つまり、
1.ユーザーがグルーポンにお金を支払う
2.グルーポンが支払われたお金から半額を広告費として差し引く
ここからは、グルーポンからお金の支払いサイクルがどのくらいの長さか、いつユーザーが支払いをするかによって変わってくるのですが、
3.グルーポンからお店に残りの半額が支払われる
4.ユーザーが来店するので、商品を提供。追加オーダーがあれば、そこでキャッシュ・インが発生。
という形になります。3と4の順番はグルーポンからの支払いタイミング、ユーザーの来店タイミングによって変わってきますが、広告費の支払いはお店がお金を支払わなくても開始できるわけです。
つまり、キャッシュがなくてもサービスさえ提供できるのであれば、お店はグルーポン系サービスを利用することが可能です。
今までのフリーペーパーでは先に数万円支払わなければスタートできなかったのに対し、グルーポン系サービスは0円で参加できます。
そして赤字になるかもしれないけれど来店客が増えることで追加オーダーなどでキャッシュがそのサービスに参加することで入ってきます。
これは資金繰りが楽ではないお店にとっては非常にメリットが大きく、グルーポン系サービスが店舗にとっても取り組みやすい理由なのではないかな、と思っています。
ちなみに手前味噌ですが、楽天でもRakupon(ラ・クーポン)というサービスをやっているようです。
No comments:
Post a Comment