Tuesday, October 12, 2010

Kindle(キンドル)はPDFリーダーには向いていない。洋書専門リーダーとして 使うべし

昨年Kindle 2を購入して使ってみて、そして最近になってiPadで自炊した本を読むようになって感じたのが、Kindleはまだ自炊したPDFリーダーとしては向いていないということ。その理由として3つほどあります。

1.PDFリーダーとして使うならKindle DXを買うのが吉

iPadの画面サイズは9.7インチ。対するKindleの画面サイズは6インチ。9.7インチだと、ハードカバー本に多いB6版、四六版サイズの書籍をほぼ原寸大で表示させることができます。

6インチだと文庫サイズ止まり。

英文はともかく、ルビや漢字など細かい文字が多い日本語の場合は、縮小された画面サイズだとかなり読みづらくなってしまいます。

Kindle DXなら画面サイズが9.7インチなので問題ないですね。ただし、Kindle DXにも以下の二つの悩ましい問題があります。

2.Kindleは左開き表示に対応していない

9.7インチの大画面だと見開き表示ができますし、通常の書籍を読んでいるのと同じような感覚で読書体験を得ることができます。

しかしKindle DXは日本語の縦書き書籍に多い左開き表示には対応していません。常に左側が1ページめ、右側が2ページめという風に表示されてしまいます。

iPadのiBooksも左開き表示に対応していないのですが、左開き表示を設定することができるPDFリーダーアプリがいくつかリリースされていますので、それを利用することで対応できます。

3.KindleではPDFの拡大・縮小表示が実用的ではない

自炊した書籍を呼んでいると、拡大して読んでみたいと思う場面が結構あります。特に大きなサイズの書籍を原寸よりも縮小された書籍を読んでいるときは多いですね。

iPadでは簡単にピンチイン・ピンチアウトで表示の拡大・縮小ができますが、KindleではPDFの拡大・縮小表示をすると画面の書きかえが発生してしまいます。

サイズも自由に設定するのではなく、150%、200%、300%、実際のサイズ、スクリーン幅にあわせるから選択する形となります。

これは画面の小さい通常のKindleでは特に致命的です。

ということで、自炊した書籍のリーダーとしてはPDFは向いていないというのが僕の結論です。

Kindleだと目が疲れにくく、購入したKindleのコンテンツは人工音声の読み上げに対応したものが多いので、英語のビジネス書を読む端末としてはKindleは魅力的ですね。

洋書専門リーダーとしてKindleを使うことを考えています。

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3 comments:

  1. kindle 3ではPDFの拡大表示できますよ。

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  2. ありがとうございます。記事の一部を修正させて頂きました。

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