Sunday, September 21, 2008

Psion Series5という単三電池で駆動するPDAを買ってみました

モバイルギアIIが壊れてしまったので、新たな出先用マシンを物色した結果Psion Series 5という古いPDAをebayにて落札しました。

Psion Series5のスペック
psion.jpg

もう8年以上前の品ですが、
単三電池稼動でタッチタイプ可能なキーボードがついている350gのPDA
です。
タッチタイプが十分快適にできて、手軽に持ち歩くことができるというのが嬉しいところ。今まで使っていたモバイルギアIIの半分以下の重さです。

大きさが分かりやすい写真をいくつかFlickrで探してみました

psion2.jpg

psion3.jpg

出先ではノートPC持ちあるくのも野暮ったい(何より重くて気軽にどこでもという訳にはいかない)ので、iPhoneと、エディタ代わりのコイツで大半の用事をすますことができそうです。

バッテリー切れ気にせずエネループで使えるのが嬉しいですね。似たような商品としては日本ではシグマリオンシリーズがありますが、こちらは専用バッテリーでの使用となってしまいます。

テキストファイルはCFに保存できるので、テキストデータはCF経由で家のMacに持っていくことが可能です。

個人的に求めていた機能は、
・カフェや出先などどこでも持ち歩ける500g以下の軽量ボディ
・ソフトはエディタが使えればOK。メールチェックやブラウジングはiPhone/携帯で行うので通信機能はなくても良い
・タッチタイピングが可能なキーボードを備えている
・できれば入手/交換が容易な単三電池駆動
・CFやSDカードなどを使って、データの受け渡しが簡単にできる
といったものだったので、Psion Series 5がこれにピッタリ合致しました。

PSION Series 5mxのレビュー

11.jpg

日本語化するのが面倒なのと、同期がシリアル経由なのがネックです。シリアルはソフト導入時のときのみと割り切り、USB-シリアル変換ケーブルを使うことで乗り切ろうと考えています。


フリーソフトでの日本語化もこのような形で可能なようです。

UMPCだけでなく、こういったジャンルの製品がまた出て来て欲しいところ。

単三電池だけで動く軽量なネットクライアント端末というニーズは十分あると思うのですが、市場としてはニッチなのでしょうか。

今であれば、
・単三電池で稼動
・SDカードスロット付き
・ミニUSB/USBスロット付きでSyncが可能
・無線LAN付き/可能であればLANポートも
・タッチタイプ可能なキーボード
・重さ500g以下
・スクリーンサイズ480x272(PSPと同じ)以上
と行ったスペックだと嬉しいところ。

UMPCのような戦略的な価格であれば、このようなキーボード付きの軽量モバイル端末の需要は十分掘り起こせるのではないかと思っています。

最ニッチ市場であると考えて高単価商売でビジネスを進めたことがPDA市場の消滅に至ったわけですが、ニーズがそこにはないわけではなく価格や製品の機能のバランスなどマーケティングによって市場が産み出せていくものなのではないでしょうか。

日本の携帯端末の高機能化は、キャリアによる制約があるとはいえあまりにも幅がせまく面白みがないように感じます。

AppleやGoogle Android端末にこういった方向性を持つものが出てくると嬉しいのですが。

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