前の記事:任天堂の宮本茂氏による基調講演-その1:妻の興味をゲーム層拡大のパラメーターに。
宮本氏の基調講演の動画
優先順位をつけることの大切さ
宮本さんの講演の中で、特に印象に残ったのが以下の話です。
開発者はいつも不満をいだく。限られたリソースの中で、何をするのかを明確にし、優先順位をはっきりさせる。37 signalsのGetting Realの中でも同じことが繰り返し語られています。
まだ足りないという不満。人がたりない、予算がたりない、時間が足りない。
プレイヤーを喜ばせようと思うほど、もっと豪華にもっといろいろなモードをつけたいと思う。
『岩田さんに、時間が足りない、お金が足りないと言うと、「それは残念だね」と言われる。もうちょっと頭を使いなさいという意味かもしれない。』
Wii Sportsの野球では、野球場は一つしかなく、球団や選手名もなく、野手も操作できず、3イニングしかない。
Wii Sportsの野球では、投げて打つということに全エネルギーを集中した。
この決断をすることによって、プロジェクトが時間内に終わり、誰でも遊べるベースボールゲームになった。
テレビゲームに限らず、あらゆるプロジェクトにおいて共通して言えることではないかと思います。
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