今月の9日にFans Fansの招待によりソーシャルメディアサミットに参加してきました。
今回のイベントはいつもに比べ、広告寄りの内容だったかなというのが第一印象。後半では失礼して、会社へ仕事をしに戻ったのですが、前半のまじめなパート?に参加してきました。
イベント冒頭で、AMNの徳力さんから、
「ソーシャルメディアバブルを解消するには?」との挑戦的な問いかけでスタート。
流行語大賞に「ソーシャルメディア」が選ばれ、流行語に選ばれるとそのバブルは終わるとの話からスタート。
「ソーシャルメディアの弱点をひとつあげるとしたら何ですか?」との質問に対して、
電通の中尾さんは「うさんくさい?」との率直な感想。ソーシャルで魔法のような効果が得られるというプレゼンがなされたり、効果測定の出し方にもうさんくさを感じることがあるとのこと。
博報堂の森永さんは、
マスのひとたちにはドーンと構えてほしい
ソーシャルメディアにたいしてナーバス、配慮しすぎ?
不必要に警戒や、期待されすぎることがあるとの感想。
またコスト部門なのか?Profit部門として評価するのか?
どちらの側面も必要であり、どこの部門に持たせるべきか、という企業で導入する場合に課題となりやすい点につていも話が及んだ。
スケダチの高広さんからは、
ソーシャルネットワークの弱点として、村化しやすい、タコ壷化しやすい、との本質を突いた指摘。(村化しやすいというのはシリコンバレーでも共通のことではあるけれど)
キャンペーンでは、一定のコミュニティーで一気に広がるけれど、その後からはなかなか波及しにくい(一部の影響力が高い人がその周りに広げていて、そこから外には広がらない)とう実情がある。
中尾さんからは、そのためテレビで広くリーチして、SNSで深くフォローしていくというテレビとソーシャルサービスの良い補完関係が考えられるという。
テレビとSNSいい関係では? テレビで広く、SNSで深く
そして高広さんから、
コントロールしなければいけないことと、流れにまかせたほうがいいことがある。そのため変化を待ったり、変化が起こるまでは味方を増やしたり、味方を探す、同士を探すことが大事。
その一環として「クライアントが社内で目立つようにするには?」を考え、メディアで取り上げられるようにし、そうすることでその担当者、プロジェクトの社内での評価につながるよう心がけているという話に。
メディアで取り上げられることが社内での評価につながる
これは本当にそうですね。こうしたイベントもそのためのツールのひとつと言えますし。
続けてのパネルディスカッションでは、サントリーでのハイボールのキャンペーンで、ソーシャルメディアをつうじたクーポンの広告効果が通常のキャンペーンに比べて二桁くらい良かった(ウェブや店頭キャンペーンなどとも比べて)事例や、adidasがランニングシューズを送料だけでユーザーに貸し出すというクツカスの事例が紹介されていましたが、東急ハンズの執行役員長谷川氏の話が特に印象に残りました。
クツカスの事例:
90媒体で紹介
ブログ、フィードなどで3500の言及
総レンタル 2000ペア以上
クーポン使用率 250
東急ハンズによると、EC売り上げはまだ東急ハンズ全体の1%に満たない規模であるとのこと。EC売り上げ比率が高い無印、ユニクロでもネットでの売上は全体の5%
そのためソーシャルでの取り組み、社内でも誰もみていない→気にしなくていい
1%を超える貢献するようになったらKPIを設定するべき。それ以下だと意味がない
ECの会員組織と店舗の会員組織 ポイント制度をようやく統合
いまのステップはボリュームを追うところ
PCよりもスマホの接触時間が長いユーザーが多いのでは?
スマホに注力していきたい
といった率直な意見をきくことができました。
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