Tuesday, January 29, 2008

最近の広告プラットフォームでの動き

最近オンライン広告関連のサービスで気になる現象がふたつ起こっています。

ひとつめは、サイバーエージェントのアメブロにて提供されていたマッチング広告の仕組みがMicroAdからGoogle AdSenseに切り替わること。

MicroAd 
microad.jpg 

MicroAdは元々サイバーエージェントがAdSenseに対抗するマッチング広告配信システムであり、現在は100%子会社の株式会社マイクロアドによって提供されていますが、その対抗馬であったサービスがサイバーエージェントが提供するアメブロではGoogle AdSenseにリプレイスされるということ。

MicroAdは今後行動ターゲティング広告に注力していくようですが、ひとつの大きな媒体スペースがGoogle AdSenseによってとって変わることになるわけです。


ふたつめが、リクルートが独自に提供していたアフィリエイトのシステム、「リクルートアフィリエイト」がサービスを終了することです。

リクルートアフィリエイト
affiliate_recruit.jpg

リクルートアフィリエイト-サービス終了のご案内

こちはリクルートがバリューコマースなどのアフィリエイトサービス会社を通さず、自ら直接アフィリエイトサービスを提供するという意欲的なサービスでした。

告知によると

2006年7月以来、私どもは本サービスをパートナーサイトの皆様へご提供してまいりましたが、システムに対する負荷が当初の予想以上に急速な拡大をみせた為、現在、パートナーサイト様向け管理画面へのログイン処理、バナー表示処理および成果のカウント処理等に、重大な影響を及ぼす可能性が生じております。
私どもといたしましては、この状態で皆様にサービスをご提供し続けることは困難であるとの判断を下し、甚だ勝手とは存じますが、2008年2月15日(金)をもちまして、本サービスを終了させていただくことといたしました。

ということで、これをみる限り、アフィリエイトによって得られる売上増+利益増よりも、システム投資・運用によるコスト増のほうが大きいためサービスを自前で維持してくことにビジネスメリットが見込めないとの判断を下したようです。

MicroAdの事例についても、MicroAdの広告を掲載するよりも、Google AdSenseを活用したほうが利益が見込めるということがあっての判断であることは間違いないでしょう。

Google AdSenseのほうが広告主が多いためキーワードごとの広告単価が高いということはいえるのでしょうが、逆にいえばGoogle AdSenseが出している効果をMicroAdでは出すことが現状ではできていないということであり、またリクルートアフィリエイトについても期待していた収益構造には至らなかったともいえます。

リクルートに関しては、アフィリエイト事業がメインの事業ではないため、企業として本業ではない分野にリソースを配分し競争力を維持させることが難しかったということもあったのかもしません。

両方とも事業の選択と集中を行う上で結果なのでしょうが、後発のサービスが競合サービスに対抗する上での差別化を成立させるに至らなかったと見ることもできると思います。

2008年はサービスの淘汰が進む年なのかもしれないですね。

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