女性に向けたファッションアプリ、Snapetteの創業者のSarah Paijiさんのイベントがあるので参加してきました。
Geekではないけど起業に成功・Snapette創業者Sarah Paijiによる「ファッションアプリの起業成功法」
Sarahさんはハーバード卒業後、ゴールドマンサックス、マッキンッゼーで働いたあと、ハーバードビジネススクールを卒業し、スタートアップを創業したというピカピカの経歴。
Snapette(スナペティ)とは?
リアルショッピング(オフラインショッピング)に特化したアプリ
ショッピングの9割はリアルで行っている
女性はショッピングが好き
オンラインショッピング:では簡単に検索して購入することができる
リアルでのショッピングが大変。
どこに何があるかわからない
スマホでよい解決策がつくれるのでは?
パソコンは持ち歩けないけどスマホは手元にある
US 女性で35%はお店で写真を撮っている
さらに25%の女性がそれを共有している
なので、女性が撮った写真をスマホのプラットフォームでシェアして、
他の人に共有できるサービスが作れると思った
自分のいるところの近くで撮影された写真が表示される
人気のあるストアの一覧
ストア用ページが容易されている
ストアが近くにいる人にPush Notificationでセール情報を送ることができる
ショップだけじゃなく、ブランドにもアプローチ
ブランドの靴を投稿したら、抽選でプレゼント
マーケティング効果があるほか、ブランド側はどんな靴が人気かが分かる
会場でのQ&A
Q:お店で写真を撮ることが問題にならない?
A : アメリカのお店は寛容。 ショップのほうにアプローチをしている
Q:商品の値段を登録することができるの?
A : オプションで可能。
Q:お店、ユーザー、ブランド どこから働きかける
A : どれも重要。
Q:なぜNYでスタートアップを?
A : シリコンバレーでスタートしたけれど、ニューヨークのほうがブランドも集まっており、ユーザーはファッションに興味があった。
Q: ユーザーによって興味をもつファッションのジャンルが異なってくるのでは?
A : ワイヤーフレームもない状態で、2ヶ月でつくってサービスをリリースした。なので、そこまで作り込むことができなかったが、全てのユーザーのためのサービスを作り込むのは難しい。いまは女性xファッションにというフォーカスでリリースした。
創業するまでの経緯
マッキンゼーで働いていて忙しすぎて、考える時間をもつことができなかったので、ハーバードビジネススクールへ。そこで次にファッションブランドで仕事をしたいと思って、全てのブランドの人に会った。
でもそこの人たちはデザイナーについてしか関心を持っていなかった。 そのときにGiltグループの創業者がハーバードビジネススクールにきて講演をした。
その話をきいて自分もスタートアップを始めたいと考えて、2週間考え続けた。
ハーバード大学の同窓会でハーバード大卒の49歳の女性ジニーと出会って、アイディアがあるから一緒に創業をしないと後で声をかけられた。
アイディアを受けて、アプリをDLしてみたが、プログラムもできないので、彼女にモバイルビジネスについてリサーチをして15ページのリポートを書いた。(コンサルティング出身なので)返事をするまで1週間かかった。
友達に相談して、「やってみたら?(Just do it)」と言われた。やってみないと完璧なアイディアなんて分からないじゃない?。完璧なアイディアを待っていたらダメだよ、と。
2011年1月、Co-Founderはロンドンにいて、自分はロンドンにいた。そしてアイディアを40枚に書き出して、VCをまわった。
それで興味を持ってくれるところがあり、デュー・デリジェンスに。二人とも技術的なバックグランドがなかった。結果的には投資を受けることはなかったが、どのVCも協力的で「何かあったら手助けするよ。また連絡して」という反応だった。
オフィスをタダで使っていいよ、というところもあったのでそこでプラニングをしていた。まだアプリがなかったけれど、サービスのアイディアを紹介したサイトはあって、ある日それを自分がツイートしたところ、500 StartupsのDaveがそれをRetweetしてくれた。
サイトにはEメールアドレスが登録できるようになっていて、事前登録がすごく集まった。
またtwitterを始めたばかりだったけど、Daveにフォローしてもらえるようにツイートを送って、もっと説明をしたいと伝えた。彼は電話番号を教えてくれたので電話でピッチをした。
彼のほうから「多分いいアイディアなんじゃない」と反応があり、自分はファッションのことはよく分からないからファッションサービスに詳しい女性 に相談して良かったら投資するよ、という反応だった。
その結果、いいアイディアじゃないということになり、Accelerator Programが始まって3週間たっていたので、すぐにカルフォルニアに来いということになり、2日後にカルフォルニアへ。
500 Starupの場所では、「なぜ彼女がここにいるの?女だから?」と嫌みも言われた。確かに自分が女性であるということが強みになったのだろうけれど、それをいいチャンスとして活かしていきたいと考えた。
テクノロジーのことはわからないけど、女性が何を求めているか、ファッションについてならわかるから。その強みを活かそうと。
500 Starupsに参加したことが本当にやくにたった。Daveからはとにかくプロダクトを出すことが大事だ、と言われなんとか8月にリリースすることができた。
最終的にはAccel Partnersから出資をうけた。
大事なのは、他の人にリーチして、自分のアイディアを他の人に話していくこと。
Sarahさんからこのような刺激になる数々のエピソードをきくことができました。
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