Sunday, April 22, 2012

テレビは待っていれば価格が暴落するから、高価なスマートテレビは誰も買わな い

先日、スマートテレビは電機業界を救わないという記事を書きましたが、その記事に補足したいと思います。

消費者はテレビの価格が大幅に下落するのをこの10年間見てきました。

そのため、高価格なスマートテレビでは誰もその製品を購入しようとはしないでしょう。待っていれば、どんどんと安い価格に下落していく、というのを目の辺りにしてきたからです。

価格の下落についてはパソコンや、デジカメでも同じことが言えます。しかし、パソコンやデジカメは簡単に買い替えができるものですし、パソコンとテレビとで一般的な使用年数がまるで違います。

5年間、同じパソコンを使い続ける人はそれ程多くないでしょうが、テレビは数年で買い替えるのは稀で5年以上使うという人が大多数でしょう。

長年使い続けるという意味では、テレビは家具のようなものです。

IKEAがテレビの販売を始めるのも非常に理にかなったことだといえます。

Ascii.jp:スカンジナビアンなオシャレ家具のIKEAがスマートテレビに参入?  

収納家具とセットで販売することで、家具という付加価値を加えて単価をあげて販売することができます。アップルが原価の安いアクセサリ商品で高い利益があげられるのと同じ構造ですね。

電気メーカーも専用のスピーカー付テレビ台の販売に力を入れていましたが、 こちらは収納という家具の面よりも、スピーカーという部分に焦点をあてている商品ですので、テレビに比べて割高に感じるという消費者が多い気がします。

日本でもニトリや無印がこのIKEAの動きに追従してくると面白くなりそうです。

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