Thursday, October 23, 2008

2つの小型スピーカーから5.1chサラウンドが体感できる:ハイビジョンサウンド 会議に参加してきました

先日、ハイビジョン会議というブロガーイベントに参加してきて、Q:という小型のサラウンドシステムを体験してきました。
 
Niro Q:公式サイト
niro.png

5.1chサラウンドは自宅でも体験できるようにしたいなぁ、という想いは常々あったのですが、配線や設置スペースなどを考えてずっと断念してきました。

このQ:は、前面に設置する2つのスピーカーユニットとサブウーファーという手頃な構成で、非常に高品質の「音」が体験できるとのこと。高級オーディオなどで知られるNakamichiの社長が立ち上げたNiroという会社の製品ということもあり、かなり楽しみにして参加してきました。

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そもそも、このようなスピーカーをつくりだしたきっかけは、ハイビジョン時代にふさわしい音響を手軽に多くの人が体験できるようにしたかったからなのだそうです。

ハイビジョンテレビの多くが薄型となり、そのためスピーカー用の厚みが確保できなくなり、画質の向上したのに対して音は悪くなっているとか。

ディスプレイが横に幅広くなったため、スピーカーの位置が左右に広がり、音がセンタ−で聴けなくなってしまったという弊害も起こっているようです。

最近では5.1chサラウンドに対応したフロントサラウンドスピーカーも人気になっていますが、Q:ではテレビの上と下にスピ−カ−を置き、より豊かな立体音響を実現。

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テレビの画面の下のスピ−カ−で前の音を、上に置いてある小さなスピーカーで後ろの音を出しています。また上下にわかれているので音の干渉が少いとのこと。

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(アップ。残念ながら上のスピーカーがうつっていないですが・・・)

ワイルドスピ−ドの音をつくった人間にスタッフに入ってもらい音作りを行っているとのこと。映画を観るときの体験の70%は音で決まるそうですが、映画館のように上から下へと流れる音が体験できるそうです。

さっそく、テレビの音、フロントサラウンドスピーカー、そしてQ:で音を聞き分けてみました。

フロントサラウンドスピーカーも中々いい音で、前後に音の奥行きがあるのが感じられます。

そしてQ:の音をきいてみると、圧倒的に音の空間に広がりが。

フロントサラウンドスピーカーでは、前後に平面的に広がっていた音が、球面に横方向にも広がったという印象です。フロントサラウンドだと前後の幅に広がりはあるけれどQ:を聴いたあとだと縦に二次元的な音に聴こえてしまいます

前後の平べったい板状の音に、横方向という別次元の広がりも加わって何倍もの容積に増え、比較できない程豊かな音になっていました。

iPodの付属のイヤホンとBoseのヘッドホンとを聴き比べたときに感じる違いに近いのですが、音の層がより決め細やかに、聞こえなかった音がはっきりと聞こえてくるという違いだけではなく、それに加えて平面的に線状にきこえていた音が空間という広がりを持って聞こえてくるようになります。

これはフロントサラウンドが2つ、ないしは3つのスピーカーで5つのスピーカーの音を再現しているとは違い、Niroでは下のスピーカーにフロント用の3つのスピーカーのコーンが、上のスピーカーにはリア用の2つのスピーカーのコーンが別々に配置されていることも関係しているのかも。

現在、こちらの商品は、ビックカメラとオンラインサイトのみで販売しているそうです。価格は88000円+ビックカメラのポイント相当の10%のポイント(Amazonギフトなど)をオンライン販売でも付与してるとか。

2週間のモニターキャンペーンも行っています。

今回、モニターキャンペーンに参加することになったので、実際家ではどのように聴こえるのかを体験してみるのが楽しみです。

印象的だったのが、中道さんにとっていい音とは?との質問に、

いい音は聴いてストレスのない音。長時間聴いても疲れない音。目立つ音よりも、長く使えるいつまで使っても疲れない音が大事。

と答えていたこと。

 

はたしてどのような音か。この音と一緒に過ごす二週間がどんな体験になるか、またレポートしたいと思います。

(映画:フットルースでもかりてきてFlash Danceのシーンを観てみたいですね。)

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