オープンソースのことについて勉強してみようと思いいくつか本をかりてきて読んでいます。以下、目を通してみた本をご紹介してみたいと思います。
フリーソフトウェアと自由な社会 ―Richard M. Stallmanエッセイ集
まずはいきなりこの本から読んでみました。OSSの大元となったフリーウェアに対する考えや哲学がよく理解できます。リチャード・M・ストールマンのエッセイ集ですが、用語にさえ気をつけていれば、初心者にも読みやすい本なのではないかと思います。なによりも面白い(笑)。いろいろと考えさせらりたりする、知的刺激の多い一冊でもあり、またフリーウェアとオープンソースソフトウェア、商業ソフトウェアの違いについてもよく理解できる一冊です。
ストールマンは良い意味でクレイジーですね。はじめてこの人のことを良く知る事ができたのと、これを読んでようやくOSS全体の歴史が理解できたような気がしました。
図解 オープンソースのことがわかる本
初心者にも非常に簡易で読みやすく、また図が多いために理解しやすい本です。OSS全体像をつかむのによくまとまっていますが、それ以上に主要なOSSライセンスの解説、一般的なOSSの紹介(LAMP以外にもXOOPS、Samba、Eclipse、影舞まで)なども含まれており、網羅的に理解をするのにお薦めな本です。
非エンジニアの方には特に理解しやすい良書だと思います。
オープンソースソフトウェアの本当の使い方 [技評SE新書]
こちらの本はOSS全体に関する記述は他の本と重複するところが多かったので、第4章OSSミドルはどこまで使えるのかの章のみを読みました。新書だと読みやすいかと思いましたが、この手の本は逆に新書だと読みにくいかもしれませんね。
サーバー台数を増やすクラスタ構成によるチューニングについてはじめてきちんと理解できました。OSSの説明に関する導入部分と、チューニング例や実績の紹介と、文系的な部分と理系的な部分が極端に混在している部分は、「?」と感じましたが、おかげでクラスタについてよく知ることができました。
伽藍とバザール―オープンソース・ソフトLinuxマニフェスト
度々古典として取り上げられることも多い一冊なので手にとってみましたが、まだ読めていません。原書の部分ではないのですが第四部エリック・S・レイモンド大いに語る 情報そのもので金を取るビジネスモデルは、もはや無効であるというインタビューのパートが面白そうなので、まずはここから読んでみようと思っています。
オープンソースワールド
こちらはリーヌス・トーバルズのインタビューしか読んでいません。Hotwired Japanで公開されていたようですが、今はページが存在しないようです。もしかしたら他の場所で公開されているのかも。
OS戦線異変あり―オープンソースのLINUX大作戦
こちらの本もまだ読めておらず・・・。IBMとLinuxがどのように関わっていったのかに興味があったので、その部分を中心に読んでみようと思っています。
この他にも面白い本がありましたら、ぜひご紹介ください。
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