Monday, September 10, 2007

インフォテリアUSA江島さんの話。次の作品こそが自分のベストだと言い続けた い。

先週行われた、IT Pro  Challengeのセミナーに参加してきました。

IT Pro Challengeのセミナー案内

講演者は、インフォテリアUSAの江島さん、Googleの鵜飼さん、はてなのnaoyaさん、ニコニコ動画開発者・ドワンゴの戀塚さんと、非常に豪華なメンバー。

その中でインフォテリアUSA江島健太郎さんの話をご紹介したいと思います。

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■アメリカへ


インフォテリアは企業向けビジネス。BtoBソフトを提供していた
→BoB製品をアメリカで売ってくるといって渡米
行ってみるとアメリカはでかすぎ
→サンフランシスコでも70万人しかいない。(岡山市と一緒)
アメリカのビジネスでは広く・浅くのスケーラビリティが大事
当時シリコンバレーではウェブ全盛で、エンタープライズ斜陽を明確に実感

■ビジネスとは?
一方で現代は満ち足りた時代 
ビジネスとは、ヒトから求められるものを提供すること
→何も求められなければどうする?
1.満足してニートになる
2.新しい市場(欲望)をうみだす
→2を選ぶ。
欲望の2軸
 娯楽性-実用性と考えた
 
娯楽性
 面白いものだけが口コミで広がる、でもただの娯楽はすぐにあきられる
実用性
 日々使うものは飽きずに生活の一部になる
 でも地味なものは流行らない

ヒットして定着した商品は娯楽品から実用品へのシフトしている
Webの成功例は、
 娯楽性と実用性のバランスがとれている

■勝負にでる
広く・浅くで勝負するにはウェブしかない
 Danny Burkesという凄腕のプログラマが隣にいた

会社からは、「ウェブ?BtoB製品ををアメリカで売ってくるという話だったよね?ウェブ・サイトでお金をもうかるの?」

社内ブログ(はてなグループ)えじけん日記で言いたい放題を書いて、会社を説得。
力のある言葉はコードと同じくらい重要

書いたこと
・社内システムはノン・カスタマイズ化が進み、受託市場は今後の50年で急激に縮小
・イノゲーティブな市場はコンシューママーケットに。
・インカム・ゲインからキャピタル・ゲインの時代に。

30年前のソフトウェア業界ではソフトウェアはハードウェアのおまけだった。
ソフトはお金にならないものだった
当時のソフトウェア・ベンチャーのゴールはIBMに会社を売却すること
でも、その時代にもがいた経験者だけがいまも生き残っている
収益が見えないは、何もしないことの言いわけにはならない
→こういうふうに、たたみかけた。

こうして、Lingr(ウェブのチャットサービス)の開発が始まったそうです。
社内ブログというツールを使って、自分のやりたいことを主張し、行動するのは素敵ですね。

次のエントリで、Lingrの開発についての話を続けて紹介したいと思います。

Lingr
lingr.com.jpg

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