Tuesday, September 18, 2007

判断を保留することは、無限に引き延ばされた希望を抱くことにほかならない

いま、村上春樹訳のグレート・ギャツビーを読んでいます。

 

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)スコット フィッツジェラルド Francis Scott Fitzgerald 村上 春樹

おすすめ平均
starsギャツビー氏の人間性について
stars*原書とのズレが無いです!さすがです!*
stars最高の曲を、天才がアレンジした音楽
starsワクワク、ドキドキしながら読んだよ、オールド・スポート!
stars大いなる浪漫

ギリシャの高校に通っていたときに、英文学を一冊選んで、レポートを書くという課題があり、そのときに原書を選んで読みました。とはいっても、とても全部は読み切れず、拾い読みをしたり、要約を読んでレポートを書き上げました。

 

なぜ、この本を選んだかといえば、Great  Gatsbyと、Gが続く語感や、フィッツジェラルドという作者の名前がかっこよかったことから何気なく、手にしたのを覚えています。

以来、ずっとこの本のタイトルは頭の片隅にあり続けたのですが、10年以上たってようやくちゃんと読もうと思い、この村上春樹訳の本を買いました。

 さて、出だしからでてきた、このフレーズ:


 判断を保留することは、無限に引き延ばされた希望を抱くことにほかならない。


いいこと書くなぁ、と感動しきりです。

 

判断をしないで、ただ時間を空費させていくことの危うさ。様々な状況にあてはまりそうな言葉ですね。

 

夢を見るのか、夢を実現させるのかの違いもこの一言にいいあらわされているような気がします。

夢を見ることで、現実を変えることなく、時間を浪費し希望を抱き続けるのか。

それとも、 決断を下して、夢を実現させるために動くのか。

いろいろと考えさせられる言葉です。 

小さな一歩からでも、前へと進みたいですね。 

追記:この本はフィッツジェラルドが28か29歳の時に書かれたものでした。そういう意味ではこの本を読むのにちょうどいい年代なのかも。
 

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