講師は古館プロジェクトの林賢一さん、ゲストはヒーロー(お笑いタレント)の鉄建さん。
鉄拳(吉本興業)
芸人がネタを考えているとき、
普段どんなことを考えているのか?
など考え方についての話をきいてきました。
あるあるネタ(エンタの神様)
いま芸人で、あるあるネタをやる人が多い
共感できることは、芸人のネタ以外でも仕事にやくだつよね。
考え方のパターン
どんなパターンで考えているのか?
どんな切り口で物事を切っているのか。
鉄拳さんが芸人になるまで。
「芸人じゃないよ、ヒーローです。」
世界はいろいろなことが起こってやばくなっちゃう。
それを未然に防ぐため未来からやってきたヒーローという設定。
ヒーローになるまでは?
高校1年の時、漫画家になりたかった。
ちばてつや賞に入賞した。
漫画家は漫画が有名になるけれど、本人は有名にならない
本人が有名になりたい。だったらプロレス?
18歳でFMWに合格。(レスラーではなく、レフェリーでの合格だった)
その後、小劇団に入ってお笑いライブをやっていた。
絵が得意だから、絵を描く。プロレスが好きだからレスラーの格好で。
結構、ウケた。TV局の人が目をつけてくれた。
オンエアバトルへ。
■あるあるネタについて
あるあるネタは共感
僕もそうだと思って笑いをとる
CMも共感では?
「あるある」の考え方はいろいろ使えるのでは?
不便の「あるある」を考えて真逆に考えると、改善に繋がる
本屋の不便の「あるある」
真逆にするといい本屋を良くする改善策になる
世間の「あるある」が改善されていくとネタがなくなる?(笑)
この「あるある」力をどう鍛えるのか?
いろいろなところを見る力。観察力。
自分がやっていること以外にも、他人を見なきゃいけない。
他人の経験を自分の経験のようにネタにする
共感できるかどうかはの割合的には半々。
強弱が大事
最初に飛ばしてしまうとお客さんが疲れてしまう
最近の芸人はオチが弱い?
最後はスーと終わる
「あるある」ネタはどうやって考える?
昔の失敗談を思い出す
一人よりも何人かで考えたほうがアイディアが出やすい
林さん
ネタを書いても、それが面白いかどうかわからない
→友達、両親に「面白い?」ときいていた
慣れてくると自分でも客観的に見れるようになる
女性のスタッフに見せてウケると、お客さんにもウケる
最初の頃はそうやってみてもらっていた
客観的な自分は意識している?
誰にだったらウケるんじゃないかと考えている
そうなるには数を重ねていくことが大事。経験
林さん
学生のときは、ネタなんていくらでも考えられるだろうと思っていた。
最初は全然思いつかなかった
→考える量を増やさないと筋肉ができていかない
→数を出すのもひとつの才能
■考えるパターン
妄想
ふだんから自分じゃない主人公のキャラの話を妄想したりする
通常のネタを考えるときに妄想したりする
ルパン三世のネタ
→キャラクターを街中で歩かせたときを妄想する
逆パターン
正義を悪にしたり、少ないものを多くしたり。
怖いひとが優しい
ギャップをつくりだす
共通点
こんなF1レースは嫌だ
検索してどんな共通点があるかを探す
極端にする
テレビの企画の考えかた(逆転させる)
校内暴力、不登校→「学校へ行こう」という企画がうまれた
みんなが同じ方向をみているときに、真逆を向くと、そこはスカスカなのでチャンスがある
掛け算
放送作家がよく使うテクニック=掛け算
料理×対決=どっちの料理ショー
いま話題のものを二つ組み合わせるとネタができる
新しい商品を考えるときは、あるものとあるものを掛け合わせてみる
■締切について
時間があると休んでしまう。アドレナリンが出ない。
リラックスしているときよりも、追い込まれたほうがアイディアがでてくる
→人によって違うけれども。
観察しようと思って観察している?
観察しようと思って観察しても、出てこない
思い出す力が大事。
常に思いだせるところにネタを持っておく
ということで、 仕事の上でも役にたつような、考え方についてのお話でした。
個人的には、みんなが同じ方向を見ているときに、真逆を向く、ということは割と意識するようにしています。(ブルーオーシャン、レッドオーシャンの考え方もそうですね。)
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