自由の女神があるリバティ島やエリス島に比べて遥かに無名であるGovernor's Island(ガバナーズ島)ですが、距離的には遥かにマンハッタンに近い要所にある島です。
その地理的条件から、古くからニューヨーク防衛の拠点として砦が築かれ、陸軍の司令部がおかれたりコーストガードの基地がおかれるといった歴史を歩んできました。
夏の限られた期間しか上陸できないため、観光ガイドなどにはほとんど載っていないですが、ちょっとした穴場だったりします。(なによりも、フェリー代がタダだしね)
かつての砦の後などがそのまま残されていますが、今は芝生や木々で覆われており、ピクニックにはもってこいの場所になっています。
マンハッタンの喧噪とは隔絶されていて、信じられないくらいの静けさを体感することができます。
フェリーの埠頭からほど近くにあるジェイ砦に残された砲台の台座跡。
円形上になっているウィリアムス城。
マンハッタンを眺めるには船上やブルックリンからもいいけれど、静かな木立から時間が過ぎるのを忘れてぼんやりと眺めることができるこの島は他にはない格別なものがあります。
マンハッタンのスカイラインにかつてはそびえたっていた世界貿易センターがないのがやはり少し寂しいですね。
新しく建設中のフリーダムタワーができたらまた絶景が楽しめそうです。
フリーダムタワー完成予想図。下にある小さな島がガバナーズ島です。完成は2013年予定となっています。
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