ブログタイムズからの紹介により、献本頂いたこちらの本を読んでみました。
動画サービス関連の書籍を書いてみたいと考えていたことがあったので、興味深く読まさせて頂きました。
最初タイトルからだけでは、ありがちな企業サイトの提案に関する書籍だと感じていたのですが、現在の動画サービスの隆盛と今後どのような変化がそれによって生まれていくか?を端的に紹介しており、企業サイト制作に携わる人というよりは動画サービス、ウェブサービス全般に興味を持つ人にとって楽しめる内容となっています。
面白かったのが、こちらの言及
「テキストのなかにテレビを貼り付ける」、言い換えれば「パンフレットのなかにテレビを置く」という発想からなかなか抜けられないことには、もう一つの理由がある。
それは、ウェブ制作会社等のコンテンツ制作が「ページ単価」いくらのビジネスモデルで成立しているからだ。
この指摘には少しドキリとします。
古くからウェブ制作に関わっている人ほど、テキスト中心、ページ単位中心で無意識にウェブサイトを考えてしまっているし、ウェブメディアの指標の多くが未だにPV単位であることが多いはず。
広告メディアとしてサイトを売り込むときにも、PVが大きな指標となるため「長文の記事を複数ページに分ける」など、PVが増えやすい構造のサイトが多くなる傾向にありますが、著者が指摘するような動画サイトの時代ならではのウェブサイトづくりはまだ始まったばかりかもしれません。
改めて、ウェブサイトに関する発想を転換する必要があるということに気づかされます。
PVをKPIとして置いていると、無意識に今までの方向性を前提に考えてしまいますが、 それを前提として持ちつつも新たな指標を意識する重要性を大きく実感することができました。
すでにどのような「動画を主体に置いたサイト作り」が成されているかの事例も紹介されており、今後どのような動画サイトがでてくるか?を予測する上でも役に立つはず。
著者の、西江氏がクチコミマーケティング専門会社のWOMCOMを設立した方であるというのも興味深いです。
YouTubeやニコニコ動画といったサービスについて中心に言及された書籍よりもこのような動画を中心にすえた企業サイト作りの動向を分析した書籍のほうが、今後の動画サービスの行方を考える上で良い刺激となるのではないでしょうか?
この本を読んでひとつ面白い視点が得ることができたと感じています。
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