先ほどのエントリの続きです。
ほぼ日刊イトイ新聞の本を読んでみて特に面白かったのが、「空中ジーンズ工場」という8ページの章でした。
ネット上で、ジーンズ好きな人がネットで情報を発信していた別々の3人が、ネットを使ってやりとりをして理想のジーンズをお互いの顔も見ないままに作ってしまったという実例が紹介されています。
そして糸井氏はこのように書いています。
製品をつくる、ということは、かつては「企業」の仕事だった。
しかし、モノをつくるということが、工場を持ち、そこで働く労働力を確保したうえでなければできないものではなくなっている。
…優れた「アイデア」とか「クリエイティブ」という要素が加わっていれば、大企業が生み出す商品と競争しても負けないだけの市場や利益さえも手に入れることができる。
生産手段は借り物でもかまわないし、極論すれば事業計画さえも不要であったりする。
この後、ほぼ日のオリジナル商品がつくられようになり、ほぼ日手帳なども生まれてくるわけで、それだけでも興味深いエピソードなんですが、僕が面白いと思ったのは、まだまだモノの作り方がかわる余地があるんだな、ということ。
ブログによって情報発信を誰でも手軽にできるようになったように、ほぼ日ストアみたいなオリジナル商品を開発して販売していくという行為がもっと手軽にできる時代がくるはず、と感じたのです。
Tシャツのドロップシッピングで、イラストを変えて販売できるというレベルではなくもっとモノ作りの根本からそういったことがより気軽にできるようになるんじゃないかな。
そのための仕組みづくりができないかな、と考えています。
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