GoogleやMicrosoftですらリストラが報じられるようになってきていますが、2009年のウェブはどうなっていくのか?というのをしばらく腰をすえて考えています。
クラウドコンピューティングというキーワードが注目を集めていますが、インフラ側の話であってサービスとしてどういったモノがはやってくるのかということには関係ないですしね。
個人的には昔から言われてきていることでもあり、月並みなのですが、
グローバルとローカルというのがひとつキーワードになるのではないかと思っています。
クロスランゲージのサービス
多国間で展開しているサービスというのはすでにいろいろあり、例えばSNSのOrkutはブラジルでユーザーがすごく多かったりFriendsterは東南アジアにユーザーが多かったり します。 でも、「東南アジアのユーザーが自由に北米のユーザーとやりとりができるか?」というとやはりまだ言葉の壁があったり。
iKnowやLang-8といった語学が学べるサービスが出てきていますが、これらのサイトで使われている仕組みが一般サイトに融合したものが今年末にはチラホラとでてくるんじゃないかな、と考えています。
クロスボーダーのサービス
もうひとつは言語ではなく、モノなどが国境を行き来するサービス。楽天も国際配送サービスに力を入れていますが、円高により全く同じ製品であっても国内と国外でかなりの価格差が生じてきています。
日本では24000円ほどで売られているBoseのon ear headphonesがアメリカでは180ドルほどで売られていたり。
エニグモのBuyMaなんかもクロスボーダーのサービスといえますが、世界中のユーザーを対象としたクロスボーダーのサービスが新たに出てくるんじゃないかなと思っています。自動車の個人輸入とか。
ローカルなサービス
これも昔から言われていることですが、いわゆるニッチなサービス。U字工事ではないですが、栃木県限定のニュースサイトとか、ECサイトとか、ネットテレビ局とか。
ただ昔と違うのは、チープ革命によりもっと低価格でサービスの運営ができるようになったこと。それとYouTubeなどを利用してレバレッジがきかせられるようになったので、より幅広いユーザーにリーチできるようになったこと。
ローカルなサービスであっても、お客さんをローカルにだけ限定する必要はないですからね。北海道の民放でつくられた「水曜どうでしょう」が、DVDで全国で販売されているようなものです。
以前なら成立しえなかったローカルならではの商圏の狭さとトラフィックの少なさも、より低価格で運営できかつ商圏外のユーザーもサービスの内容次第では呼び込めるようになったことで面白いものが生まれてくる余地があるのではないかと考えています。
■Web2.0に次ぐ一大トレンド「クラウドコンピューティング」の正体-パソコンはソフトがなければ、ただの箱ではなくなった!!
ReplyDeleteこんにちは。いまクラウドコンピューティングが大きな話題になっていますね。私自身もクラウドコンピューティングをいろいろ使ってみて、その可能性には大きな期待を持っています。アメリカなどでも、オバマ大統領がこれを最大限に活用して、国民から意見を効率良く徴収しています。日本でも、これからいろいろと役に立つもの、面白いものなど開発していただきたいです。現在大規模なクラウドコンピューティングをできるような、コンピュータを提供できるのは、グーグル、IBM、マイクロソフト、ヤフー、アマゾンぐらいしかないようですが、日本でも積極的に取り組むべきテーマだと思います。内需拡大などで、へんなばら撒きをするくらいなら、日本でも人材育成なども含めたクラウドコンピューティングの大きな基盤を形成するなども内需拡大に大きく寄与すると思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。