雑誌の休刊が続いていたりして出版ビジネスが苦境にあると言われています。
iPadの登場が電子書籍の救世主となるのでは?という議論も良くみかけますね。紙媒体が電子化していくのは間違いないでしょう。
電子化で今までと同様、あるいはそれ以上の収益を上げていくには、ひとつは多言語展開というのがあるかもしれません。
日本のファッション誌は台湾をはじめ、アジア圏でも人気です。
また漫画誌であればさらに広いマーケットを視野にすることができます。出版、物流のコストから断念せざるおえなかったマーケットが電子化により新たに開拓できる必要があります。
もうひとつは出版ではなく、その雑誌の読者をコミュニティーとしてビジネスにしていく方法も考えられそうです。
雑誌を読んで、雑誌を読んでいる記事だけでなく、その雑誌が好きな他の読者のコメントや、ブログでの記事もその雑誌を楽しむ延長となりえます。サッカーファンでいえば、雑誌そのものだけでなく、その雑誌を読んでいる人のコメントを読んだり、議論に参加したりと思うのではないでしょうか。
ソーシャルサービスの登場によってそうしたことがより手軽にできるようになってきています。
雑誌を1000円だして買うのは、高いと感じても、そうした趣味を同じくする人たちが集まるイベントや勉強会であれば同じ1000円でもお金を出す敷居が低くなるでしょう。
もちろんイベント等であれば、そこで新たに費用が発生しますが、こうした考え方の延長線上で、ネットでのコミュニティーを構築したり、低コストでリアルでのイベントを収益源にしていく方法が考えられそうです。
雑誌ビジネスの未来は、電子化だけでなくユーザーに対する接点をどのようにうみだし収益化していけるかにかかっているように思います。
iPad vs.キンドル 価格:1,500円(税込、送料別) |
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