佐々木俊尚さんの新書、「起業家2.0」を献本頂きました。
佐々木さんによる書籍紹介記事
ベンチャー起業家はどう変わったか
彼らの仕事観、ビジネス観はかなり明確で、基本的には第二世代のようにガンガン営業をして、企業規模を拡大していこうというような野心はあまりない。どちらかといえば、自分や仲間が楽しんで仕事ができればいい――そんなふうに考える起業家が増えているのだ。
そのように軽やかにベンチャーを経営する若者たちがいまやたいへんな勢いで増え、新たなベンチャー文化を生み出しつつある。それがいまのインターネット業界の実像なのだ。裾野の広がりかたや社会への浸透度を考えればまだシリコンバレーにはほど遠いけれども、しかし着実に日本にもベンチャースピリットは若者の間に根付きつつある。
佐々木さんの本はいつも愛読させて頂いているので非常にうれしいですね。
チームラボやmixi、ペーパーボーイ、フォートラベル、はてなと個人的にも気になっている会社がとりあげられています。
すこし感じたのが「少し旬を過ぎてしまったかな?」ということ。
2006年の1月から2007年8月までの雑誌連載がベースとなっているとのことですが、ここ1年で急速にナナロク世代という言葉が陳腐化し、ひとつの動きが過ぎてしまったように思います。
IT業界はドッグズ・イヤーだといいますが、この本に取り上げられている会社名を眺めながら、そのことを感じました。すでに80年代生まれの層が次を目指して動いているのでしょう。
年末にこの本を読みながら日本でのWeb2.0による動きを振り返り、今後2、3年の動きに想いを馳せてみようと考えています。
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