アマゾンから既存のKindle 2よりも2.5倍の電子ペーパーの面積があるKinlde DXが発表されました。
Amazon.comのトップでも製品が紹介されています。
大画面をいかした新聞や教科書といったコンテンツに力を入れているそうですが、これは結構アメリカでは可能性があるんじゃないかと思います。
アメリカの教科書はどれも一冊2キロ程あるような分厚く、重たい本ばかりなので、そのため小学校などでも映画によく出てくるような廊下にある個人ロッカーに教科書を保管して、授業の度に教科書を入れたり取り出したりしないといけません。
こうした教科書は個人に支給されるのではなく、学校の所有物として生徒に1年間貸与されるのですが、当然落書きやページ破れなどのイタミもでてきますし、ロッカーなどを含めた学校側の管理コストもかなりのものです。(これは高校までで、大学からは違うと思いますが。)
日本のようなコンパクトな教科書なら、鞄ひとつにおさまるので電子化のメリットはそれほど高くないのですが、アメリカのような全ての教科書を集めるとみかん箱に収まらないようなところではKindle DXのメリットは非常に大きいかと思います。
僕が高校のときに使っていた生物学の教科書は、百科事典一冊分よりも大きくてぶ厚い本でした。平均的な教科書でも日本で発売されているハリーポッターのハードカバーの2.5倍くらいの大きさと重さです。
こうしたアメリカならではのニーズに適した製品なので、順調に普及をしていくかも。個人の趣味用と比較して、コストに対するメリットも分かりやすいので(3年間でトータルコストが云々)それも導入しやすくなる点かもしれません。
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