Tuesday, February 9, 2010

AmazonのKindleがiPadから劣勢を跳ね返すには?

iPadの登場によって気になるのがAmazonのKindle端末の行方です。

Kindleにも、iPadよりもコンパクトであるため
- 電車などで持ち歩くには適している、
- 電子ペーパーは液晶よりも目が疲れにくい
- 電池が長持ち
といったメリットがありますが、下記のiPhone、Kindle、iPadを比較した写真をみたりするとどうしてもKindleは見劣りしてしまいます。


また早速、青空文庫などの小説のテキストをiPadで表示させた場合、どのくらいの文字量が表示できるのかを検証している人もいます。


またiPadはカラー液晶ですから書籍だけでなく、雑誌や写真集といったコンテンツも取り込むことができますが、Kindleだとそれが厳しい。

AmazonはiPad向けのKindleアプリを出して、端末を普及させるのではなく書籍の販売によって収益を探る道もないわけではありませんが、Amazonを仲介せずとも出版社は直接AppleのiBooks経由で販売ができます。AmazonがAppleよりも少ない販売手数料を設定し、さらにKindleのBookStoreでの書籍の価格がiBooksよりも安ければ消費者がiPad上からでもAmazonから本を買うかもしれませんが、それでも非常に厳しい状況でしょう。

そうなるとAmazonは、持ち運びにより便利なKindleをiPadが普及する前になるべく早く普及させるという手をとってくるのかもしれません。

現在、259ドルで販売されているKindleですが
- 3Gの通信機能を除いた廉価版をリリース
- 現在のモデルをiPadが発売されると思われる3月中旬前に値下げ
のどちらかをしてくる可能性が高いと思っています。

ことしの前半は、電子ブックに関する動きが大きく決定づけられる期間となりそう。

余談ですが、このKindleが日本語に対応したとき、日本で流行らせるには、山手線を通勤で利用する人100人に無償配布してしまえばいいのではないかと思っています。いつも通勤で利用する社内で必ずKindleを使っている人を目にすれば、Kindleが売れていると思って話題になると思うのですが。

最近、ニューヨークの地下鉄でもKindleを良く目にするようになり、先日Barnes&Nobleによる対抗商品であるnookをはじめて目にしたのですが、地下鉄や電車などで利用している人が多くなると自然と周りの人も気になっていきますよね。

iPadは電車に持ち込むにはちょっと大きすぎるので、Kindleが対抗するには電車マーケティングしかないのではと思っています。
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