昨年は、インフラただ乗り論という言葉が通信事業者からうまれ、Skype、Gyao、グーグルビデオなどがインフラをただ乗りしているのではという論争が起こりました。
ネットワークインフラただ乗り論争(Wikipedia)
昨年末から今年にかけては、インフラただ乗りではなく、サービスのただ乗りと呼べそうな現象が起こっているように感じます。
ひとつめは、ニコニコ動画。
YouTubeのリソースをうまく活用して、全く新しいサービスをうみだしています。
YouTubeには動画投稿がさらに増えるといった二次的なメリットがあるかもしれませんが、PVが増えても、広告収入の増加は全く見込めない形になっています。
ふたつめはプレスブログのようなクチコミマーケティング。
個人ユーザー向けの無料ブログサービスで集まった会員がブログ事業者によってマネタイズされるのではなく、個々のブロガーがクチコミマーケティング事業者によってネットワーク化され、ブログ事業者は場を提供するだけになってしまっています。
今年はさらに、このような他のサービスで集まったものを活用して、新たなサービス・ビジネスに繋げていく例が増えていくような気がします。
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