Tuesday, January 4, 2011

グルーポンのおせち騒動で考えた定価の倍額で販売する新たなサービス

グルーポンで販売されていたおせちセットが元日に届かなかったり、質が価格から期待されていなかったものだったため、返金することになったという出来事がありましたが、この騒動をきっかけに新しいサービスを考えてみました。

それはフラッシュマーケティングとは真逆のコンセプトのサービス。

定価の半額や、大幅な割引で大量販売するのではなく、定価の倍額で新たな商品やサービスを販売するというもの。

ホリエモンが「半額東京」というフラッシュマーケティングサイトを手がけていますが、それとは逆の「倍額東京」というわけです。 

グルーポン系サービスはディスカウントされた価格の最大半額を手数料としてとっているようですが( 定価の25%、販売価格の50%)、この定価の倍額でより質の高い商品を販売するサイトでは増額された分の半額(定価の50%、販売価格の25%)を手数料として得るモデルができるのではないかと思います。

こうした高額サービスを提供するメリットを考えてみました。

1.店舗の新たな可能性の発掘

 安売り競争で疲弊している店舗も多いと思いますが、より高額でもいいから良いサービスを受けたいという顧客も存在するはずです。またお金をかけることでそれまで提供できなかった新しい次元のこだわりを持った商品、サービスを提供できる可能性がでてきます。

 店舗に新しい視点をもたせ、新たな市場を開拓する機会を生み出すことができます。

2.上質の顧客獲得

 グルーポン系サービスの客質は良くないと言われていますが、こうしたプレミアサービスを提供することで、質の高い顧客との接点を生み出すことができます。

3.顧客にとって自慢できる体験

 グルーポン系サービスが目新しかった頃は、割安ということで周りに伝播させやすかったのですが、顧客がそれに慣れてしまった今ではそうした伝播は生まれにくくなっているかと思います。通常よりは高い金額を支払い、特別な商品、サービスを受け取れることで他者に自慢できる、そんな特別な体験を提供できないでしょうか?

例えば、東京ディズニーリゾートでの宿泊とチケットが通常ならひとり3万円だとして、その倍額の6万円で限定のプレミアムなサービスを販売してみたら?

JR東日本の豪華寝台車、北斗星でもし通常の倍額の料金を得られたらどんなサービスが提供できるのか? 

 普段1000円のランチセットしか提供していないお店で2000円のランチセットを提供できたら?

 

そんなサービスがそろそろ出てきてもいいのかもしれません。今年はそうしたサービスを自分でも考えて、手がけてみてもいいのかも。

可能性を限定せずにいろいろと挑戦してみいくことができればと思っています。

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1 comment:

  1. 実際には富裕層ではないのだけれど、ある分野に対してしては金を惜しまない“プチ富裕層”には効果的かもしれませんね。

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