知人がアメリカに行くということで、ESTAの申請について伝えておこうとしてグーグルで検索してみたところ、びっくりしました。
ESTAとは今年の1月2日以降ビザ無しで米国へ渡航する人が必須でオンライン申請することが必要になったオンライン申請によるビザ免除プログラムです。
ESTAで検索したときに、グーグルで出てきたトップの検索広告をクリックしてみると一見公式サイトと間違ってしまいそうな巧妙な広告でした。
検索結果のトップの広告で表示されたのがこの広告です。
ここでスポンサーリンクで、表示されている電子渡航認証システムESTAをクリックすると、こんなページが表示されます。
それっぽいサイトに見えますが、これが巧妙な代行ビジネスを行っているサイトです。ESTAは無料で申請できますが、手数料$40 の支払いがこのサイト内には記載されています。
しかしスポンサーリンクの広告の文面は
電子渡航認証システムESTA
電子渡航認証システムESTA申し込みサイト
としか書かれていないため、一見してこれが代行サイトであることがわかりません。ウェブへのリテラシーが低い人であれば、勘違いしかねない文言とサイトのデザインになっています。
ESTAは無料だという知識があるからこれが正式なサイトでないことが分かりましたが、これが有料のビザの申請だったら?かなり被害にあってしまう人が出てきてしまうのではないかと思います。
上記のページの文面をよく読んでみると、ESTA取得の代行という記載があり、ESTAの申請を代わりに行い手数料をとっていることが分かります。ですから違法とは言えません。しかし一見して政府の公式サイトのような見せ方はかなり悪質といえるのではないでしょうか?
またESTA取得の代行サイトと書かれていますが、単にフィッシングサイトである可能性も否定できません。
グーグルのAdWordsの欠陥を垣間みたような気がしました。
こういったサイトの広告主は、例えグーグルからペナルティーを受けたとしてもそれまでに一定の利益をあげてしまえばいいわけです。
Yahoo!知恵袋でもこの件に関して質問があがっていました。
ESTAを申請しようとして、yahooで検索したスポンサーサイトを本物のホームページだ...
ESTAをこれから申請される方、くれぐれもご注意ください。
以下が公式のサイトです。(と書くのも嘘臭く感じてしまうようになるのが悲しいですね)
追記(日本時間2009年4月9日4時)
先ほど確認してみたところこのサイトの広告は消えていました。似たような業者の英語による広告はみうけられます。グーグルのほうで対応をされたのかもしれません。
はじめまして。私もESTA詐欺の件でブログを書いております。すでに何人かの被害が出ているようです。
ReplyDeleteしかもこのestajapanのサイトはgoogleから消えてもすぐに復活している模様です。
2009年4月11日14時30分に確認したところestaの検索でトップに出ています。
情報ありがとうございます。すぐに復活しているのですか‥それは気になりますね。
ReplyDeleteちょっと英語でも記事を書いてみて、何かしらの改善が行われるように少しでもできることをしてみたいと思っています。
やっちゃいました...。
ReplyDelete4日後のアメリカ出張を控え、旅行代理店から、72時間前までにESTA申請してください、と言われていて、あわててGoogle検索でサクサクやってしまい...。
直後に、詐欺サイトと気づいて、クレジットカード会社に連絡しましたが、とり合ってもらえず、USD40は決済されます。 先方に取消し依頼しましたが、無駄でしょうね...。
仕方なくカード再発行の手続きをしました。
他パスポート情報など入力してしまい、後悔してます...。
自分もつい、数時間前に同HPにひかかり、あわてて、カードの停止しました。
ReplyDeletegoogleのトップにあるし、信用してしまいますよね。
私も知らずに、ひっかかってしまいました。個人情報を入力しただけに、どう対応したらよいか不安です。旅行を控えているので、今すぐパスポート取り直しもできませんし。。。カード会社に連絡したところ、まだ請求は届いていないそうなのですが、入力した情報が心配です。
ReplyDelete米国大使館に、取締りをお願いするように電話しても、
ReplyDelete「質問があるなら金を払え」の一点張り。
担当者につないでもくれません。
不正義を野放しにしておくのも、詐欺が横行する一因だと思います。
「テロとの戦い」「アメリカの正義」全部偽善ですね。
2009/07/29現在まだひっかかってしまったものです。
ReplyDelete支払った後に??と気付いてしまった阿呆で、急いでキャンセルのメールを出しましたが、非常にあやしいサイトで怖いのでカード会社に連絡してカード番号は変更依頼をかけました。 $45-とカード変更の手数・・いやあ悪質ですね。。
私もひっかかりそうになりました。旅行会社の人からホームページの上にあると聞いて何も疑わず情報をインプットし、
ReplyDelete手数料のところであれ?と気づいてjtbに電話。手数料はいらないと返事。そこで、初めて気がつきました。
私もこの怪しいサイトでESTAの登録をしてしまいました。数日後に気が付きカードをストップし、カード番号を変更しました。決済がまだされていなかったので、よっかたのですが、個人情報を結果教えてしまったことが残念です。
ReplyDelete私もひっかかりそうになりました。まさにgoogleの検索でスポンサーサイトのところにでてきたのでクリックしてしまいました。でも42ドルという手数料はおかしいと思い、外務省のページで調べなおしました。
ReplyDelete他にも
http://www.estajapan.com/?gclid=CMLP6pLi5ZwCFURR2godJB7cQw
http://www.estaus.org/japan/
http://esta-japan.com/?gclid=CJSA3aHj5ZwCFYNg2godiSQwQg
まだあるかもしれませんが。。。
こういうのって絶対違法ですよね。みんなでこれらの代行サイトで被害者がでないように、注意喚起しましょう!
注意喚起しようとして掲示板とかに書いたんですけど。。
ReplyDeletehttp://okwave.jp/qa5277587.html
↑
どうしても納得できません!!
うーん。ちょっとみなさん過剰反応なような・・・。
ReplyDeleteたしかに悪質ですし、誤解を招くことを意図的に狙っているようにも見えます。
でも、当該サイトに行ってみると、「代行」であることと、「政府公式サイトではない」との説明もありますよね。
結局は注意力の問題じゃないでしょうか。
私も4月にひっかかりました。
ReplyDelete急いで電話して(なんと電話先は韓国でした)日本語の怪しい女性と話をして、それでもどうにかこうにか決済をやめてもらい、その後「決済を取り消しました。何かありましたらご連絡ください」というメールまできましたので、普通の会社かと今のいままで思ってました。
結局、本当に請求はありませんでしたが、それでも個人情報等教えたままだったと今頃焦ってます。
estajapanの件は
ReplyDeleteestaの代行申請をインターネットで行うメリットはまったくありません。
インターネットを使用してestaを申請する人は皆、公式サイトでの登録を目的としているはずです。
その目的を阻害し、意図的に間違えるようなつくりで料金を取るようなビジネスが容認されるようなことがあってはいけないと思います。
インターネットでの代行申請被害をこれ以上ださないと考えるのが正しいと思います。
オイラもひっかかってしまいました.私は家族分(3人)分しっかり払っちゃいました.オバカですね.確かに注意力の問題で自分の失敗は認めます.しかし,Googleの一番上に出てくるし,忙しいので金額もそんなもんかなととっとと手続きしてしまいました.Googleもクレジットカード会社もこういったところを認定しているなんて許せん!親切でこういうブログをつくってくれている人の情報って大切ですね.私は決済を済ませて30分位でやはり変だと気づき,クレジットカードを止めました.お金がかえってこないのと個人情報だしてしまったのが失敗でしたが,被害を拡大させないために,念のためクレジットカードを止めるのは当然の処置でしょうね.
ReplyDeletewww.japan-esta.comとなって今でも表示されてました。
ReplyDelete代行なのに手数料等の表示がされないのは明らかにおかしいと感じドメイン情報調べました。
Domain Name : japan-esta.com
::Registrant::
Name : ongsunmi
Email : dhdtjsal@nate.com
Address : Seoul 103-103 202 Sangbong-dong Jungnang-gu
Zipcode : 131220
Nation : KR
Tel : 02-722-8828
中国か半島だろうと思ってましたが、ズバリでした。
ESTAその後: えらいぞ三井住友カード!
ReplyDelete■10/20■
クレカ会社かESTA問題の返答。
「お客様自身でキャンセルするか、
カード番号を変更して支払い拒否」
もちろん後者にしま...
別の会社にやられました……
ReplyDeleteクレジットカード会社に相談、停めてもらいました。
Googleめ!
Googleに通報があるのか、今はもう広告出てきてません
2011年5月1日、Googleでjapan-estaにやられました。料金が最後に出てきて「あれ?高いな」と思ったものの、すべて入力済みで急いでいたこともあり、決済してしまいました。次の日、ESTAは14ドルだと聞いて、サイトを調べると出てこず、焦りました。悪質なサイトですので、急いでカードをとめました。「ESTA被害」でこちらの情報を知り、かなり落ち込みました。
ReplyDelete小規模の旅行会社に勤めています。
ReplyDelete弊社でもESTAの申請を代行しています。
知っている旅行会社は皆ESTAの申請代行は行っております。
自分で登録は不安。入力内容に間違えがあった場合修正は・・間違えたらいやだしめんどくさいからまかせたいなどからの理由で申し込まれる方が多数います。
高額な手数料と言っておりますが、
人件費などもかかっており、どこの旅行会社でも3000円~高いところで12000ほど取っている会社もございます。
(JTB・HIS・航空会社代行申請は行っております。)
はっきり言いましてESTA代行を完全否定するのはやめて頂きたいです。
あたかも代行はすべて詐欺のような記載は問題があるかと思います。
代行である旨をきちんと表記または伝えていれば実際に詐欺の要件にも該当しません。
単なる代行です。(弊社顧問弁護士に確認済み)
地球の歩き方でもフォーム上でのESTA申請を受け付けています。
https://www.arukikata.co.jp/visa/esta/form.html
弊社でも14ドルでご自身で行えるのは伝えていますが、
申込者はちゃんと聞いていなかったのか
このような記事をみて詐欺ではないのに「WEBに記載の14ドルと違う 詐欺だ!」と勘違いしてクレームに発展するケースも過去数年間に何度かありました。
このようなブログ記事は
旅行業界全体の営業に支障が出る可能性も出てきます。
(弊社では実際に出ております。)
注意を喚起するのは結構ですが、すべてに詐欺だという記載
また、中途半端に記載されるのは問題があるかと思います。
某旅行会社勤務様
ReplyDeleteコメントいただきありがとうございます。
ご記入いただいたように代行サイトであることが明記されていば、もちろん問題ないと私も思います。
私が問題と感じたのが、一見して政府の公式サイトのような見せ方をするサイトをスポンサードサイトとして検索エンジンの検索結果として表示することは是なのか?ということで、通常の代行業務を否定するものではありません。
また読んでいただければ分かりますが、記事の内容はESTA代行を否定しているものではなく、検索エンジンサイト事業者(特にグーグル)および、米国の公式サイトに似た誤解をまねきやすいサイトを運営している事業者についてのみ指摘をおこなっています。
ユーザーに対して伝えたうえでのユーザーからのクレームは、完全にユーザー側の落ち度であると思いますし、この記事であげているところとは別の論点かと思います。
また「すべてに詐欺だという記載」は私はどこにも書いていません。
「単にフィッシングサイトである可能性も否定できません。 」という記載はしています。
また「高額な手数料」であるとも一切書いていません。
推測で失礼なのですが、ESTA代行サイトについて記載を行われてサイトに対して、記事の内容をよく確認せず定型文をコピーしてコメントされていませんか?
私としてはこのような誤解を招くような事例が解消されることが、健全な代行ビジネスを行っている御社にとっても有益なこととなるのではないかと考えています。
うみさん
ReplyDelete私も旅行業界に勤めているものです。
残念ながらサービス利用者は頭があまりよくありません。
ちゃんと代行の説明してても
このような記事をみてクレームをつけてきます。
ブログ記事を書く際はすべてがこのような代行ではなく、
健全な代行もあることを責任持って記載してください。
私は代行してもらい大変助かりました。 そもそもWEB申請、しかもカード払いのみ、これっておかしくないですか?公式サイトは丁寧な電話相談サービスがあればいいですが、そんなものもありません。WEBでやってうまくいけばいいですが、不備事項があってカード決済ができなくて、何がどこが不備なのかわかりませんでした。 そのような申請を数千円でやっているんですから適正価格だと思いますがいかがでしょうか?
ReplyDelete自分でやって申請が通らなければ、入国できないし、航空チケット代何十万がパーになります。 知っていれば大したことないとわかっていますが、それで助かっている人もきっとおおぜいいますよ。 数千円で詐欺呼ばわりする感覚がわかりません。