まずは大橋ジャンクションからスタート。こちらも行くのは今回が初めてでした。
大橋ジャンクションの中央部にはフットサルコートが。この周囲は陸上トラックほどの広さだそうです。地下36メートルから地上35メートルまで高低差70メートルをループ上の構造をとることで面積を極力抑えて繋いでいます。
このジャンクションの外周部の壁はツタが植えられていて、将来的には甲子園球場のように外壁を覆う形になるそう。
外壁には溝があって、その溝をつたって雨水が通ったり、ツタが伸びていきやすいようになっていました。
最初にジャンクションの中の建物で、今回見学する部分についての概要の説明を受けました。
最初に、はるか前につくられ倉庫に眠っていたという中央環状線のゆるキャラ、C3くんが出迎えてくれましたw。
このミニチュアの中にMr.ETCの人形が立っているところが説明を受けたところです。
ジャンクションや地下にある高速の断面図、スライドや模型などを交えて説明を受けました。
池尻ジャンクションの断面。道路がループ状に4層積み重なっていることや、吸気、廃棄の通り道の様子がよくわかります。
今回見学したのは、大橋ジャンクションから品川線への合流部分までの部分です。
左側の大橋ジャンクションへの道路と、右側の品川線本戦の部分の断面図。二つのシールドマシンによって掘られたトンネルが繋がれて拡張されていく工事部分を見学してきます。
こちらはシールドマシンの模型。川崎重工製で800トン。
余談ですが、川崎重工は川崎市で創業したわけではなく、創業者の名前が由来なんですね。川崎にある工場で機械がつくられて納入されているのかな、と思って調べてみたのですがそうではないようです。
動く工場といった感じです。
説明を受けたあと高速パトロール隊を見学。
トンネル内で機動性が高いバイク隊を採用しています。
バイク隊員のヘルメットが壁に並べられていました。
サイレンのデモンストレーションがありましたが、密閉された車内へも聞こえるように、かなりの大音量。
このバイクはCB400ベース。
キャリアに積んでいるものなども見せてもらうことができました。
僕もちょっと乗ってみました。
バイク隊が先行して現場に向かい、その後を四駆のHilux Surfが向かうという体制になっています。
いよいよ地下へと出発。
地下35メートルへとくだっていきます。
長い工事用の階段を降りて、シールドマシンが降ろされた立杭へ。
シールドマシンが掘削したあとを歩いていきます。
道路の側壁の裏は非常用の通路となっています。
地上へ向かう非常階段へと繋がる歩行者用のトンネル
トンネルの側面は通常コンクリート製ですが、後で天井や横に穴をあけたり細工する部分は鋼鉄の枠となっています。
このグー・パー運動の看板は音符付き♪
本線と合流路が繋がる部分。
このように二つのトンネルをつなぐ外枠を作ったあと、中央部分の壁を取り除いていきます。
側壁が残っていますが、上のほうでは隣のトンネルと天井部分が繋がる外枠がもうできています。
隣のトンネルとの厚みは50センチほど。
品川線への合流路の終点部分。すでに役目を終えたシールドマシンは地上に引き上げられるのではなく、このように地下に埋設されるみたいですね。
作業員の休憩所の様子。
左下がシールドマシンで掘削されたトンネル、その上で隣の本線のトンネルと繋げてトンネルを拡張するため、トンネルが拡張されています。
すでに上のほうでは隣のトンネルと繋げる外枠ができあがっており、このあと、下に見えている部分は取り除かれていきます。
ということで、この時期でしかみれない工事部分をみれたりと貴重な体験ができました。
トンネルの中は思った以上に埃まみれの過酷な環境ですね。この熱さの中で作業をするのはさぞかし大変だろうと思います。
見学中はこんな扇風機で涼をとりました。
楽天でも売っていました。お値段は約19万円。
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