CNET読者ブログからの転載です。
前回のエントリに関して頂いたnaoyaさんのトラックバックについて。
それが広告であることを意識していない
naoyaさんのご指摘のとおり、憶測で書いている部分が大きいので恐縮なのですが、ちょっと推論の経緯について補足してみたいと思います。(naoya さんが書かれているように広告効果の計測というのは、実体験からだけというのは確かに難しいと思います。媒体や、広告内容によってもかなりのぶれ幅がでてくるでしょうし。)
今回の推論の元になったのがこの辺りのニュースです。
グーグルCFO成長鈍化を示唆
グーグルが抱えるこれだけの問題-成長減速は「想定内か」
まずGoogleの収益ですが、現状はそのほとんどがAdwords, Adsenseによる広告収入によるものといっていいと思います。
そしてその広告収入ですが、
・配信数
・クリック率
・クリック単価
によって変化します。
ここからは推論になってしまうのですが、まず配信数が鈍化しているというのは考えにくいと想定しました。
Adsenseにより、広告収入をビジネスモデルとしたウェブサービスが増加していっていますし、Alexaなどを見てみても、ポータルをはじめとした主要ウェブサービスのトラフィックは順調に増えていっています。
配信媒体の増加を考えたときに、Adsense配信先ページのトラフィックは加速度的に増えていっているのではないかと思われます。
そこで配信数が増えているとすると、クリック率、クリック単価が減っているという可能性が高いのではないかと。クリック単価の変化は考えにくいので、クリック率の減少が一番考えられるのでは、と考えました。
もちろんGoogleの広告収入自体は伸び率が鈍化したものの、今後もまだまだ伸びていくと思いますし、莫大な収益があがっていく状態がすぐに変わるということは考えにくいと思っています。
依然として大きな収益がしばらく上がり続けるのではないかと思っていますが、マイクロソフトが台頭するwebサービスに対抗して、Liveプラットフォームによる布石を打ち始めているように、Googleも広告事業に変わる事業を模索していると考えていいのではないかと考えています。
こういったことを考えての前回のエントリでした。
今後、どういった数字が出てくるのか、変化を追いかけたいところですね。
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