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Sunday, June 9, 2013

楽天三木谷さん「大企業は人材が死んでいる」大企業になったIT業界のトップ企業

先月参加したInfinity Ventures Summit(IVS)のレポートをgihyo.jpで公開させて頂きました。


こちらの記事でも少し触れさせて頂きましたが、会場にいたからこそ感じ取れたこととして、楽天の三木谷社長と、フジテレビの亀山常務が参加したセッションにおいて、三木谷さんが「大企業は人材が死んでいる」と発言している時に、ふと横に座っている亀山さんに視線を動かすととても苦笑をしていたのが印象に残りました。

三木谷さんも特にフジテレビのことを指していったわけではなく、IT業界とそれ以外の古くからある産業全体を指しての発言だったのだろうと思います。

また亀山さんが苦笑したもの、痛いことを言われてしまったなという自虐的な笑いだったのか、大企業においても人はそれぞれ自分の置かれた立場で戦っているという想いからきたのか、彼がどんな想いを抱えての表情だったのかまでは分かりません。

そして亀山さんもこう考えて苦笑したのか分かりませんが、2007年から2011年まで楽天で働いていた筆者は、「楽天も十分大企業なんだけどな」と思いながら話を聴いていました。

気になったので後で調べてみると、楽天の社員数は単体で3,000人,連結で9,000人を超えています。対してフジテレビの社員数は1,400人ほどなんですよね。

数字の上では,楽天はフジテレビよりもよっぽど大企業です。

今回のIVS参加者の会社でいえばヤフーは従業員数3800人、GMOインターネットグループ,サイバーエージェント,グリーがそれぞれ約2,500人,DeNAが2,100人です。

もちろん、大企業病というのは会社の規模だけではなく、会社の歴史や組織体制、企業文化によって生じてくる部分も多いかと思います。

ただIT業界 = ベンチャー、そして大企業ではないというステレオタイプで描ける時代ではないくらいIT業界のトップ企業は変遷してきているのが実態です。

ライフネット生命次期社長の岩瀬さんが、「貞観政要」という唐代の帝王学を社長の出口さんの薦めで読まれているというブログを読み、貞観政要についての本を今読んでいるですが、この本は「創業と守成いずれが難きや」すなわち「創業と、それによって出来上がったものを維持して行くのと、どちらが難しいのか」について、特に後者について書かれています。

唐が建国という産みの苦しみの後、いかに大帝国を維持していくかについて書かれた本です。インターネットの世界では、まだまだ成長の機会が多いので、従業員規模が数千人を超える規模になったいまでも、まだまだ「創業」の時、外へ外とへと拡大していく時期にある一方、守成が必要な大企業へと着実に変化してきているとも言えます。

三木谷さんの発言や、それを聞いて横で苦笑している亀山さんを見て、そんなことをふと考えました。

Tuesday, May 31, 2011

Infinity Ventures Summit 2011 Spring 二日めのメモ

先週参加したInfinity Ventures Summit二日めのメモ。ちなみにイベントのtwitterでのハッシュタグは#ivsでした。

参加者のつぶやくを見て、イベントの模様を追うことができます。

 

Session 7-A:スマートフォンビジネスの金脈を探る


NHN Japanの森川さん


CA取締役の内藤さん


DeNA 守安さん




ソーシャルゲームは金がざくざくでている


どうやってこの金脈を手に入れるか


 モバゲーJapanと中国は国がとじたプラットフォーム


 Mobage Globalはそれ以外の国のプラットフォームとして展開




忍者ロワイヤル Android


ガラケーでは提供できなかった要素を付加していく


 ミッションをこなして、他人とバトルしてお宝をコンプリート


 ロワイヤルシリーズはこれまで何本も出してきたけど、


 1本あたりの売上 月 10億いっている




忍者ロワイヤルは 月10億必達と考えている


農場ホッコリーナ


→スマホ向けに牧場ホッコリーナ




ngcore 最初は苦労したけど、最近なれてていいエンジンだな、と。


ライブアップデートができる


 頻繁にゲームの内容が更新できる


  差分DL、アップデートができる


 スマホでのソーシャルゲームに強みを発揮するのでは?


 Androidで頻繁にバージョンアップをくりかえして、 iOSは定期的なアップデートに




エンジニア3名(内二名は新卒)という体制で制作


 企画1.5名


 2.5ヶ月でアルファ版を完成


6ヶ月 6名くらいの体制でつくれた


最初の一ヶ月はngcoreの調査




JavaScriptでのゲーム開発は、ゲームよりもウェブでのプログラミング経験がある人が多い 


 他のゲームエンジン(ゲーム開発者が慣れている開発エンジン)もサポートしていきたい

 


CAのスマホへの投資


 2000名のうち200名以上がスマホだけをやっている


 1. メディア・コンテンツ事業


 Ameba


   SAP


 2. マーケティング支援事業


   AMoAd


   CAリワード


 CAMP


3.広告代理事業




Amebaのスマートフォン開発ライン 25


年内に100アプリを制作予定




各プラットフォームにソーシャルゲーム&アプリを提供


スマホの広告売り上げはまだ全体の5%程度、サイバー内藤氏


スマホ向けの広告はリスティングが中心




スマホになって新しく生まれるトラフィック


 アプリの中の広告


 


NHNの森川さん


ハンゲーム NHN Japanの取り組み


 スマホで大儲けできるかどうかはわからない


 どれだけクリエイティビティを活かしてどれだけイノベーションを起こせるのか?


 Next Human Networkの略


 ネットはコミュニケーション


 ハンゲームは韓国語でちょっとゲームをやらないという意味


  ゲームをきっかけにコミュニケーション


  検索もQ&Aのコミュニティーから成長させた


  人が欲しい情報は人と人の会話の中にある


  コミュニケーションを軸にイノベーションを起こしてきた


 スマホの使い方そのものを換えられるような新しい方向性を開拓していきたい


Naver まとめ キュレーションサイト


 一年で月間利用者が1000万人を超えた


スマートフォンならハンゲーム


 スマホをなんのために買っているかわかっていないユーザーも多いのでは?


 


ハンゲーム 3つの成長エンジン


TEIBAN


 夏までに定番ゲームを70本以上リリースしようと考えている


リアゲー


 生活そのものをゲーム化しよう


開発力


 グローバルでの開発




ドル撮


 アイドルと一緒にどこでも撮影会ができるアプリ


乗換戦記 バトステZ


 ヘキサゴンとタイアップ


 街中に怪獣があらわれる


 移動距離がパワーになってそれを使って週末、モンスターを倒しに行く


JANPON


 じゃんけんをするアプリ




それらを具現化する開発力




課金と広告の将来性について


 守安さん両方ということになると思う


 ソーシャルゲームは課金のほうが大きくなるとおもう


 近々では売上よりも規模感


 

ネイティブアプリがいいのかブラウザアプリがいいのか

森川さん


  スマホをなんのために買うのか?


  ブラウザはネットのページをみるために


  アプリをやっていかないとスマホの価値が最大化されないのではないか?


CA内藤さん 


  スマホになって新しく生まれるトラフィック


  iPhoneに関してはアプリ Andoridはアプリがまだなかなかビジネスになっていない


  まだどっちに触れるかわからない


DeNA守安さん


    海外はアプリ中心


  直近では国内は両方(ガラケーからの移行ユーザーを考えて)


森川さん


アジアではゲームをやるためにスマホを買うというユーザーがいる


オンラインゲームは伸びているけど、ソーシャルゲームという部分では広がりがまだイマイチ


 アメリカ、日本 人との繋がりを大事に


 アジア コンソール市場がないので、ゲームらしいゲームへのニーズが強い


    韓国・中国


    カジュアルよりもコアなゲームのほうが立ち上がっていくのでは?


 ARPUはコアのほうが先に立ち上がって、その後はカジュアルの市場が立ち上がっていくのでは?




森川さん


スマホというのは全く新しい市場なので、会社として新しい市場にどう向き合うか?


 新しい市場については常に前向きに関わっていかないと。日本を元気にするという意味でも


CA


 どれくらいのビジネスの規模をやるかということで、構えが大きく変わってくる


 サイズ感の見定め


DeNA


 SAPとはなしていて感じるんだけど、スマホはいくんだろうけどどうしたらいいですか?というところが結構ある


 ぜひ騙されたと思ってngcoreと心中するパートナーを募集している


 

Session8-B:シリコンバレー最前線&世界に挑む日本のベンチャー


グリー青柳さん

米国 給与1.5倍 ストックオプション


 日本の会社であることを忘れて現地の会社としてやっていかなくてはいけない


 ビザの取得が以外と大変


 在籍1年以上でないとビザがでない


 若い人のビザが降りにくい 大学の専門性と一致していないとビザが降りにくい




あっという間に近くにソーシャルやモバイルのエコシステムを持っている会社のオフィスの中に入れる


その環境を手に入れるのに時間がかかる




Q:日本の会社がアメリカにいった時にいい人を雇うには?


青柳さん


アメリカに進出してよくわかった


住んでいると、実際に会いたいなと思った会社と会える


 接点が増えた


 これは結構行けるんじゃないかな?ということが分かってきた


Daveさん


People are carzy in Silicon Valley


日本のマーケットは非常に大きい


 潮が引いても広い海は残っている


underestimate 英語の影響力を underestimate している


マーケットが大きくて優秀な人がたくさんいる


頓智ドット井口さん


エコシステムがあるから


激しく大きなエコシステムを目の前にしている


だから我々はいくべきだ




シリコンバレー 多国籍


 奇人変人がいっぱいいる


伊佐山さん


投資サイドも梅雨の次期にいると身投げしたくなる


 そんなときシリコンバレーの気候を体験すると楽天的になる


 そういう要素がある特殊な地域ではある


青柳さん


グリー本気らしいからやるよ、と入る人が増えた


井口さん


1分か2分、ショートピッチしなければいけない機会がすごくある


 プレゼン:アメリカ人がすごいというイメージがある


 僕らがみているのは素晴らしいものしか見ていない


  つまらないピッチや馬鹿馬鹿しいピッチもある




次のシリコンバレーになりえる国、あるいは都市は?


 Daveさん

 北京が面白い


 ブラジル


  ドイツ人、イタリア人も多い


青柳さん


 北京の次は、東京かな


 インターネットの会社の時価総額 大きいのはアメリカ、中国、日本の順位


 過去10年くらいでそれなりに人材の総があつくなってきた


  でも北米のそれは日本を圧倒しているかな


  その間にいるのが中国


  中国の内需は日本を圧倒しているので、


 東京は北京に抜かれつつあるのかな


   20代の層を僕らが育てていかなくてはいけない


井口さん


 アジアのハブである シンガポールに非常に可能性を感じている


 個人的にも Singaporeの人もおそれを持っていない


 


現地のエンジニアと日本からのエンジニア モノづくりの考え方の違い


 現地のエンジニアと日本のエンジニアの給与格差は?


 青柳さん

 働き方が違う


  6時以降に会議をいれると「クレイジーか?」


いって腰をすえることで入ってくる情報やパートナーシップがある


 採用の局面でよくきかれるのが、「お前はどこに住んでいるんだ?」


  アメリカの雇用は簡単に解雇できる


  日本の雇用はそうではないので、それに応じて差がある


  そこを同じにしようとするとうまくはいかない


   シリコンバレーの水準で給与が欲しいのであれば、アメリカの待遇でいいというのであれば、


   それでいいのでは?

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Thursday, May 26, 2011

Infinity Ventures Summitに参加するため札幌にきています

今日、明日と開催されるInfinity Ventures Summitへ参加するため札幌にきています。

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Infinity Ventures Summit 2011 Spring 

去年参加した京都に続き二回目の参加です。 

考えてみると、冬以外に北海道にくるのも実は初めて。

イベントの様子をハッシュタグ #ivsで呟いています

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