Thursday, September 25, 2008

世界に役立つプロジェクト:Googleプロジェクト10(100乗)に応募してみました

グーグルが10周年を記念してか、人に役立つプロジェクトを応募しています。最終的に選抜されればプロジェクトを実現するための資金として1,000 万ドルが提供されるとのこと。

Google プロジェクト10100
google_10.jpg

面白そうな企画でしたので、私もひとつアイディアを応募してみました。

それは世界中の公的情報・科学/統計情報をAPI化して提供するというもの。

書籍ウィキノミクスでは、企業が地質情報やDNAの情報を公開することで新たな発見がおきたり、公的機関が環境調査などのデータをAPIとして提供することで様々なイノベーションが起きている事例が紹介されています。

ですが、まだ世界の中でもこのような事例は僅かにとどまっています。API化のためには予算が組まれなければなりませんし、また政府など公的機関にはAPIの有用性、可能性を正確に認識している人が少ないためです。

日本ではもちろん、多くの発展途上国においてはこのような公的情報のAPI化が進むのを待っていたら、いつそれが起こるのか分かりません。

そこで無料で公開されている公的情報をクローリングや人力などにより、いわば勝手にAPI化をしてしまったらいいのでは?と考えてみました。

政府主導で動くのを待つのではなく、API化を民間で進めてしまい、ゆくゆくはそのAPIに向けて政府が情報を更新するツールを政府内に導入してもらい,更新の負荷を軽減していくことも視野に入れられると思います。

国民、人類共有の財産である公的情報、統計情報、調査情報をAPI化することにより数多くのウェブサービスでそのような情報を新たな形で利用可能になるはずです。

またこのような世界中の各種API情報を誰でも簡単に検索できるようになれば、面白いサービスが世界各地で生まれてくるのではないかと思います。

地域の図書館の蔵書APIを使った身近なサービスから、いままでの地震の統計データから、地震の発生リスクがある地域を分析したり、保険商品と結びつけたりといろいろなことが可能になるはずです。
 

こういったアイディアをひとつ応募してみました。
こちらのコンテスト、締め切りは10月20日までですので、何か良いアイディアが思いついたら応募してみるといいのではないでしょうか。

ウィキノミクス

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