Thursday, September 4, 2014

1万円台前半でWindowsタブレットが登場! Mac(アップル)は今後大丈夫なのだろうか?

普段はMacbook Air使いの筆者です。

Macbook Airは2008年以来、大きなデザイン変更などがないので、さすがにもう飽きてきたりしています。(個人的にも2009年の2月に購入して以来、途中他の機種に乗り換えたりもしましたが、かれこれ5年以上経ってますからね…)

さて最近、価格の割安感からWindowsタブレットがインターネット界隈?で少し注目されてきているようです。

▶︎村上福之の「ネットとケータイと俺様」:叩き売られているWindows8タブレットを今更買ってみた。肩こりへるよ!

1万円台で売られているというiconia W4はOfficeのプロダクトコードがついていなかったりするので、実売だと3万円前後というところでしょうか。

そしてドイツで開催されているIFA2014にて東芝が7インチのWindows8.1搭載タブレットEncore Miniを約13000円($119.99)で発売するとの発表があり、すでにアメリカでは販売が開始されています。

▶︎GIGAZINE:東芝が激安1万3000円のWindows 8.1タブレット「Encore mini」を発表


オンラインストアでは
いま、購入すれば9/19頃に発送されます、と表示されてますね。

▶︎TOSHIBA: Encore™ mini WT7-C16 Tablet

これは安いです! HDMI出力がなかったり、液晶の解像度が1024x600どまりだったりとしますが、この価格なら十分でしょう。メモリは1GBですが、CPUはZ3735Gをちゃんと使っていますし。

この機種の発売にともなって、既存機種の値下げが起きるのはもちろん、続々と類似機種が競合各社から発売されることになると思います。

Encore miniの登場で、1万円台前半で本体が約355gというコンパクトなポディーでWindows OSの実行環境が手に入るようになった、ということになります。

HDMI出力に対応したモデルはWindows OSのライセンスによる縛りがあれば出てこないかもしれませんが、それでも日常の多くのシーンで手軽に持ち歩けるWindows OSデバイスがこの低価格で入手できるのが当たり前になっていきます。

これだけの低価格かつコンパクトな端末でPCのOSが実行できるようになってくるとPCの使い方に大きな変化がもたらされることになってくるでしょう。タブレットにWirelessのキーボードとマウスを加えればPC同様に使うことが、かなりの自由度でできるようになるわけですから。

またこの値段だと、学校や会社専用端末はおろか、学年ごとに専用の端末を用意して教育目的に販売できてしまいます。語学学習用のロゼッタストーンなんて、プリインでWindowsタブレットとバンドルで販売してもいいんじゃないかな。

中古で手放すことを考えたら、ほぼ使い捨て感覚でいけちゃいます。
会社と自宅で別々のデバイスを置いておくのはもちろん、一部屋に一台置いたり、旅行先の空港やホテル、機内で端末を購入したり。

ジャパネットたかたがいろいろなものをバンドルした独自モデルを用意して奥様方に販売するのにもピッタリです。いろいろ付いて3980円の5回払い、とかでいけちゃう訳ですから。

過去にも100ドルPCといった低価格ミニノートが話題になりましたが、今のWindowsタブレットはソフトウェアの実行速度がその時よりもはるかに快適になっていますし、micro USBだけで充電でき、駆動時間も長くなり、タッチ操作ができるなど使い勝手が大幅に向上していますので、その時とは全然違うと思います。キーボードなど入力装置はこだわりたい人はお金をかけて良いものや、自分に一番あったものを選ぶこともできますし。


一方でMac OSで同様の環境が実現するのか、と考えてみるとこれはかなり難しいような気がします。将来的に重さ350g程の軽量な本体でMac OSは実行できる製品が発売されるかもしれませんが、ここまでの低価格で出してくるというのは難しいのではないでしょうか。

またMacはしばらくはiPadをiOSで販売していくことに注力し続けていくと思いますので、これほどの小型のデバイスでMac OSが動作する製品はここ1、2年では出てこないのではないかと思います。

ちなみに現在、発売されているiPad miniが重さ331gで価格が29800円(米国$299)。最小のMacOS端末であるMac miniが56800円(米国$599)です。

残念ながらMac OSで同様のことが実現するようになるのはしばらく難しいんじゃなかな。

アップルとしては、PCのOSをタブレットに持ってくるよりも逆にiOS(iPad)でWindowsのPC市場を駆逐していくことも視野に入れていたのかもしれませんが、これだけ低価格でWindowsタブレットが出てくると、それはもう成立しないでしょう。(Windows OSの競合はAndoridやChrome bookだという話もありますが)

こうしたローコストのWindowsタブレット端末の普及が、今後Windowsの大きな巻き返し&Macの凋落の大きなきっかけになるかもしれません。

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