Monday, January 28, 2013

エレベーターの閉じるボタンを押さないアメリカ人

エレベーターの開くボタン、閉じるボタンのデザインに関する論争がブログやツィッター、NAVERまとめなどで起こっています。

fladdictさんのツイートから始まり、いろいろな人が新たにエレベーターの開閉ボタンをデザインする様子がNAVERまとめで紹介されています。

間違えやすい「エレベーターの開閉ボタン」をJAYPEGでデザイナーたちがリデザインしてみた

fladdictさん自身もデザインしたり、
わかりやすい「エレベーターの開閉ボタン」ってどんなんだろうね?
ネット家電ベンチャーであるCerevoの岩佐さんは開くボタンをなくすべきと主張したり
エレベーターの閉じる/開くボタンのUI改善 ~日本マーケット向けの決定打は『ひらく』ボタンの撤廃だ~


岩佐さんは閉じるボタンのほうが開くボタンよりも利用頻度が高いということで「開く」ボタンはむしろいらないのではというアイディア。

確かに閉じるボタン、僕も急いでいる通勤時によく使っています。


でも、ニューヨークに1年半住んでいるときはこの「閉じる」ボタンを押している人をほとんどみかけませんでした。


ニューヨークには古いビルが多いので、エレベーターも古いものが多く閉じるまでかなり時間がかかります。それでも忙しい通勤時であってもこの「閉じる」ボタンを押している人を日本人以外で見かけたことがありません。

単にアメリカ人の多くが、通勤時には鞄ともう片方の手にコーヒーを持っているので手がふさがっているからかもしれませんがw

それでも他の時間帯でも「閉じる」ボタンを押している人を見たことがないんですよね。

日本人が時間に対してせっかちだからなのか、アメリカ人が時間に対して鷹揚だからなのか。


Yahoo!知恵袋にも投稿がありましたが、やはり日本ほどは閉じるボタンが使われていないようです。

海外のエレベーターの「閉じる」ボタンについてお伺いします。



またアメリカだとエレベーターの中でも知らない人とでもよく挨拶をしたり、会話が始まったりします。

エレベータのボタンを押すよりも、こうした会話が始まってエレベータの開閉にまったく気にかけていないという場面を多く見かけました(そうした場面で同じエレベータ内に居合わせると少しイライラしてしまうのが悲しいところ)。

単に習慣の違いからだと思いますがエレベータの開閉に気をかけるよりも、こうした会話で何気ない時間を有効に使っているとも言えますね。

エレベーターピッチという言葉が生まれるのもさもありなん。



またスティーブ・ジョブスだったら開くボタンも閉じるボタンもなくしてしまいそうな気がします。

アップルストアのエレベーターは階数選択ボタンがなく、一番上に緊急ボタン、一番下に車いすと矢印のアイコンだけがついた閉じるボタンのみとなっています。

Photo by eliazar

アップルストアのエレベータは半分アトラクションなので、使うとイライラしちゃいますけどね。

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